キラサビタイムス☆彡

~錆猫責任編集~
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積読拾読(人生いろいろ編)

2021-07-01 | 
7月になりました!
カレンダーの祝日を直すべし!

毎日が猫まみれ!作家・大佛次郎の『ねこのいる日々』はエッセイと後ろに短編ちょこっと
大佛先生は飼い猫はもとより、訪問先に居る(と思われる)猫たちにも気遣いを忘れない
奈良の山寺の猫にはお年賀(目刺し)を差し入れしていた
猫たちに会えなくても、猫が目刺しを見つけて貪り食うのを空想してひとりニヤけるのである
それを読んで私もニヤける
大佛先生が、先生と同様に多くの猫と暮らしていた木村さんのお通夜に行くと
「弔客のひざに猫が配当されて分かれて座っていた」そうだ
なんと!想像してみるだけでも面白すぎる
エジプトの猫、歌舞伎を見る側のスタンス、慶喜の猫、の話も興味深い
大佛先生は雑巾猫と呼んでいたが
画家の猪熊弦一郎が気に入って褒めた猫は多分サビ猫だと思うよ

『IKEAのタンスに閉じこめられたサドゥーの奇想天外な旅』は2019年に見た映画の原作
テンポも良くて、いろんなお国柄が見えて面白い
しかし、何だか滑稽だけど上手くいってしまう主人公の周囲には
明日がどうなるか分からない密航者が常に大勢いるという現実があるのだ

奈良でパン屋さんを営んでる店主が奏でる『サンドイッチブルース』
お店にまつわるあれこれよりも
有意義な時間の使い方、逆境や継続についてのエッセイが私には刺さった

NHKの「ふるカフェ系 ハルさんの休日」で流れる「ハッとして!GOOD!」
を歌う二階堂和美さんが『気になってるん!01』
「着かけの服」という謎のタイトルのインタビューで二階堂さんにすごく親近感を持った
毎回洗濯しなくても、毎日風呂に入らんでも、夜に爪切っても、寝る前にコーヒー飲んでも
ええじゃないかええじゃないか!
そうそう、スタジオジブリの「かぐや姫の物語」の主題歌を歌うのも二階堂さん
映画館でその歌声に衝撃を受けたのを思い出した

雑貨を知りすぎた雑貨店店主が訴える『雑貨の終わり』
著者は、本・食品・服・美術品・工芸品・骨董品など
身の回りのあらゆるものが「雑貨化」してしまったことを憂いている
レディメイドやデュシャンのことは知らなかったが
その概念が都合よく解釈されて価値が反転してしまった様子には私も腹が立った
そして無印良品の雑貨化最終形やMッキーのぬいぐるみ電報の恐怖!
その雑貨の背景を理解し、置く場所をちゃんと想像して
売ったり買ったり選んだり贈ったりしてるのか
ということを非常に著者は気にしている気がした
で結局、身の回りのあらゆるものが「雑貨化」して何が悪いのか
この本を読む前の私は少なからずそう思っていた…いや今もそう思っている
今や消費者は多くのものを「雑貨化」した状態で買うしかないから
しょーもないものを買わないように気を付けたい
(しかししょーもないものがまた可愛かったりするんだよな)

『人生で大切なことは月光荘おじさんから学んだ』という人、多数あり
色や絵の具というものは発明品だったんだなー
この本を読みながら、そういえば友人の美術家はどんなスケッチブック使ってたかしら、とか
学生時代は月光荘に行ったりしていたのかなー聞いてみたいな、などと思っていたら
その友人から松本俊介の絵葉書が来てびっくり!
松本俊介もきっと月光荘で絵の具買ったりしていたに違いないよね

『民族衣装を着なかったアイヌ』はとても読み応えがあった
著者自身がアイヌをルーツとする女性であり、取材も一人一人濃密だ
サハリンで生まれ、40歳で日本に来たというAさんの人生が衝撃的だった
Aさんはサハリンで終戦を迎えた瞬間に
自分がこれから何人として生きて行くのか決断を迫られる…そして放った言葉が…
解説によると、現在アイヌと日本人は全く違うわけでもないし同じでもない「あわい」ところにあるという
研究者もその「あわい」感じを表現しきれなくてうまく伝わらなくて悩んでるようだ
ところで、去年開館し、共生を謳うウポポイについては著者はどう思っているのか聞いてみたい

世界一シンプルな『ハーブカタログ』である
1頁に1つのハーブの絵と簡潔丁寧な紹介
後半は簡単なハーブの使い方説明
一家に一冊!

今回もいい話だった『髪を切りに来ました。③』
見た目は若干チャラいが超真面目なお父ちゃんみたいな人、何人か知ってるわー

『空挺ドラゴンズ①~⑩』一気読み
これは世界の龍料理漫画である
端々にジブリっぽい感じが出ちゃってる
絵が上手い

『はじめてであうすうがくの絵本2』で家の者が数学に目覚めたらしい
後ろの解説も含めてすんごい絵本だ
プログラミングを勉強しているちびっこにもおすすめ

待ってました!「てくり29号」
盛岡行って蕎麦食べてぶらぶらして喫茶店行ってまたぶらぶらして
川覗いてまたぶらぶらして冷麺とちょこっとカルビ食べたりしたい

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2 コメント

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ハルさんといえば… (さくら)
2021-07-01 17:06:13
先日、私の実家の近くのカフェが出ていたよ。
私が住んでいた当時は、シャッターのしまったただの倉庫みたいな建物だったんだけどね。
こうも変わるものか!と感心したよ。
いつか実家のほうに行くことがあったら寄ってみたいけど、目の前はそれなりの交通量の道だし、駐車スペースもあるのかしら…。
今の家の近くにも、出られそうなカフェはあるんだけどね(前に一緒に行ったの、覚えてる?)
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覚えてる! (マルネッコ☆彡)
2021-07-01 17:32:21
さくらちゃんへ

埼玉のカフェ…長屋みたいなところかな?
角煮が美味しそうだった。
私も久しぶりに駄菓子横丁行って無駄なものを買いたいよ。

一緒に行ったカフェ、覚えてるよー変な色のキューブで行ったね(^^;
あそこ、寅さんのロケ地なんだって。
メニューもちょっと変わってたよね。
返信する

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