ハリー・ポッターと死の秘宝

正直に告白します！
シリーズの中で一番面白くなかったです。はは。（まぁ、予想はしてましたけど）
ただ伏線はほぼ回収されたことと、自分の予測がおおかたあってた事が救いです。

スネイプ、フレッド、ドビーの死亡は予想外でした。
とくにフレッドはかなりびっくりでした。物語でそれなりに大きな割合をしめるヴィーズリー家なのに、死に様さえ書かれてません。
ああ、びっくり。
ルーピンもしかりです。
シリウスが死んだ時点でルーピンの死亡は予測済みでしたが、結婚したり、子供できたりにはびっくり。幸薄いままだと思っていたのに・・・・・・・。

シリウス弟については、駆け足な感じだったので、個人的もう少し書いていてもよかったと思うのですが‥‥でも、書かれすぎてもつまらなくなるから匙加減が難しいところ。
そう考えるとアレくらいでいいのかもしれませんね。
この話のおかげでクリーチャーもいい味出るし。

あとはまぁ、おさまるところに収まったて感じですかね。
ただ私はダンブルドアだけがどうにも違和感が残りました。
ダンブルドアにマイナスの面があってもそこはどうでもいいです。私は。
実は野心家だった、という設定は1～6巻を見る限り、全く、ちぐはぐなな気はしますが、まぁ、作者がそういうならそれもいいでしょう。でもハリーに対する愛情を前巻あれほど見せておいてこの流れは私的には、う～ん、て気分になりました。
今まで作り上げてきたダンブルドア像をいい意味で裏切られたと思うか、ショックと思うか・・・・・・・微妙。
最終回がこの展開なら映画版は今のダンブルドア役の人があってるなぁ、と思いました。

ところで、どうでもいいけど、ハリーの仕事はなんなんだろう？
あと一巻から気になってしょうがないことなんですが、ハリーの両親てなんであんなにお金持ってたんですかね？どう考えてもどっちの実家もさほど裕福じゃないですよね？とっても謎。
そしてハリーはシリウスから相続した屋敷に住んでいるのか？
き、気になります。

全巻通しておいしかったのは、やはり主人公ではなく、スネイプに違いありません。ハリーママを愛し続けて、そのために命も忠誠もすべて捧げた彼は妙にかっこよく見えます。
しかし、あたかも純愛のように書かれておりますが、かなり粘着質なストーカーであることは間違いないです（苦笑）
もしスネイプがグリフィンドールに入寮していたら何か変わったかもしれません。でも、余計ひねくれたかもしれないですけど‥‥
ダンブルドアにすら組み分け帽子が選ぶのをはやまったと賞された彼ですが、それでも、組み分け帽子はハリーの子世代になっても健在です。

どうでもいいこと2。ところで誰が校長になったんですかね？

そういえば、なんだか軽い調子で「蛇語真似できちゃった」発言のロンがいます。
・・・・・・・・・なんで？
蛇語って、頑張れば真似できるものなの？
そしたら、今までのヴォルデモートとハリーの特別性は一体？
とちょっと、唖然。
今まで結構緻密に作ってきたのに、7巻は意外とご都合が見え隠れして残念。

他にもツッコミたいところや語りたいところは沢山あるのですが、きりがないので（苦笑）。
なにはともあれ『生き残った男の子に乾杯』！！