木田金次郎美術館のサイトで木田と有島武郎の関係を知って
有島武郎の『生まれ出づる悩み』を読まねばと思ったんだと思う
後の新書『有島武郎』によると
有島は、人の生き方が出身(地)と血統(血)に宿命的に縛られてしまうと感じていたようだ
それを表現するために
『生まれ出づる悩み』の主人公として画家の木田が格好のモデルだったということ
たとえ主人公の青年画家に才能があっても
それを認める環境が整っていなければ正当な評価が下されない
出身地から出られず、そこでの生活のために漁師として過酷な労働に従事せねばならず
創作活動に没頭する時間も無いのである
北国の宿命?…何処出身だからどうだと人は型に嵌めてしまいがちだが
北と南(出身)ということも有島がこだわっていたことのようだ
木田本人がどんな人だったのかはまだまだ良く分からないので後で調べる
私はこの小説の漁船が転覆したシーンにえらい驚いた
まるで転覆した船に居たか、俯瞰で見ていたかしていないと書けないような臨場感!
BSで見た「漂流アドベンチャー」のようだった
一方、『小さき者へ』に描かれている家族は
ジブリ映画「となりのトトロ」に出てくるメイとサツキの家族に似ている気がした
宮崎駿はもしかしてここ(有島)からもインスピレーションを受けたのか
ということで次の本へ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/99/2bb56da3624319b4ca7d1f985268baf6.jpg)
『小説 となりのトトロ』なんて本があるわけ
もちろん原作は宮崎駿
メイとサツキのお父さんが北大の寮歌「都ぞ弥生」を歌うシーンが出てきてびっくり
ここからお父さんは北大出身ではないかと推測されるのだ
北大と言えば、有島武郎も札幌農学校出身である
おぉ!なんとなく謎が解けた感じ
岩波新書の『有島武郎』に戻ろう
これを書いたのは有島を専門に研究しているという稀有な?独立研究者である
有島の血筋の話で南部藩が出てきてへぇと思ったり
新渡戸稲造との関係でほぉと思ったり
今回は有島の生立ちと木田と関係ありそうな部分だけななめ読みした
詩人のアーサー・ビナードの『日々の非常口』の立ち読みを勧められたが
私が立ち読みできる本屋には思った通り無かったのでBOOKOFFで購入
月極、東西、南蛮、ユビキタス、ハロー注意報、俳句の英訳、丸木スマ、
弱いボクサー、痩せた錯覚、蟻の一歩目、ほかほかの英訳、
遺伝子組み換え菜種の悲劇、略語、草原の我が家とバイソン…
朝のスピーチに使えそうな話題いっぱい
またまた『アルプスと猫 いしいしんじのごはん日記3』である
今回は2005年10月1日~2006年9月30日の1年間
私が滋賀の五個荘あたりでウロチョロしていた頃である
いしいさんは三浦半島のお家と松本のお家と東京を行ったり来たり
基本、松本のお家でお仕事をしているので
勤務先から奥さんが帰ってくるシーンが頻繁にほのぼのと描かれる
・11月、「フランダースの犬」が初めて訳された時、ネロ=清と知る
・12月、科学雑誌を読んでいたら奥さんに「そんなの読むくらいなら家じゅう掃除する」と言われる
・2月、奥さんがカラスがうずくまったような形のズボンを履いている
・3月、PCが故障してりんご電話相談室に電話したら丁寧な対応になっていて驚く
・同月、三崎に4畳サイズのマンボウがあがる
・同月、原宿の南京豆の漫画のおもちゃを売る店で奥さんと待ち合わせ
・4月、めがねをかけた少年がぼろい服を着て宙を飛んだりして活躍する映画を見る
・6月、クロネコさんが玄関で「にゃー」と叫ぶ
・7月、獰猛な猫科動物の自動車でお迎えに来てもらう
・8月、昔のスイカはカブトムシの匂いがしたけど最近はしない
『ギケイキ②』文庫出た!
密偵に行った女子(架空の人物らしい)の場面がドキドキした
今回の義経さんも全然カッコ良くはない
しかしいちいち丁寧にいろいろ説明してくれて親切
表題の『パンドラの函』は置いといて『正義と微笑』に用がある
これは昭和10年ごろの日記という想定で書かれている
優秀な兄弟をお持ちの方、
楽しいキャンパスライフを夢見て大学に入ったけどあれっ?と思った方、
共感する部分があると思う
「図書 2021 7」
東京オリンピック・パラリンピックも終わり
2021年9月30日、コロナ第5波が終息したとして緊急事態宣言が解除された
しかしこの国には「原子力緊急事態宣言」が依然として発令されたままである
「図書 2021 8」
(「セルビアから遠く離れて」より)
芸術はまだ暫く戦争をいろいろな方法で描写し続ける
しかし、もういい!人生は止まっていない
戦争を経験した人や目撃した人は
いつまでも過去に生きていないといけないのですか?
表紙にはЗдравствуйте(ズドラーストヴィチェ)=こんにちは と書いてある
『nico ロシア冊子』という雑貨屋さん発行のリトルプレスである
日々変なものを撮りたい私にとっては、琴線に触れる写真がいっぱいだ
最後に『3月のライオン⑯』出た!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/b6/696e83762409202c4057b6e5b845a5b1.jpg)
急にスーパーカミオカンデのジグソーパズルが売れて
?となっている(と思われる)カミオカンデ関係者の方々
この漫画のせいですぞ!(私も欲しい)
有島武郎の『生まれ出づる悩み』を読まねばと思ったんだと思う
後の新書『有島武郎』によると
有島は、人の生き方が出身(地)と血統(血)に宿命的に縛られてしまうと感じていたようだ
それを表現するために
『生まれ出づる悩み』の主人公として画家の木田が格好のモデルだったということ
たとえ主人公の青年画家に才能があっても
それを認める環境が整っていなければ正当な評価が下されない
出身地から出られず、そこでの生活のために漁師として過酷な労働に従事せねばならず
創作活動に没頭する時間も無いのである
北国の宿命?…何処出身だからどうだと人は型に嵌めてしまいがちだが
北と南(出身)ということも有島がこだわっていたことのようだ
木田本人がどんな人だったのかはまだまだ良く分からないので後で調べる
私はこの小説の漁船が転覆したシーンにえらい驚いた
まるで転覆した船に居たか、俯瞰で見ていたかしていないと書けないような臨場感!
BSで見た「漂流アドベンチャー」のようだった
一方、『小さき者へ』に描かれている家族は
ジブリ映画「となりのトトロ」に出てくるメイとサツキの家族に似ている気がした
宮崎駿はもしかしてここ(有島)からもインスピレーションを受けたのか
ということで次の本へ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/99/2bb56da3624319b4ca7d1f985268baf6.jpg)
『小説 となりのトトロ』なんて本があるわけ
もちろん原作は宮崎駿
メイとサツキのお父さんが北大の寮歌「都ぞ弥生」を歌うシーンが出てきてびっくり
ここからお父さんは北大出身ではないかと推測されるのだ
北大と言えば、有島武郎も札幌農学校出身である
おぉ!なんとなく謎が解けた感じ
岩波新書の『有島武郎』に戻ろう
これを書いたのは有島を専門に研究しているという稀有な?独立研究者である
有島の血筋の話で南部藩が出てきてへぇと思ったり
新渡戸稲造との関係でほぉと思ったり
今回は有島の生立ちと木田と関係ありそうな部分だけななめ読みした
詩人のアーサー・ビナードの『日々の非常口』の立ち読みを勧められたが
私が立ち読みできる本屋には思った通り無かったのでBOOKOFFで購入
月極、東西、南蛮、ユビキタス、ハロー注意報、俳句の英訳、丸木スマ、
弱いボクサー、痩せた錯覚、蟻の一歩目、ほかほかの英訳、
遺伝子組み換え菜種の悲劇、略語、草原の我が家とバイソン…
朝のスピーチに使えそうな話題いっぱい
またまた『アルプスと猫 いしいしんじのごはん日記3』である
今回は2005年10月1日~2006年9月30日の1年間
私が滋賀の五個荘あたりでウロチョロしていた頃である
いしいさんは三浦半島のお家と松本のお家と東京を行ったり来たり
基本、松本のお家でお仕事をしているので
勤務先から奥さんが帰ってくるシーンが頻繁にほのぼのと描かれる
・11月、「フランダースの犬」が初めて訳された時、ネロ=清と知る
・12月、科学雑誌を読んでいたら奥さんに「そんなの読むくらいなら家じゅう掃除する」と言われる
・2月、奥さんがカラスがうずくまったような形のズボンを履いている
・3月、PCが故障してりんご電話相談室に電話したら丁寧な対応になっていて驚く
・同月、三崎に4畳サイズのマンボウがあがる
・同月、原宿の南京豆の漫画のおもちゃを売る店で奥さんと待ち合わせ
・4月、めがねをかけた少年がぼろい服を着て宙を飛んだりして活躍する映画を見る
・6月、クロネコさんが玄関で「にゃー」と叫ぶ
・7月、獰猛な猫科動物の自動車でお迎えに来てもらう
・8月、昔のスイカはカブトムシの匂いがしたけど最近はしない
『ギケイキ②』文庫出た!
密偵に行った女子(架空の人物らしい)の場面がドキドキした
今回の義経さんも全然カッコ良くはない
しかしいちいち丁寧にいろいろ説明してくれて親切
表題の『パンドラの函』は置いといて『正義と微笑』に用がある
これは昭和10年ごろの日記という想定で書かれている
優秀な兄弟をお持ちの方、
楽しいキャンパスライフを夢見て大学に入ったけどあれっ?と思った方、
共感する部分があると思う
「図書 2021 7」
東京オリンピック・パラリンピックも終わり
2021年9月30日、コロナ第5波が終息したとして緊急事態宣言が解除された
しかしこの国には「原子力緊急事態宣言」が依然として発令されたままである
「図書 2021 8」
(「セルビアから遠く離れて」より)
芸術はまだ暫く戦争をいろいろな方法で描写し続ける
しかし、もういい!人生は止まっていない
戦争を経験した人や目撃した人は
いつまでも過去に生きていないといけないのですか?
表紙にはЗдравствуйте(ズドラーストヴィチェ)=こんにちは と書いてある
『nico ロシア冊子』という雑貨屋さん発行のリトルプレスである
日々変なものを撮りたい私にとっては、琴線に触れる写真がいっぱいだ
最後に『3月のライオン⑯』出た!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/b6/696e83762409202c4057b6e5b845a5b1.jpg)
急にスーパーカミオカンデのジグソーパズルが売れて
?となっている(と思われる)カミオカンデ関係者の方々
この漫画のせいですぞ!(私も欲しい)