チマチマと加工をしていたタミヤの模型。
大体が、プロペラのレシプロ機は1/48のサイズを作るのを
心情としているのだが、
たまたま、手に入ったと思われる1/72の本キット。
昔から、LSや有井といったハセガワ系統の模型製作派の
私としてはタミヤのキットというのは余り作った事が無い。
普通の人はプラモデルを最初に買うのはタミヤ。
しかしながら、我が家ではなぜか?タミヤではなかった。
その辺は、土地柄というか埼玉県南部地方には
キューポラの街で有名な川口市があり
その近辺の街には鋳物工場の下請けが多く
ダイキャストや金物の研磨加工の音が昔は鳴り響いていた。
そんな時代と土地柄なのでアルバイトで主婦が
オモチャの金属加工をやっている工場も多く
模型の王国の静岡近辺とは、また違ったオモチャの毛色があった。
まずは、有井製作所(現マイクロエース)は蕨市に本社を置く会社であり
モデルガンで有名なマルシン工業も川口市にあったりする。
そうなってくると、その下請けの孫請けの
アルバイト的な家内制手作業が
いたるところで発生したりする。
友達の家に遊びに行くと、
その家の「おかぁさんとバァチャンが、
ガバメント(モデルガン)のスライドを磨いてた」なんて
実に今見れば、ここは?アフガンか?のような風景が見られた。
そういった、御当地事情で70年代の近くの模型屋に並ぶのは
イマイ、アリイ、LSやハセガワが多く、
タミヤは逆に貴重品で高嶺の花的な存在だった。
(おそらく、ハセやイマイの下請けが川口にあったのだろうか?)
さて、そんな私がタミヤを作ってみると
実に作りやすい・・・・。
余りの作りやすさに逆に物足りない感じがする。
なんていうか、ガンプラを作っている感覚にも似ている。
最近のタミヤはイタレリのOEM製品も並行して販売しているので
もしかしたら、会社の方針としては
自社製品は入門用で作り易さを追求して
上級者にはイタレリの製品を買ってもらうという事なのかもしれない。
しかし、タミヤとイタレリでは
その差は「カローラとフォーミュラ」というくらい難易度に
差が出る製品もあるのではないだろうか?
とにかく、満足過ぎてイジりようが無い模型なんで
武装をはずしてスポーツ機にしてみようかと思います。
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