４月１６日 週末の国内社会・政治・海外のできごと

国内感染、４万７５９８人＝前週比５１００人減－新型コロナ（時事通信）◆国内では１６日、新たに４万７５９８人の新型コロナウイルス感染が確認された　新規感染者は前週土曜日と比べ約５１００人減った　死者は４９人で、重症者は前日比８人減の２２２人だった　東京都では６７９７人の感染が判明


１３歳仲邑２段が敗退＝囲碁・女流名人戦（時事通信）◆囲碁の中学生棋士、仲邑菫二段（１３）が藤沢里菜女流名人（２３）＝女流本因坊、女流立葵杯、扇興杯と合わせ女流四冠＝に挑戦する第３３期女流名人戦３番勝負の第２局が１６日、東京都内で打たれ、藤沢四冠が２０３手で黒番中押し勝ちした　藤沢四冠は２連勝でタイトルを防衛し、女流名人戦５連覇を果たした


大学生遺族、現場で祈り＝「何年たってもここに」－熊本地震本震６年（時事通信）
◆熊本地震は１６日、２度目の震度７が発生した本震から６年を迎えた　崩落した熊本県南阿蘇村の旧阿蘇大橋付近で土砂崩れに巻き込まれ、亡くなった阿蘇市の大学生大和晃さん＝当時（２２）＝の遺族が現場を訪れ、本震発生時刻の午前１時２５分に合わせて黙とうをささげ、冥福を祈った
◆斜面に引っ掛かる形で残った橋桁の近くには、コンクリートブロックとれんがで祭壇が組まれている　父卓也さん（６３）と母忍さん（５４）、兄翔吾さん（２９）は献花し、線香と共に、「いつの間にか（晃さんが）吸っていた」（卓也さん）というたばこに火を付け、そっと供えた
◆本震発生時刻となり、月明かりの下で冷たい風が吹く中、３人は黙とうし、晃さんへの思いをめぐらせた　卓也さんは「何年たってもあの子がここにいるような気がする」と静かに話した

成田太鼓祭、約４５０人が一斉に打ち鳴らす　コロナで３年ぶり開催（毎日新聞）◆全国各地の太鼓チームが集う「第３２回成田太鼓祭」が１６日、千葉県成田市の成田山新勝寺と表参道で始まった　新型コロナウイルスの影響で２０２０年から２年間は中止されていたため、３年ぶりの開催

月１０万円支給や交流拠点　横浜市がウクライナ避難民支援パッケージ（毎日新聞）◆１５日　横浜市は１５日、ロシアに侵攻されたウクライナからの避難民に対する支援策のパッケージを発表した　市ではなく民間が担うものも含まれ、「オール横浜」で取り組む　避難民には一時金２０万円のほか、生活費として月１０万円を最大３カ月支給する

ネコ駅長もウクライナ支援　和歌山電鉄、平和願い車両にプレート提示（毎日新聞）◆１５日　ロシアの侵攻を受けているウクライナでの非人道的な事態の収束を願い、和歌山電鉄は１５日、貴志川線の車両に「平和の旗」とウクライナ国旗を模したプレートを掲示して運行を始めた　プレート設置には伊太祈曽駅（和歌山市）のネコ駅長「よんたま」も参加し、平和を訴えた

未来のタカラジェンヌが夢へ一歩　宝塚音楽学校で第１１０期生入学式（毎日新聞）◆未来のタカラジェンヌを養成する宝塚音楽学校（兵庫県宝塚市）で１６日、第１１０期生４０人の入学式があった　新型コロナウイルス感染対策のためマスクを着用して出席した新入生は、憧れの宝塚歌劇の舞台に立つ日を夢見て２年間、稽古に励む

絵画や過去のショーも　コシノジュンコさん、大分で国内初の企画展（毎日新聞）
◆１５日　世界的なファッションデザイナー、コシノジュンコさんの軌跡を紹介する展覧会「コシノジュンコ『原点から現点』」（同実行委員会など主催、毎日新聞社共催）が１５日、大分市の県立美術館で始まった
◆新人デザイナーの登竜門とされる装苑賞を最年少の１９歳で受賞した際の作品や大分とかかわるきっかけとなった和太鼓集団「ＤＲＵＭ　ＴＡＯ（ドラム・タオ）」の舞台衣装など約２３０点を展示している


ロシア軍、ウクライナ首都の軍需施設破壊＝南東部要衝で抵抗続く（時事通信）
◆ウクライナでは１６日も、首都キーウ（キエフ）を含む各地がロシア軍の攻撃にさらされた　タス通信がロシア国防省の話として伝えたところでは、ロシア軍はキーウにある軍需施設１６カ所を精密誘導ミサイルで破壊したほか、南部ミコライウにある軍備品の補修施設も攻撃した
◆長期にわたってロシア軍の包囲下にある南東部の要衝マリウポリではウクライナ軍の抵抗が続いている　ウクライナ国防省報道官は１５日の記者会見で「ロシアは絶えず追加部隊を投入している」と述べ、激しい攻撃を受けていることを明らかにした


ゼレンスキー氏、ロシアの戦術核「全世界懸念すべき」　ＳＮＮ報道（毎日新聞）◆ウクライナのゼレンスキー大統領は１５日、首都キーウ（キエフ）の大統領府で米ＣＮＮの単独インタビューに応じた。ロシアが戦術核兵器を使用する可能性について「世界のすべての国」が備えるべきだとの認識を示した　ＣＮＮが１７日に放送する予定のインタビューの一部を、先行して１５日に公開した


ロシア政府が米政府に警告、ウクライナ軍事支援は「不測の結果」招くと文書送る（読売新聞）
◆米紙ワシントン・ポストは１５日、ロシア政府が米政府に対し、ウクライナへの軍事支援が「不測の結果」をもたらすと警告する文書を送っていたと報じた　ロシアが戦術核兵器を使う可能性については、米中央情報局（ＣＩＡ）のバーンズ長官が１４日に「軽視できない」と言及した
◆ゼレンスキー氏はこの点について聞かれ、「私だけでなく、全世界が懸念する必要がある。本当の情報ではないかもしれないが、真実である可能性もあるからだ」と語った


聖地・神殿の丘でイスラエルとパレスチナ衝突　１５０人以上負傷（毎日新聞）◆エルサレムにあるイスラム教とユダヤ教双方の聖地「神殿の丘」で１５日、パレスチナ人とイスラエル警察の衝突が起き、１５０人以上が負傷した


中国の宇宙飛行士３人、半年ぶりに帰還…「習近平主席の心遣いに感謝する」（読売新聞）
◆中国の宇宙飛行士３人が１６日、地球の周回軌道上で建設中の宇宙ステーションから、宇宙船「神舟１３号」で地球に帰還した　３人は昨年１０月から約半年間、ステーションに滞在し、船外活動や施設の補修作業を行った
◆帰還後に中国中央テレビの取材に応じたザイ・シコウ飛行士は、「とても良い心地だ。習近平（国家）主席の関心や心遣いに感謝する」と述べた


防衛費「５年めどにＧＤＰ比２％以上へ」　自民調査会が提言原案（毎日新聞）◆１５日　自民党安全保障調査会は１５日、政府の外交・防衛政策の基本方針「国家安全保障戦略」など３文書の改定に向けた党提言の原案をまとめた　現状では国内総生産（ＧＤＰ）比１％程度となっている防衛費について、５年をめどに２％以上への引き上げを目指すよう政府に要請