７月５日 国内社会中心のできごと

台風４号、長崎上陸後低気圧に＝西日本と東海、大雨警戒－高知で未明に「線状降水帯」（時事通信）
◆台風４号は５日午前６時前、長崎県佐世保市付近に上陸し、同９時に温帯低気圧に変わった　低気圧は西日本をゆっくりと東へ進み、６日午後には関東南方沖に達する見込み　九州や四国では猛烈な雨が降った所があり、気象庁は西日本と東海では大雨による土砂災害や河川の増水、低地の浸水に警戒するよう呼び掛けた
◆高知県西部では５日未明、雨雲が帯状に連なる「線状降水帯」が発生　同庁は顕著な大雨に関する情報を発表し、安全確保を呼び掛けた

台風が低気圧に、大雨続く＝西・東日本で災害警戒－気象庁（時事通信）◆台風４号から変わった温帯低気圧の影響で、５日は九州から東海で大雨となった所があった　低気圧は６日にかけて西・東日本の太平洋側を進む見込みで、気象庁は大雨による土砂災害や低地の浸水、河川の氾濫に警戒し、落雷や突風に注意するよう呼び掛けた

北海道で震度３（時事通信）◆５日午後５時５２分ごろ、北海道日高地方東部を震源とする地震があり、浦河町などで震度３の揺れを観測した　気象庁によると、震源の深さは約６０キロ　地震の規模（マグニチュード）は４．８と推定される


新型コロナ感染者、５月以来の３万人超　島根、愛媛、熊本は過去最多（朝日新聞）
◆新型コロナウイルスの国内感染者は５日午後７時半現在、新たに３万６１８９人が確認された　３万人を超えるのは５月２６日以来、約１カ月ぶり　前週の同じ火曜日（６月２８日）の約１・９倍にあたり、１万６８０８人多かった　新規感染者数が前週を上回るのは１５日連続　島根、愛媛、熊本の３県は過去最多だった　死者は新たに２０人が確認された
◆新規感染者の都道府県別では東京都の５３０２人が最多だった／大阪府でも前週火曜日からほぼ倍増の４５２３人の感染を確認　愛知県も、１５日連続で前週比で増加となる２４８１人を確認した／島根県は７５５人、愛媛県では５８２人、熊本県は１５８９人の感染を確認


北海道テレビ社員、７か月男児を８時間放置…内縁の妻と飲酒「見守りカメラで見ていた」（読売新聞）
◆４日　生後７か月の男の子を自宅に約８時間放置したとして、北海道警札幌白石署は４日、札幌市白石区の無職の女（２５）と、内縁関係で北海道テレビ放送（ＨＴＢ）社員の男（４７）を保護責任者遺棄容疑で逮捕した　男の子は２人の実子で、けがなどはないと
◆発表では、２人は２日午後８時半頃から３日午前４時２５分頃まで自宅に男の子を置き去りにした疑い　同署幹部によると、２人はこの間、市内の飲食店で酒を飲んでおり、「これまでも子供を置いて出かけたことがある」と供述　女は「携帯電話の見守りカメラで見られるようにしていた」と話していると

山火事防止の啓発役で消防団員の町職員、杉林に放火か…林業担当で勤務中（読売新聞）
◆４日　杉林に放火したとして、青森県警八戸署などは４日、階上町職員　容疑者（３９）を森林法違反（森林放火）容疑で逮捕した　町によると、　容疑者は町産業振興課農林グループ主査として主に林業を担当　森林の管理や山火事防止の啓発などに取り組み、火災当時は勤務中だった
◆発表によると、　容疑者は５月２０日午後７時～午後８時２０分頃、町内の会社員ら３人が所有する杉林にライターのようなもので火をつけ、約６５７０平方メートルを焼いた疑い


カルテない薬害Ｃ型肝炎訴訟、東京で新たに１０人和解（産経新聞）◆汚染された血液製剤の投与を証明するカルテがないＣ型肝炎患者やその遺族らが国に薬害肝炎救済法に基づく給付金支給を求めた集団訴訟で５日、東京地裁に提訴していた原告のうち新たに１０人の和解が成立した　弁護団が明らかにした

女児不明の母中傷、二審も有罪＝東京高裁（時事通信）◆山梨県道志村で行方不明となり、その後遺骨の一部が見つかった　さん＝不明当時（７）＝の母　さん（３９）をブログで中傷したとして、名誉毀損罪に問われた無職　被告（７１）の控訴審判決で、東京高裁の大善文男裁判長は、懲役１年６月、執行猶予４年とした一審判決を支持し、被告側の控訴を棄却した


大阪２歳児死亡　通報に１時間超　逮捕の祖母ら、虐待発覚恐れたか（産経新聞）◆大阪府富田林市の自宅で　ちゃん（２）が半日近く放置され、熱中症で死亡した事件で、保護責任者遺棄容疑で逮捕された祖母らが、家族から「　が息をしていない」と連絡を受けた後、１時間以上も消防などに通報していなかったことが５日、捜査関係者への取材で分かった


博多のビル解体現場３人死傷事故　福岡県警が現場責任者を書類送検（朝日新聞）
◆福岡市博多区の解体作業現場で昨年、男性作業員３人が急性一酸化炭素中毒で死傷した事故で、福岡県警は５日、適切な安全管理を怠ったとして、現場責任者だった建設会社員の男（４１）を業務上過失致死傷の疑いで福岡地検に書類送検し、発表した
◆捜査１課によると、事故は２０２１年９月１３日午後４時半ごろ、解体作業中だった博多区博多駅東３丁目のビルの地下駐車場で起きた　地下の受水槽室にあった高圧洗浄機から一酸化炭素が発生し、地下に充満した

「黒い雨は降った」　長崎県、専門家会議の報告書を厚労省に提出（毎日新聞）◆長崎県は５日、原爆投下後の長崎でも降ったという証言がある「黒い雨」について検証し「実際に降雨があった」などと結論づけた専門家会議の報告書を厚生労働省に提出した

熊本「内密出産」で生まれた初の子供　里親に委ねられる見通し（毎日新聞）◆熊本市の慈恵病院が独自に取り組む「内密出産」の手続きに沿い、２０２１年１２月に初めて生まれた子供について、市と慈恵病院は５日、特別養子縁組を前提に里親へ委託される見通しが立ったと明らかにした


熱中症の搬送、前年同期の１０倍超…３日までの１週間で全国１万４３５３人（読売新聞）◆総務省消防庁は５日、６月２７日～７月３日の１週間に熱中症で救急搬送された人が、今年最多となる全国１万４３５３人（速報値）に上ったと発表した　各地で３５度以上の猛暑日が続くなど厳しい暑さに見舞われ、前週（６月２０～２６日）の４５５１人から急増。前年同期比で１０倍超となった

女性監督１２％…映画界、男性優位変わらず　調査団体、意識改革訴え（毎日新聞）
◆映画界の課題解決に取り組む非営利団体「Ｊａｐａｎｅｓｅ　Ｆｉｌｍ　Ｐｒｏｊｅｃｔ（ＪＦＰ）」は５日、２０２１年の映画業界調査結果を発表した　調査は昨年に続いて２度目だが、男性優位が変わらない実態が浮かび上がった
◆２１年の女性比は衣装７５％、美術３０％、脚本で２１％だった　しかし監督が１２％、撮影９％、照明３％となり、圧倒的に男性が多かった


九州北部豪雨５年で追悼＝「災害の教訓胸に」－福岡・朝倉（時事通信）
◆福岡・大分両県で死者４０人、行方不明者２人を出した九州北部豪雨から５日で５年となった　福岡県朝倉市などの被災地では、住民らが黙とうし、犠牲者を追悼した
◆３３人が死亡、２人が不明となった朝倉市の市役所では、午前１０時に林裕二市長や職員らが黙とうした　林市長は報道陣の取材に「災害の教訓をしっかりと胸に刻み、二度と犠牲者を出さないよう、市を挙げて全力で取り組んでいく」と述べた

伊達政宗公、空を舞う　地震で損傷の騎馬像、東京で修復へ（朝日新聞）◆３月の福島県沖地震で損傷した「伊達政宗公騎馬像」（仙台市青葉区）を台座から切り離す作業が５日にあった／市はその後、地震前の写真を貼り付けたシートで囲い、東京都内の専門業者に修理を委託した

７月末にもビル解体開始　福島駅東口再開発事業（朝日新聞）◆４日　福島駅東口の再開発事業で、既存ビルなどの解体工事安全祈願祭が４日、現地で行われた　解体工事は今月末から始まる予定で、１年程度かかる見通し

子どもたちが「模擬選挙」＝「選挙割」も初導入－キッザニア東京（時事通信）【２２参院選】
◆参院選の投開票を前に、子ども向け職業体験施設「キッザニア東京」（東京都江東区）で５日、３～１５歳の子どもたちが実在の政党への投票を体験する「キッザニア模擬選挙」が始まった／「投票済証」を提示すれば専用通貨を使わずに施設の一つが利用できる「選挙割」も初めて取り入れた

祇園祭・鶏鉾の水引を新潮　西陣織で花鳥表現　コロナで１年遅れ公開（毎日新聞）
◆４日　祇園祭の山鉾、鶏鉾の四方に掛けられる懸装品の幕が新たに制作され、鶏鉾保存会（京都市下京区）が４日、泉屋博古館（左京区）で公開した　同館が所蔵する、江戸後期の京都で絵筆を振るった松村景文（１７７９～１８４３年）の代表作の一つ「四季花鳥図屏風」を基に、草花や鳥の姿を西陣織で表現した
◆新調したのは二番水引と三番水引で、龍村美術織物（右京区）が４年がかりで手がけた　２０２１年春に完成したが、新型コロナウイルス禍で、お披露目を見送っていた

鳥インフルからの経営再開、鶏卵業者が知事に報告　愛媛（毎日新聞）◆２０２１年度の年末年始にかけて高病原性鳥インフルエンザ感染が確認された愛媛県内の鶏卵業者らが５日、県庁を表敬訪問した　中村時広知事に経営再開を報告し、再開後に初めて産んだ「初玉」約１００個を贈呈　「試練だったが、更なる飛躍に向け頑張ってほしい」と激励した

遠のく投票所　軽ワゴンで巡回の「移動型」開設　佐賀・唐津（毎日新聞）
◆参院選の期日前投票が県内各地で進む中、佐賀県唐津市に５日、軽ワゴン車を活用した移動投票所が登場した　統廃合で投票所が遠くなった有権者に身近な投票の機会を提供するため、市選挙管理委員会が投票用紙の記載台や投票箱を積んだ軽ワゴン車を市内３カ所に巡回させて、初めて開設した