冬季のマイナス35度Cの気温下でも高圧の薬品噴霧で消毒効果を発揮する『アクト式車両消毒装置』などを発売する農畜産業施設メーカーの㈱アクト(内海洋社長―本社・北海道帯広市大通南16-2-2)は、このほど畜舎周辺に出入りする車両や人、さらには畜舎全体を除菌する〝無塩型次亜塩素酸水(商品名『クリーン・リフレ』)〟と、クリーン・リフレを生産現場で随時製造できる三室型電解装置(商品名『クリーン・ファイン』)を開発した。
インフルエンザウイルスやノロウイルスなどに対し、次亜塩素酸水が有効とされているが、厚生労働省の成分規格を満たした製造方法で作られた次亜塩素水でも、0.2%程度の塩化ナトリウムを含むものが流通する可能性があり、これが金属腐食の原因になることがあった。
アクトが開発した三室型電解装置『クリーン・ファイン』は、原料である食塩水と、生成物の次亜塩素酸水(酸性水)が陰イオン交換膜で区切られ、ナトリウムイオンが次亜塩素酸水の中に移動できないため、塩化ナトリウム濃度が水道水と同程度で金属を腐食しにくい無塩型弱酸性次亜塩素酸水(『クリーン・リフレ』)を作ることができる。帯広畜産大学との共同研究では、実験室内の抗ウイルス効果検証で口蹄疫ウイルス、PEDウイルスの不活化効果も確認されている。
同社では「無塩型弱酸性次亜塩素酸水は、細菌やウイルスに対する効果がある一方、家畜や人体に対しては極めて安全性が高く、中性に調整すると、食品製造用水としても使用可能なことが、帯広保健所の分析結果で得られている」とし、家畜の伝染病予防対策としての活用に取り組みたいとしている。
農業施設メーカーの㈱アクト(本社・帯広市、内海洋社長)は、産総研や帯広畜産大学との共同研究で、消毒装置や浄化槽などを開発・販売している。
その高い技術力と地域貢献が認められ、18年12月には経済産業省の「地域未来牽引企業」に選定され、また道経済産業局の第7回ものづくり日本大賞「地域貢献賞」(18年2月)や北海道地方発明表彰の「発明奨励賞」(19年10月)など、数多く受賞している。
同社は、牛の蹄から感染する伝染病対策の蹄病消毒システム
「Hoof Cure System」を開発・販売。
この消毒液には「クリーン・リフレ」(電解無塩型次亜塩素酸水)が使われ、口蹄疫のほか、豚流行性下痢(PED)や豚コレラ、鳥インフルエンザ、サルモネラ菌、牛のヨーネ病などで効果を示す治験データがあり、口蹄疫については効果を論証した世界論文もある。
この消毒液が今回の新型コロナウイルス問題で、アルコールに代わる消毒液として、全国各地から問い合わせや注文が相次いでいるという。
新型コロナの消毒にはアルコールによる消毒が有効だとされているが、空気中にアルコールを噴霧することはできない。加えてアルコールは、アレルギー体質の人には使えず、またアルコールは皮膚の脂肪分を溶かすため手荒れの原因にもなる。
これに対して同社の商品「クリーン・リフレ」(電解無塩型次亜塩素酸水)は、空気中に噴霧することができ、環境や人体ににやさしい。例えば、この消毒液を使って入浴しても人体に害はなく、殺菌効果がある中性水(PH6)で、食品製造用水として国が定める水道水基準に適合している。
内海社長は「いわば〝飲める水〟で消毒ができ、目や口、粘膜に入っても害はない」と説明する。噴霧するだけで空気中に浮遊するウイルスや菌だけでなく、ドアノブや手すりも消毒できる。
「当社の商品は家畜の疫病対策として開発されたものだが、今回の新型コロナ問題で全国各地の公共施設や薬局などから問い合わせや注文が相次ぎ、対応に追われています」(内海社長)
内海社長は、
「当社の高い技術力だからこそ実現できた。これからも研鑽を積み、十勝の農業と酪農の発展に寄与したい。また新型コロナの問題で新しい需要が見込まれ、それに応えることで社会貢献していきたい」
という。
消費者庁、次亜塩素酸水などを販売する7事業者に措置命令
以下は北海道のHTBニュースからです。
クリックするとYouTubeに移動します。
じつは このアクトと言う会社
わが家の長女が15年勤務する会社です。
そのための 宣伝ではありませんので
どうかご理解ください。
自身
安全を確認して良いものを使っていると
思っています。
本当に心配していただき
ありがとうございました。
<m(__)m>
興味のない方はスルーしてね!
↓
↓