瓦礫の島の「穴埋立地」

模型の製作日記や映像の私的感想を掲載しています。ネタバレもありますので未見の作品は注意して御読み下さい。

男の・・・。

2012年07月02日 | 模型
男の船と言えば「戦艦大和」で、宇宙戦艦ヤマト。
男はといえば「フーテンの寅さん」こと、車寅次郎。

この二つは、昭和のオッサンと、平成のオッサンにとっては
世代を隔ててはいるが共通点がある。
何度も何度も続編リメイクされていても
何度も何度も観てしまう奇妙な魅力がある。

私の子供の頃、「男はつらいよ」を何度も観ているオッサンを見て
なんで、オッサンはそんなに見るのかなぁ~と思っていた。
だが、自分がオッサンになって、
「寅さん」みたいに何度も観てしまうのが「宇宙戦艦ヤマト」なのだ。

最初のテレビシリーズをリアルタイムで観て
ガッツリと洗脳を受けて
再放送から映画版を観に行って
2作目の「さらば~」を始発で並び
3作目で徹夜組で観て完結編で絶望感を味わい。
もう、自分が好きだったヤマトは、二度と戻ってこないのではないか?
そう思いながらも、懲りずに期待していた。
そして、訳のわからない「YAMATO 2520」なんていうのも付き合った。
ヤマト復活編やキムタク実写版YAMATOなんて逆に開き直って楽しんで観られた。
それだけ、某プロデューサーの悪行悪徳商法?にも
もしかしたら?今回は良いものだろう。
もしかしたら?と何度も夢みてしまっていた。

そんな中、今回の「宇宙戦艦ヤマト2199」は
監督が、あの出渕氏である。
当初、私は何の冗談か?と疑った。
一番の、私たちファンジンの先駆者であり、
ヤマトファン倶楽部からプロデザイナーになった超大先輩である。
一番、ヤマトの取り巻く現場を知っていて憂いでいた人が日和った!と
私は感じてしまった…。
それでも、「2199第一章」は劇場に足を運んだ。
正直、仕上がりの演出や新しい設定には不満があり、
コレはこれで、慣れるまで何度も観るしか無いなぁ…と思っていた。

だが、今回の「2199第二章」は、素直に感心と感動をした。
実に、細かく設定とキャラクターの演出が凝っていて
しかも、重苦しくえらぶって無い。
普通は、設定に凝り過ぎたり、旧作のリメイクに引っぱられてしまうのだが、
それが感じられないライトで細やかな脚本演出なのである。

ココで、まだ未見の方々に、ネタバレが無い程度に見所を紹介すれば
「真田技術長兼副長」の演出にだけは注目して欲しい。
ヤマトの技術長であり、地球防衛軍の最高の技術者、
ガミラスも脅かす「波動砲」を生み出した宇宙最高の頭脳であり、
古代進の兄の古代守の親友。
そして、そして…科学の犠牲者である人物。

第2章では、派手な戦闘シーンに隠れて、
緻密に、その人物像が描かれています。

結構、その台詞や行動、周りのキャラクターが
彼に対する関わり方を注目して観ると泣けます。

特に、旧作からのオールドファンは、
「そうか、真田さんは………だったんだ。」と思い出すはずです。
私は、それに気がついた途端に迂闊にも、
泣けるシーンでは無いのに目頭が熱くなるという失態をおかしました。

まぁ、ネタバレになるので感想はDVDが発売されてからということで。



1/500 ヤマトは砲塔まで塗装しましたが、
また、続きは第3章を見る時の楽しみにします( ̄^ ̄)ゞ

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