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グルメとペットの絵のブログ

フランス・オクシタニー地域圏政府視察団(続)

京都を車で名古屋へ向けて出発したフランス・オクシタニー地域圏政府視察団数名はヒルトンホテルで、他の視察団参加者と合流。私は旧友に会うべく視察団から離れた。この日は朝奈良ホテルを出発した時から終日車移動だったので疲れた。議長のキャロル・デルガさんは常ににこやかで、フランス人女性にありがちな感情の起伏を見せることもなく、エレガントで知的な方である。こういう人が国政を担当すれば、フランスはもっとよくなるだろうに。。。
 
 
翌日の私の出番はゆっくりしていて、11時にヒルトンホテルへ行けばよかった。ここで愛知県の経済産業局の局長が愛知県の産業と、新たに開設するStation AIというインキュベーション拠点のプレゼンテーションをしたのだが、この通訳がまた立ったままマイクを持って喋らねばならなかったので、結構大変だったが、まあ事前に資料には目を通していたので何とかなった。
 
そこから観光ホテルへ移動して、愛知県知事の大村君との昼食会。県の取り巻き連中も含め結構な人数だった。この日は通訳者にも食事が出た。大村君には以前二度会っているが、京都府の知事とは比べようもない。昨年だったか一昨年だったか知事再選を果たしたのだが、今問題になっている自民党の〇金のお蔭ではないのだろうか?ラグビーとジブリパークの話しかせず、フランス側を失望させた。プレゼントの交換。こうして並んでみると、知的レベルの差が歴然としているのがわかる。
 
 
この昼食会の後、デルガさんは「フランスは、中央政府とやり合うのは非常に難しく、自分達の地域の企業や技術、財務状況を知り尽くしていないといけない」と私に言われたが、大村君は愛知県の企業のこと、どれぐらいご存じなのだろう?
 
この日は大雨。その中常滑市へ車を走らせる。デルガ議長と他3名の議員、それに日本に駐在するフランス人、そして仏人カメラマンだ。常滑では急須作りの実演を見せて頂き、常滑市役所へ移動して伊藤市長に面会。まだ若く46歳らしいが、もっと若く見えた。少し緊張しておられたようだが、非常にフレンドリーな方であった。
 
面白いのは、フランス人は会話する時、相手に自分の言葉が伝わっていようがいまいが、相手の顔を見ながら話をする。日本人、例えば京都府の西脇知事や愛知県知事の大村君、常滑市の伊藤市長は、通訳者である私を見ながら話をするのだ。特に常滑の伊藤氏は緊張されていたせいか、ずっと私と会話しておられるような感じだった(笑)。
 
デルガ議長と他3名は名古屋駅から東京行の新幹線に乗られ、羽田空港からフランスへ帰国された。この日はこれで私の仕事は終わり。デルガ議長は帰ってしまったし、翌日は愛知国際エキスポで開催される展示会に副議長らを連れて行くだけなので、まああとはもう惰性で、、、と気軽に考えていたのだが。。。
 
昨日の雨も上がって快晴。名古屋駅から名鉄に乗って、中部国際空港へ。愛知県の新しい展示会場は空港のすぐ隣にある。今回はSMS(スマート・マニュファクチャリング・サミット)という展示会で、詳細は以下の通り。
 
ここで盛大な開会式が行われ、主催者であるフランスのGLSイベンツの会長、愛知県知事の大村君、在日EU大使、在日フランス大使、そしてオクシタニー地域圏政府の副議長、更にフランス・オーヴェルニュ地域圏政府の議長の順でスピーチをするという。
 
そのようなスピーチがあること自体知らなかったのだが、現地に着くとオクシタニー副議長の通訳をする人がいないんですよ、と突然言われた。「えっ、えっ、私にやれってこと???」
 
人前で通訳をするのは初めてではないが、何の準備もなしにいきなり???
 
スピーチする人達は壇上に座り、通訳者はその後ろに座らされ、私にはメモ用紙すらなかった。マイクを持って立ったまま通訳しないといけないので、メモを取るのも難しい。最も私は何も持ってなかったので、暗記に頼るしかない。壇上からの風景。フランス人の方が多い。
 
 
ペリフィグ副議長はタブレットでスピーチの筋書きを用意していたので、それを見せてもらい、何とか頭にインプットしようと努めた。
 
「では、この通りに喋って下さいよ」
「はい、この通りに喋ります」
まあであれば何とかなる。
 
なのにいざ始まると、書いてなかったことを言うではないか!しかもオクシタニー地域に進出している日本企業の名前が出て、さっき見たのと違う名前ではないか。おまけに聞いたことのない会社名だ。
 
わからなくなって、彼女に聞き返すことになり恥ずかしい思いをしたが、まあどうせ誰も聞いてないから(笑)。
 
フランス大使には日本語の堪能なフラン人っぽい男性がついていた。彼は「私も今朝突然通訳するように言われたんですよ」などと私に合わせたことを言っていたが、実際にはちゃんと原稿を読んでいるではないか。嘘つきめ!いやいや、もう終わったことなので仕方ないが、せめてメモを取れる状態でありたかったなあ。
 
 
開会式だけで何と1時間半。長過ぎるだろう。開会式のあとは、愛知県知事の大村君を中心に関係者による展示会ガイドツアー。予め歩くコースが決まっている。皆さん、特にフランス人は肩書が大好きな国民なので、大村君は引っ張りだこだ。そんなことしてもビジネスにはならないのに。。。
 
京都府知事や常滑市長などを見ていて、周りの人の接し方で、その人がどのように思われているのかがだいたいわかる。大村君は周囲の人達が殿様を扱うような感じだった。ご本人も殿様のおつもりなのかな(笑)。
 
 
というわけで、私の役目は終わった。あとは夕方まで一応副議長に付いていなければならなかったが、ほとんど出番はなかった。フランス大使館貿易投資庁がフランスパビリオンを出展していた。夕方、ブースで簡単なフィンガーフードのカクテル。フランス人はとにかくこういうことをやりたがるのである。コミュニケーションを図るには悪くはないが、例えばフランスの特産品を出すとか、もう少し工夫すれば良いと思うのだが。。。やりたがるわりにはお金をかけたがらないのだ。スピーチ大好きなフランス人は、ここでもまたスピーチ。もううんざり。

愛知スカイエキスポの場所柄か、とにかく風が強かった。

こうして3日間のアテンドが終了。長かったような短かったような。大変なこともあったが、総じてまずまず上首尾だったので良かったのだろう。多くの人に出会えたのが収穫だったし、何よりもデルガ議長に再会できたことが一番だった(彼女は私のことなど覚えてはいなかったが)。最後に議長とツーショット。

 

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