桜の腹黒日記

ヲタ日記。毒吐きまくり。嫌な方は回れ右!責任は持てません!
…更新不定期中。遡ってふいにアップしてたりします。

のぼうの城

2014-04-05 | TV・映画・本・音楽

TVで放映してたので、録画しました。
……やっと、見ました。

結果……個人的にはかなり微妙。


野村萬斎さんが大好きなので、映画館に見に行くつもりだったのですが、先に見に行った野村萬斎さんファンの同僚に感想聞いたら、すごく複雑な顔で「微妙」の一言。
それで映画館行くの止め、そのまま機会を逃していたのですが……
あ、うん。
同僚の気持ちわかった。

野村萬斎ふくめた役者陣たちに問題ない。
みんないい役者で、いい演技だ。なのに、びっくりするくらい微妙なでき。
なんだろう…展開?
話の核になるのは"のぼう様"の人柄。
みんなが何故か愛してしまう、愛さずにはいられない…そんな人物。
野村萬斎の魅力だけでそれをなしてしまってて、もうみんながそれをわかってるの前提で作られてて、のぼう様がそういう人物で、そういう前提でつくられてると理解できるまで、私は??ってなってた。
たぶん、狙ってだとは思うが、のぼう様の魅力でいろんなことが超展開してて、苦笑を禁じ得なかった。
あとは城内の人間関係が分からなくて、首かしげた。
のぼうの父が家臣団をまとめてるのはわかるが、主を差し置いて使いに返事しちゃったり、領主の奥方はなんか領主より偉いくさいし…と、登場人物の人間関係がわからず、ふたたび首をかしげる。
…ああ、そうか!この見てる人が置いてきぼりになってるのが私はだめだったのか。
たぶん気にしない人には問題ない。
しかし、私のように中途半端に歴史の知識があると上下関係とかそのた諸々がきになって、そこがひっかかって楽しめない。

あとは石田三成が一番違和感。
なんで、そうなった?的な。
上地くんの演技きらじゃないけど、自分の中の石田三成像から離れてて、うまく受け入れられなかった。
山田くんは相変わらず、いい演技すわ~
男くさい、でも義にあつい大谷。
良かった。
なにより、あの脱ぎっぷり(笑)
途中からはおもわず感情移入して、親友三成を心配する大谷に切なくなったよ。

あ、思い出した。
成宮くんの演技がなんか軽い…てか、時代劇の中で、現代劇してて浮いてたなぁ(私的には)

とりあえず、萬斎さんの田楽踊りはすげー。
あそこがクライマックス(笑)
たしか田んぼでの農民の踊りも萬斎さんが作ったはず。
やはり囃しや踊りはよかった。

あ、姫がさぁ…
なんで彼女したの?
あれに「人かっ?」て思うほどの美しさ、と言われましても説得力がないっすよ。
申し訳ないけど、私は吹いた。
もうちょっと、こう、なんとかなりませんでしたかね。
隣の鈴木保奈美のほうが、美しいのですが…おいおい
歩き方も所作もなってなくて、残念無念、また来週だよ。

VFXはすごいけど、アニメや海外映画見慣れてると正直、で?ってなっちゃう。
金と手間がかかってるのはよくわかるんだがなぁ~

あと思い出すシーンはどれも良い出来で、よかったなぁと思うのに、なんでか全体で考えると微妙。
素直に面白かったといえない。
なんでだろ?むう~」



結論。
萬斎好きは見とけ。
あと歴史好きじゃない、ただの娯楽として楽しめる人にはいいと思う。



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