日本酒の BAR を開店するきっかけとなった日本酒、それがフィランド夢名酒でした。
口に含んだ瞬間、ん〜〜〜〜〜〜〜!!
と思わず唸り、想定外すぎる爽やかな酸味と甘み。
完全に究極の甘口のフルーツワインという印象のお酒でした。
そのフィランドは息子さんが宮城の浦霞からの武者修行から帰ってきて
わずか2年でさらに劇的に美味しくなっていました。
わたしの生まれ故郷でもある、平戸のお酒。
そんな故郷のお酒を、これからの長崎の日本酒業界を担う酒蔵を 応援したい。
そんな思いでずっと当店でも日本酒ビギナーにゴリ推ししていた日本酒でした。
何人の方が感動して蔵に直接いったか、わかりません。
ロンドン酒チャレンジとは??
なぜ、ロンドンなのか?
それは簡単にいうと、日本酒の新しい価値観を世界基準でつくっていくためです。
ヨーロッパの中でも、特にロンドンは日本酒に興味を持つ方が多いといいます。
なにせ、ヨーロッパ圏において最古の日本酒品評会の開催地がロンドンだから。
会場の中では張り詰めた空気の中で
28名の国際ソムリエがコンディションを万全に整え、
ブラインド(商品がなにかわからず提供)で
数多くの日本酒の
香り、味わい、余韻、印象などを
研ぎ澄まされた感性で評価していきます。
受賞の種類は三つ。
プラチナ、金、銀。
いずれに受賞しても大変、大きなハクをつけることができます。
なぜならば、国際的な権威ある酒ソムリエが集結するこの品評会には
ヨーロッパ最大の首都、ロンドンの情報は海外のメディアにも繋がっているからです。
日本国外、そしてロンドンで開催している理由はそこ。
ある意味、日本酒の海外市場で聖地みたいな場所であるわけでございます。
そこで金賞をとった森酒造場のフィランド夢名酒はこれから大きな飛躍を遂げるでしょう。
杜氏について
森雄太郎さん(29)は生まれながらにして酒蔵の跡取りとしての自覚をもち、
高校卒業後はすぐ、広島の種類総合研究所にて酒造りの基礎を学ぶことを決意。
さらにその卒業後はご縁があり、東北では最も知名度のある酒蔵のひとつ、
宮城の浦霞醸造元で三年間の武者修行を積む。
森酒造場は日本国内の日本酒シェアが純米に変わっていったが
地元の消費を優先していたために普通酒クラスの生産が圧倒的なシェアを占めていた。
市場のニーズにあうお酒を作る環境がなかったのです。
この危機感を感じた森さんは急いで酒蔵の再建を測りました。
森さんが帰ってきてからというものの酒蔵の変革はすごかった。
私自身も日本酒を深く学ぶために、足繁くこの酒蔵に通ったのだが
行くたびに設備がガラリと姿を変えていた。
不必要と思ったものは迷わず処分していた。
整然とした最新鋭の設備が並ぶ酒蔵へ2年という短い期間で変革を起こしたのです。
そんな森さんの行動力、決断力は感動を覚えるほどのものでした。
未来へ
森さんが酒造りをしているのは自分のためだけではありません。
平戸という西の最果ての地のPRもしたいという思いがあります。
わたしはそこのビジョンに共感し、応援しています。
このフィランドの日本酒に使っているお米も
世界遺産になった春日の棚田でつくられたお米を使っています。
棚田は大量生産には不向きです。
しかし、お米にとっては寒暖の差が激しく、高低差のある土地が望ましいのです。
また、すぐ上には安満岳という標高の高い山があり、そこからの清らかな水がこの田んぼへ命を吹き込みます。
ここの田んぼでとれたおにぎりもすごく美味しかったな。
上は一緒に稲刈りをした時の写真。
終わりがき
いかがだったでしょうか。
長崎県、そして九州全土で焼酎のイメージが強く、
日本酒というとあまり、知名度がないし
美味しくないなんてイメージを持つ方もおおく見受けられますが
全然、そんなことありません。
今回の受賞はある意味、わたし自身の感覚も認められた気がして嬉しかったです。
フィランドは全国的に見ても超ハイクオリティーの低アルコールの日本酒。
そして、圧倒的にビギナー受けします。
自信を持って長崎にもこんな美味しい日本酒があるんだといいたい。
長崎の酒蔵は他にも若手へと世代交代し、今、新しい取り組みが行われていますし
受賞も数多くしています。
私は声を大にしていいたい。
東北、新潟の日本酒が美味しいというイメージはわかります。
しかしながら、その先入観は一回捨てて飲んで欲しい。
驚くほどに、美味しくて全国的にみてもクオリティーが高いものもあるんです。
ぜひ、先入観をなくして味わっていただきたい。
あ、お客様もよく勘違いされるんですが
フィンランドじゃないですよ!
フィランドです。
これはポルトガルの方達が平戸のことをひらどと発音できず、フィランドと発音していたからです。
だからフィランドというのは平戸という意味です。
ジャパネットの高田社長にものんだいただきたいな〜〜
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長崎県の佐世保市で日本酒専門のバー、タイムというお店を経営しています。
全国津々浦々の日本酒たちを取り扱い、年間4000近くの日本酒を味わい、また自らも酒造り、米造りを体験し、日本酒の奥深さ、魅力に取り憑かれています。
その体験をもっと、多くの方に伝えたい。
用語や知識を羅列したような記事ではなく、
自らの体験談を基にした本当に価値のある日本酒の魅力を発信していくことに勝手に使命感を感じYOUTUBE、日本酒エンジョイチャンネルやノウハウのはてなブログをはじめました。
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