桜の腹黒日記

ヲタ日記。毒吐きまくり。嫌な方は回れ右!責任は持てません!
…更新不定期中。遡ってふいにアップしてたりします。

マクロスフロンティア Vol.3 アナタノオト

2009-01-18 | マクロスF


あれ?最終巻じゃないの?
3巻で終わりだと噂を聞いていたのですが、終わってないですね。
副題が『アナタノオト』だし、厚さもいきなり違うし、ああ、やっぱりむりくり3巻で終わらせちゃったんだ・・・・・って、終わってないやん!(笑)

感想は、やっぱり皆さん語っている・・・・・・

『和服でよかった』

ここでしょう!!(笑)
すみません、爆笑&そこかよ!!って、めっさ!つっこませていただきました。
アニメでは濁してましたが、小説ははっきりしてくれました。
ああ、すっきり。
まぁ、ぶっちゃけ、ここでやっててもやってなくても(やる、いううなよ俺)、どっちでも良かったんですけど、前後の状況を考えるとむしろやってないとおかしくない?と思っていたので・・・・・・
それにアルシェリ好きとしては、やはり結ばれていて欲しかったしね。
さらに、いまさら仕入れたネタで、実は22話の例のシーンはもう少しカットがあって、中村氏は”そういうつもり”であのシーンは演じたらしいので。(このネタを知った時、小躍りしちゃいました/笑)
・・・・・でも、そうなると監督の言う、「最終回時点でアルトはまだ恋愛には目覚めてなくて、空バカなんです」発言はひどくないですか?それって、男としては最低ですよね?男としてというより、人間として最低だろ。二股発言以上にひどいと思うんですけど・・・さらに、あのアルトですよ!流されたくらいでやっちゃう甲斐性ないでしょう(苦笑)
話が脱線。小説に戻します。

小説版アルトは性についてはかなり、複雑です。後天的な要因で性同一障害チックな部分があります。だからこそ『男』であることにこだわってます。女を抱けば男と自覚できるのか?・・・なんて自問が前巻(前々巻?)にありましたけど、結論は『自分が男になれたという実感はなかった』です。うわーへなちょこ(苦笑)。
でも、少女の部分も持ち合わせている有人なので、やはり流されるだけで簡単な気持ちで手を出したとは思えないし、思いたくない。
男になれたという実感がなくても、『そこにあるぬくもりだけは理解できた。だから、それを守ろうと思った。 その気持ちに嘘はない。』と思えたことは、有人でもなく、俺は男だとむきになっているアルトでもなく、アルト自身がまだ自覚できなてない演技してない素のアルトが、シェリルを大切に感じたんだと思えて、素直にシェリルよかったなぁ、と思うシェリル脳の私です。
私の考える22話のアルトとかぶります。よかった。
情事後の二人が可愛い。初々しいわ。
さらに、この後から小説版アルトの中で、シェリルの比重がすごく大きくなってる!
オズマと対峙したシーンでも、追い詰められ機体がバターのように引き裂かれるかもしれないと、恐らく『死』を半ば覚悟したアルトの脳裏に浮かんだのはシェリルの笑顔。
これって決定的じゃないですか?
自分が死ぬかもと思ったときに、無意識に思い浮かべるのは、自分の中で一番大切な人じゃないですか?(ぶっちゃけ、死にそうになった時に、思い浮かべるのはめたくそ大事な人か、死に切れないほど憎む相手くらいです・・・少なくとも私はそうでした。)
たんに自覚がないだけだ、アルトの中ではそんくらいシェリルが大切ってことでしょう。その笑顔が浮かんだから、死ねない、って思ったんじゃないのかな。
さらに、鬼隊長になり、部下たちをしごきまくって悪鬼羅刹になっている自分の顔をシェリルにみせたくないとか、その悪鬼羅刹になっているのも、長くは持たない船団とシェリルのためだし。
さらにさらに、小説版ではアルトのアパートで完全にシェリルと同棲中!!(ああ、このネタで、あれこれかきた~い!!萌えぇぇ~!萌えぇ~!!)
鬼隊長になってる描写あってよかった。アニメが補完されてゆく(苦笑)

ここまでもってきてアルシェリエンドじゃなかったらどうしよう・・・・
恐いのはアニメでボツになったシェリルが死んでしまうという設定がくること・・・・・。あと、小説版ではっきりとアルシェリエンドにすると、劇場版でアルシェリエンドの可能性が一気に低くなることです。(だって、監督同じことするの嫌いだもん)
さらにシェリルが死んでしまう可能性が高いと思わせるのは、アニメ版よりシェリルのなんとしてもアルトを救いたいとう願いが悲壮なほどだから。

個人的に良かったと思うのは、『フラッシュバック2048』。
これ!これが欲しかったのよ!って感じ。
グレイスとオズマの出会いがすごく好きでした。グレイスに深みがでた。ここでお互い名乗っていたら、意外とキャッシーでなくてグレイスとくっついてんじゃないかな?とか妄想できる。おいしい!
グレイスの「ワタシノカラダヲヤカナイデ。」がすごく良かった。そう思っていたのに、流れる月日のなかで変わってしまってる描写が後半にあったりして、うまいなぁと。
キスもしたことがなかったのは、意外でしたけど。
あとはあの離れが嵐蔵パパの愛のあかし(笑)だったところとか。
(アルト母の名前がアニメ*美代で、小説*美与なんですけど・・・どっちだよ。)
有人の名前の由来とか、艦長の過去とか・・・・・・・
むしろ、番外編で1本にして欲しいくらいです。もったいない。

あと、個人的に違和感なのが、ランカ。
アルトくらい、まったく違うと笑って読めるのですが、ランカは微妙な具合。
一番、違和感あったのはグレイスとエルモのベクタープロモーションに戻りたいかと聞かれたときに、ランカが頭のなかでちゃ~んと打算してるとこ。
『イノセントであっても愚かではない』
・・・誰?(苦笑)
ちょう打算してますよ。この時点ですでに、イノセントでもないって。しかも、今後の行動を考えると愚かでもあるし(笑)。恋に恋してるのはアニメと同じなんですが、しっかり計算もできてるあたり、シェリルより『女』くさい。アニメよりさらに嫌な子に・・・・・
個人的にはアニメみたいにイノセントで恋以外目にはいってない愚かな子のほうが、まだ許せた。
ルカはむしろ小説のほうが、納得する。
彼は決して愚かじゃないし、あの年で企業の経営に参加してることからも、アルトに嫉妬してるくらいでいいと思うし、あの立場だったら、普通嫉妬するでしょう!しなかったらおかしいと思うけど。
ナナセの過去は、すげーネタもってきたなぁ~と。(苦笑)
アニメとは設定が違うようですが、これも納得。これくらいないとランカへのあの執着ぶりはおかしい!

アルトにとってランカは『平和な日常』の象徴として、書かれていて、このへんも自分の考えとかぶるかな。うん、やっぱり、そうだよね。恋愛の対象になってないよね。
あとはミシェリルを失ったことをかなり引きずってるのが、いい。・・・いや、ミハアルではないですが、それでもやっぱりアルトにとってミシェルの存在は大きかったとおもうので。アニメだと軽くミシェル犬死だもん。

どうでもいいけど、小説版アルトはシェリルに見惚れるシーンが多くて幸せだ。だって、天女だと思っちゃうくらいだしね(笑)
アルトだけでじゃなくて、ルカもミシェリルもクランもシェリルの美しさに見惚れてるシーンがあって、シェリルにやられまくってる私は、超納得(笑)。作者のかたもだいぶ、シェリルにやられてませんか?

小説版は私の予測通り4巻で終わるのかな?



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