こんにちは!一応県外にお出かけは控えております、フロント小峰です!
先日の晴れ間を狙って、旧国道140号線を歩いて雁坂峠に行ってきました!
道路に興味のない方はあまりご存じないかもしれませんが、1998年に雁坂トンネルが出来るまでは、埼玉県と山梨県はこのR140を含め直接接続している車道が存在せず、直接の車の行き来は不可能な状態でした。
R140も俗に『点線国道』と呼ばれる登山道での徒歩通過しか不可能な状態だったのです。奥秩父主脈が山深すぎて車道を通せなかったのですね。
さてこの旧国道140号線ですが、点線区間にとんでもないものがあることで有名でした。
それがこちら
そう、なんと国道が、国道がトイレの中を貫通しているのです!
階段国道や海上国道なども有名ですが、ここは便所国道と呼ばれ、そのアクセスの悪さも相まって(頑張って徒歩3時間)世の変な道マニアを喜ばせてきたのです。いやー、ついにこの目で見ることができました!!
(このトイレ貫通ルートはR140の旧道では無い、という説もありますが、こちらを通る黒岩ルートにR140表記のある古地図も存在するようなので、今回はこちらの説をとりました)
ほとんど主目的は果たせたのですが、せっかくなので雁坂峠にも行ってきました。天気もよくてめちゃサイコーの景色!
さて帰りです。
今はコロナもありますので、温泉とかには寄りにくいですよね。なので帰りにはダムに寄りますよね。
小峰おすすめは二瀬ダムになります!
こちらは重力式アーチダムと呼ばれるめずらしい工法を採用しており、関東圏にはここしかありません!全国でも12ダムしかありません!また、ダム天端が県道指定されている珍しさもポイントです!
さらにさらに、二瀬ダムの脇にはまた珍しい廃トンネルもあります。
こちらの廃トンネル、2013年に廃道になったのですが、それまでは世にも珍しい車両用トンネルでした。
なんとトンネル内に二股の交差点が存在しており、片側は雁坂トンネルへ、片側は三峰神社へと向かうルートになっていました。
そこそこ大型車両や観光の方の車が通るにも関わらずかなりの狭さで、当然トンネル内でのすれ違いは不可能。トンネル専用の信号機が設置されており、待ち時間は最長5分にも及ぶすさまじいトンネルでした。
僕も当時ここを通るときはかなり緊張しましたし、待ち時間にコーヒーを買いに行ったこともありました。のんびりしたいい道路だったんですが(ちなみにここもR140です)…まぁ危ないし不便ですもんね。
便利になることも素晴らしい事ですし、地元の方の安全も何より大事なことです。
が、こういったインパクトのある道は旅先の思い出と共に記憶に残るので、勝手にもちょっと寂しい気持ちにもなってしまいます。
坂戸ホテルも皆様の旅にインパクトを残せるよう(こちらは便利で安心で心地よくお過ごし頂けたという意味で)がんばって参りますので、コロナが落ち着いた暁には是非ご利用頂ければ幸いです☆☆
今回はだいぶ語ったオタク小峰でした!