禅と薔薇

高島市 曹洞宗 保寿院 禅の話と寺族の薔薇のブログ

月落不離天

2014年12月17日 | 小さな法話
禅語に「月落不離天」があります。

「仏法とは何か」という問いに対しての答えは「水流れて元の海に在り、月落ちて天を離れず」。

水はあちらこちらを流れていますが、たとえどこを流れていても
いずれは大海へ流れ込みます。
月は東から上り西へ沈みますが、やはり天にあります。

目には異なったように見えても、その本分は変わりません。
「ほとけの教え」も決して特別なものではなく、私たちの身近なところにあるものです。そのことに気付くことが大切なのです。





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