５月１４日 国内社会中心のできごと

全国６２６７人感染＝東京８５４人、大阪５７６人－新型コロナ（時事通信）
◆全国で１４日、新たに６２６７人の新型コロナウイルス感染が確認された　重症者は前日から５人減の１２０９人で、１週間ぶりに前日を下回った　死者は計８１人だった
◆新規感染者は、新たに緊急事態宣言の対象となる北海道が５９３人で、前日より１１９人減ったが、過去２番目に多い　岡山県は１６６人、広島県が２１０人だった　岐阜県（１５５人）と熊本県（１２４人）、大分県（１０２人）では過去最多を更新した　東京都では、新たに８５４人の感染が分かった　大阪府では５７６人の感染が判明した

栃木・大田原市長　キャンセル分優先接種「危機管理上必要」（毎日新聞）
◆栃木県大田原市の津久井富雄市長（７１）は１４日の定例記者会見で、藤原和美副市長（６１）とともに、新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け集団接種でキャンセルされた分を優先的に接種していたことを明らかにした
◆新型インフルエンザのワクチン接種などを想定した市のマニュアルを準用　津久井市長は「万全なコロナ対策を取るためにも危機管理上、仕方がない」と理解を求めた

町長ら職員約１００人接種、市長ら三役キャンセル待ち上位　埼玉（毎日新聞）◆新型コロナウイルスワクチンを巡り、埼玉県寄居町は１４日、町長をはじめ町職員約１００人を「医療従事者等」と見なして接種を受けていたことを明らかにした　また加須市では、市長ら三役をキャンセル待ちの上位とし、接種を受けていた

和歌山・海南市長と紀美野町長も接種　医療用キャンセルで（毎日新聞）
◆和歌山県海南市の神出政巳市長（７０）と同県紀美野町の寺本光嘉町長（７６）が、医療従事者向けの新型コロナワクチンの接種を受けていたことが１４日、明らかになった　両市町によると、急きょキャンセルが生じたため、県に確認した上、年齢順で職員の中で最高齢の首長に接種を打診したと　両市町ともに「ワクチンの廃棄を防ぐために対応した

西鉄バス運転手、ＰＣＲ検査報告せず常務続ける　その後陽性判明（毎日新聞）
◆西日本鉄道は１４日、土井自動車営業所（福岡市東区）に所属する路線バスの３０代男性運転手が、新型コロナウイルスに感染したと発表した　運転手は体調不良で１３日にＰＣＲ検査を受けたが、会社に報告せずに１４日に福岡市内を走る路線バスにそのまま乗務し、その後に陽性と判明した
◆西鉄によると、運転手は１１日の勤務終了後にだるさを感じ、１２、１３日は予定されていた休みを取り、１３日に医療機関を受診してＰＣＲ検査を受けた　体調不良時やＰＣＲ検査を受ける際には会社に報告することが義務づけられていたが、運転手は報告しなかった


１２日後から感染報告減少＝ワクチン接種「効果を示唆」－国内初の大規模調査（時事通信）
◆国立感染症研究所は１４日、新型コロナウイルスワクチンを接種した国内の医療従事者では、接種の１２日後から感染の報告が減少したとの分析結果を公表した　厚生労働省の専門部会で報告した担当者は「ワクチンの効果が示唆される」と指摘した　国内でワクチン接種後の感染状況を検証した大規模な調査は初めて

ワクチン接種会場へのタクシー代助成　独居高齢者対象　栃木・足利（毎日新聞）
◆１３日　４月２５日投開票の栃木県足利市長選で初当選した早川尚秀市長（４８）が１３日就任し、初の記者会見で、新型コロナウイルスワクチンの集団接種を受ける７５歳以上の高齢者のうち、独居や７４歳以下の同居家族がいない約１万５０００人に対し接種会場までのタクシー代を全額助成する方針を明らかにした

ファイザー製２回接種で「９９・８％に抗体」…研究チーム「コロナと戦う力ついた」（読売新聞）
◆１３日　川崎医科大の研究チームは１３日、米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンを２回接種した人の９９・８％が感染を防ぐ可能性がある抗体を得たとする経過報告を発表した
◆研究責任者で、厚生労働省の「予防接種・ワクチン分科会」で分科会長代理を務める中野貴司教授（感染症学）は「ワクチンを打つことでコロナと戦う力がついたと考えられる」と話している


元国税局職員に有罪判決＝大麻栽培、密売－札幌地裁（時事通信）
◆大麻を栽培し密売したなどとして、麻薬特例法違反と大麻取締法違反などの罪に問われた元札幌国税局職員、　恵介被告（４６）の裁判員裁判の判決が１４日、札幌地裁であった　中川正隆裁判長は懲役９年、罰金６００万円、追徴金１６５０万円（求刑懲役１３年、罰金６００万円、追徴金約１６５０万円）を言い渡した
◆判決によると、　被告は２０１９～２０年、札幌市の共同住宅で大麻を栽培　別の男と共謀し、計約５キロを約１００人に密売し、計約１６５０万円を売り上げた

「稲わらに禁止薬物」と結論　岩手競馬　再発防止会議（毎日新聞）
◆岩手競馬の競走馬から禁止薬物のボルデノン（筋肉増強剤）が相次いで検出された問題で、県競馬組合は１３日、再発防止対策会議を開き、薬物が検出された原因や今後の防止策について報告した
◆２０１８～１９年に計１２頭の競走馬からボルデノンが検出された原因について、「（厩舎の）敷料として利用されていた稲わらにボルデノンが含まれ、それを馬が食べたことによる可能性が高い」と結論づけた　再発防止策として、２０年３月から敷料を馬が口にすることが少ない木製チップに変更しており、今後も継続する

トラック荷台から風にあおられ…卒業生の個人情報７人分、行方不明（読売新聞）
◆１３日　山形市教育委員会は１３日、山形市内の市立中学校で、卒業生の個人情報が記された資料１３人分が、廃棄処分のためにトラックで運ぶ途上、荷台から落ち、うち７人分が現在も行方不明になっていると発表した　資料は、今春卒業した生徒の記録で、学校生活について尋ねたアンケートの回答を基に、業者が満足度や意欲などを分析したもの
◆発表によると、１１日午後３時頃、学校職員２人が機密文書などの回収に来たトラックに、資料が入った段ボール箱５０箱を載せた　市では、機密文書を廃棄する際、箱をテープで密閉すると指導している
◆段ボール箱もテープで閉じられていたが、職員たちは資料をとじるクリップを外すために開封し、その後テープを貼り直さなかったと　トラックに屋根はなく、風にあおられ、一部が飛ばされたとみられる　その日の夕方、市民から紙を拾ったという連絡が学校にあり、搬送先で確認したところ、１３枚がなくなっていた

小中学力調査、６年度から電子化　埼玉県教委（産経新聞）◆埼玉県教育委員会は１４日、小中学生の学習の定着度を確認するために年１回実施している「学力・学習状況調査」について、令和６年度からタブレット端末などで受験する方式へ全面移行すると発表した

犬同士の噛みつきトラブル、飼い主に賠償命令　東京地裁（産経新聞）
◆東京都杉並区の公園で平成３０年３月、散歩中の小型犬が中型犬に噛まれて負傷したとして、小型犬の飼い主が中型犬の飼い主に対して損害賠償の支払いを求めた訴訟の判決が１４日、東京地裁であり、内藤和道裁判官は中型犬の飼い主に慰謝料など計約１５万７千円の支払いを命じた
◆原告側によると、小型犬と飼い主の女性に、リードをつけていなかった別の大型犬が近づき、小型犬がうなったところ、そばにいた中型犬がかみついた　小型犬は３カ所をかまれ、深さが最大３センチに達する傷を負ったと

東京・八王子中２自殺　「いじめと学校対応に要因」　調査委報告書（毎日新聞）◆２０１８年に東京都八王子市の市立中２年の　さん（当時１３歳）が自殺した問題で、原因などを再調査してきた「市いじめ問題調査委員会」（委員長・倉持政勝弁護士）は１４日、「いじめと学校の対応が主な要因」とする報告書を公表した

喜多川歌麿の模造切手など転売容疑　古物商ら８人を書類送検（毎日新聞）
◆喜多川歌麿の「ビードロを吹く娘」や菱川師宣（もろのぶ）の「見返り美人」などの図柄の模造切手をインターネットオークションで販売したとして、警視庁保安課は１４日、横浜市の古物商ら７都府県の４０～７５歳の男性８人を郵便切手類模造等取締法違反容疑で書類送検した
◆８人の書類送検容疑は２０１９年３月～２１年１月、著名な美人画の図柄や、郵便局で使用する押印機のテスト用として作られた模造切手を、ネットオークションを通じて最高約５４万円（計１８０枚）で販売したとしている

酒気帯び運転の疑い　相模原市の男を現行犯逮捕　神奈川県警（産経新聞）
◆１４日午前０時５０分ごろ、相模原市中央区矢部の市道で、「交通事故を起こした」と１１０番通報があった　神奈川県警相模原署員が駆け付けたところ、ワンボックスカーが新聞配達員の男性（７１）が乗るミニバイクに追突し、停車しているのを発見
◆車を運転していた男を調べたところ、基準値を上回るアルコールが検出されたため道路交通法違反（酒気帯び運転）の疑いで現行犯逮捕した　逮捕されたのは、同区宮下本町の会社員、　容疑者（２６）
◆同署によると、　容疑者は事故を起こした直後に自ら１１０番通報　同署員が　容疑者から酒のにおいがすることに気付き、呼気検査をしたところ、基準値の２倍以上のアルコールが検出された　取り調べに対して「店で酒を飲んだ」などと供述していると

生後５か月の長女殺害容疑、「鼻や口をふさぐなどした」母親と知人の男再逮捕（読売新聞）
◆生後５か月の長女の遺体を放置したとして、神奈川県西部に住む母親の少女（１９）と、知人の同県秦野市栃窪、会社員　巧容疑者（２６）が死体遺棄容疑で逮捕された事件で、県警は１４日、２人を殺人容疑で再逮捕した
◆発表によると、２人は共謀して４月２４日午前４時頃、少女宅で、長女を殺害した疑い　長女の死因は窒息とみられ、少女は「鼻や口をふさぐなどした」と供述し、容疑を認めている

性風俗店に女性をあっせんした疑い、自称投資家を逮捕…横浜駅周辺に三つのスカウトグループ（読売新聞）
◆１３日　横浜市中区の性風俗店に女性をあっせんしたとして、神奈川県警生活保安課と戸部署は１３日、東京都港区、自称投資家の男（３２）を職業安定法違反（有害職業の紹介）容疑で逮捕した　男は逮捕容疑を認めたが、体調不良を理由に同日釈放された
◆発表では、男は昨年１月１０日、横浜市金沢区のアルバイト男性（２３）（職業安定法違反で罰金３０万円の略式命令）らスカウトグループと共謀し、３０歳代の女性を性風俗店に紹介した疑い　生活保安課によると、横浜駅周辺では三つのスカウトグループが活動しており、店側に女性を紹介すると、女性の給料の一部がグループ側に支払われる仕組みになっていると

「めぐみへの誓い」映画監督、新潟県知事と面会　「拉致問題への関心高めたい」（産経新聞）
◆北朝鮮にさらわれた横田めぐみさん（５６）＝拉致当時（１３）＝ら被害者や救出活動に奔走する家族の闘いを描いた映画「めぐみへの誓い」の野伏翔監督（６９）らが１４日、めぐみさんの拉致現場から約２キロのところにある映画館「シネ・ウインド」（新潟市中央区）で１５日から上映が始まるのを前に新潟県庁を訪れ、花角英世知事と面会し作品の周知などを求めた
◆花角知事は「拉致問題への関心を高めるため、多くの人に見てもらいたい。関係機関を通じて告知していく」と述べた　野伏監督は「特定失踪者を含め拉致は日本人全体の問題だ。映画が、こうした（被害者全員の帰国を実現できずにいる）状況を許している社会を考えるきっかけになれば」と

逮捕医師、父親の手術拒否＝「なぜ長生きさせる」－京都府警（時事通信）
◆難病の筋萎縮性側索硬化症（ＡＬＳ）患者への嘱託殺人罪などで起訴された医師の　直樹容疑者（４３）らが、　容疑者の父親を殺害したとされる事件で、当時父親が入院していた病院側が手術を提案したところ、　容疑者が断っていたことが１４日、捜査関係者への取材で分かった　「なぜ長生きさせようとするのか」と話していたと

「父親、周囲不幸にする」＝殺害容疑の医師らメール－京都府警（時事通信）◆難病の筋萎縮性側索硬化症（ＡＬＳ）患者への嘱託殺人罪などで起訴された医師の　直樹容疑者（４３）らが、　容疑者の父親を殺害したとされる事件で、事件の前後に同容疑者らが、父親について「周囲を不幸にする」と記したメールのやりとりをしていたことが１４日、捜査関係者への取材で分かった

違法薬物を譲り受けた疑いで警官を逮捕　密売人から複数回　広島（毎日新聞）
◆覚醒剤とみられる違法薬物を繰り返し譲り受けたとして、広島県警は１４日、県警機動捜査隊東部分駐隊の巡査長、　悠容疑者（３５）＝福山市本郷町＝を麻薬特例法違反（譲り受け）の疑いで逮捕したと発表した　逮捕容疑は２０２０年１２月２７日と２１年３月３日、尾道市と福山市内の駐車場で、密売人から覚醒剤とみられる薬物を譲り受けたとしている

「９年間屋外での運動機会なし」　徳島刑務所受刑者が国賠提訴（毎日新聞）
◆徳島刑務所（徳島市）でカメラ付きの個室に収容された上、屋外での運動機会を約９年間与えられず、腰などに抱える疾患への適切な医療措置も受けられなかったのは違法などとして、服役中の男性受刑者（５６）が１４日、国に慰謝料など約２７００万円の損害賠償を求める訴訟を徳島地裁に起こした
◆訴状によると、男性は２０１２年２月に徳島刑務所に入った。腰や膝に疾患があったが、コルセットなどの使用が許されずに症状が悪化し、自力歩行ができなくなった　車椅子などで屋外に出たいと申し立てたが、刑務所側はこれを認めず、２１年３月まで事実上、屋外で運動ができなかったと

福岡ＦＧ　４年ぶり最終減益　コロナ関連融資増え本業は堅調（毎日新聞）
◆ふくおかフィナンシャルグループ（ＦＧ）が１４日発表した２０２１年３月期連結決算は、最終（当期）利益が前期比５９・６％減の４４６億円だった　減益は４年ぶり
◆本業のもうけを示すコア業務純益は傘下３行（福岡、熊本、十八親和）の単体合算で１・０％増の７９７億円だった　有価証券利息が減った一方、新型コロナウイルス対応の融資制度による融資額が約７５００億円に上ったことなどで利息が１０億円増えた

１９年豪雨「河川管理怠り浸水被害」　賃貸業者が久留米市を提訴（毎日新聞）
◆２０１９年夏に福岡県久留米市に降った豪雨で、市が河川や排水機場などの管理を怠ったため浸水被害が生じたとして、市内の不動産賃貸業者が１４日、市に約２７００万円の損害賠償を求めて福岡地裁久留米支部に提訴した
◆訴状などによると、１９年７月と８月の豪雨で、市中心部の筒川や周辺の水路などから水があふれて周囲が冠水し、業者が所有する賃貸物件などが浸水被害を受けて補修費や賃借人への損害賠償、不動産評価額の下落などの損害が生じたと

市長選で現職の票取りまとめか、前副市長２人を逮捕（読売新聞）
◆１３日　大分県佐伯市長選を巡る公職選挙法違反事件で、県警は１３日、告示前に特定候補への投票を市職員に依頼したとして、いずれも前副市長の　隆久（６１）、　邦和（６３）の両容疑者を公選法違反（地位利用、事前運動）の疑いで逮捕した
◆発表では、２人は共謀し、市長選（４月４日告示）の告示前の３月中旬、市役所で部下の職員に特定候補への投票と票のとりまとめを依頼した疑い

ＪＡ阿蘇の職員過労自殺　遺族が損賠提訴　「適切な管理怠った」（毎日新聞）
◆ＪＡ阿蘇（熊本県）の工場で長時間労働を強いられ２０１９年に自殺したとして労災認定を受けた男性（当時２９歳）の父親が１４日、同ＪＡなどに約７５００万円の損害賠償を求める訴えを熊本地裁阿蘇支部に起こした
◆訴状などによると、男性は１０年に同ＪＡの職員となり、その後、同県小国町のヨーグルト工場で仕込み作業などを担当した。同僚の退職で１８年６月からは１人で仕込みを担当することになり、１９年３月、自宅近くで命を絶った　父親は「ＪＡは労働時間や人員配置などの適切な管理を怠り、安全配慮義務に違反した」と訴えている

沖縄・本島南部の土砂採取　業者に遺骨確認命令　玉城知事（毎日新聞）◆米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の県内移設に伴う名護市辺野古沿岸部の埋め立てで、沖縄本島南部から土砂の調達が検討されていることに関連し、玉城デニー知事は１４日、糸満市にある沖縄戦跡国定公園内で鉱山開発を計画している業者に対し、自然公園法に基づく措置命令を出した


介護保険料が６０００円超え　発足時の２倍以上、サービス利用増で（毎日新聞）
◆厚生労働省は１４日、６５歳以上の高齢者が４月以降に支払う介護保険料の全国平均が月額６０１４円になったと発表した　前期の２０１８～２０年度に比べ１４５円（２・５％）上昇した　介護サービスの利用が増え続けているのが主な要因　００年の制度発足時の平均保険料（２９１１円）と比べると２倍を超え、６０００円台は初めてとなる


将棋界最年長の桐山九段が勝利、現役続行（産経新聞）◆将棋界の現役最年長、桐山清澄（きよずみ）九段（７３）は１４日、大阪市福島区の関西将棋会館で行われた第３４期竜王戦５組残留決定戦で、上村亘五段（３４）に勝ち、現役続行が決まった　負ければ引退となる対局を制し、歴代棋士で９人しか達成していない千勝まであと４勝に迫った　１８１９


「ＦＢＩに振り込みたい」　特殊詐欺被害防いだ銀行員に感謝状（毎日新聞）◆特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、京都府警中京署は１４日、りそな銀行千本支店（京都市中京区）の行員、中浜愛さん（２９）に感謝状を贈った　同市北区の７０代男性が、ＦＢＩ（米連邦捜査局）に現金を振り込もうとしたのを不審に思ったと

「とにかくマスクをつけることだ…」コロナ封じ込め、ゴルゴに託す（読売新聞）
◆１３日　新型コロナウイルス感染防止を呼びかけようと、堺市は市出身のさいとう・たかをさんの劇画「ゴルゴ１３」の主人公がマスク姿になったポスターを作り、１３日から市内の飲食店などに配り始めた
◆市のポスターは縦７３センチ、横５２センチのカラー刷りで約６０００部印刷　同じイラストを使って「ウイルスを封じ込めたければ　とにかくマスクをつけることだ…」とのセリフを添えた