2014年/
アンジェリーナ・ジョリーが美しかった。
アンジェリーナ・ジョリーの演技がすごかった!
以上!
正直なところ、私がアンジェリーナ・ジョリー意外のみどころがまったく思い浮かばない。
ただアンジェリーナ・ジョリーは圧巻だった。
この映画ってアンジェリーナ・ジョリー見せる為だけの映画でしょ?
オーロラ姫が”美しい”という設定なはずなのに、その横にあんな妖艶で、壮絶な美女がいるんじゃ太刀打ちできません。
可愛い子だったんだけどね。
個人的には、もっと純真!とか無邪気!ってのを体現してる子がよかったんじゃないか?
内容的には、あまりにひねりがなくて驚いた。
いやいや、いくら眠りの森の姫が基本になってるとはいえ、すべての展開がベタすぎで予想外の展開が何もなかった。
あの短い映画予告から想像できる以外のことが何一つないって…。
どうせ、王様と過去に色々あって、王様が裏切って国王の娘と結婚して、その恨みで娘が呪われたんだろ…見る前にわかっていたが、そのままだったよ。
ほんとそのままだったよ。
げに恋愛がらみの恨みは恐ろしい。
王様に羽をもがれたことに気づいたときのアンジェリーナ・ジョリーの嘆きがすごい。
魂を切り裂くよう叫び。
哀しみ、痛み、苦しみ、絶望……そして恨みへ。
悲鳴だけでそれらすべてを表現したアンジェリーナ・ジョリーの演技力!
たぶんあそこがクライマックス(笑)
そこから赤ん坊から少女に成長していくオーロラを見守ってるうちに母のような気持ちになり、娘を愛するようになっていくマレフィセント。
その気持ちが変わっていくさまの表現もうまかった。
個人的にマレフィセントが自分の”翼”としたカラスがよかった。
あの主従関係好きだよ。
そしてオーロラもなにも知らずマレフィセントを母のように慕ってゆく……
最終的に自分のお父さんをマレフィセントに殺されるのに、喜んで彼女と森に帰るオーロラ。
え、まじで?!
父ちゃんは自業自得だけど、可哀想なのはママ。
だって、旦那とマレフィセントの過去も知らず、旦那行いのせいで産んだ姫は早々に呪いをかけられ、しかも自分のもとでは娘を育てることもかなわず、最後は旦那にも娘にも立ち会ってもらえずに死ぬ。
あ、あわれすぎる。
とどめがさすがのディ○ニー!
最後が大円満というていのご都合、無理やりハッピーエンド。
あの姫が政治取れるわけないよね。
昨日まで敵だった国に魅せられえる姫を人間側が受け入れる筈ないと思うんですが…
あ、王子さま?
マレフィセントのキスで目覚めるんだから、そんなの必要ねぇ!wwww
ここまでやってくれるとさすがだね。