オー・ド・セーヌ県来日

先々週はフランス国鉄の団体だったが、先週はフランスのオー・ド・セーヌ県（パリの少し上の地域）の大視察団が来日。60社もの企業を伴っての来日だそうで、そのうちの約半数が関西へやって来た。そのうち、私は部分的に通訳の依頼を受けた。先々週の仏国鉄の時は主にロジスティックの手配だったが、今回は通訳だ。しかも事前の資料がないので困ったものであった。

テーマは水素。フランスの水素関連企業と兵庫県の水素市場参入を目指す企業との交流会が、神戸市役所の会議室を使って行われた。フランスからはオー・ド・セーヌ県商工会議所の人と、水素関連企業2社が参加。私以外にもう一人通訳の方が同行。

日本側は兵庫県と神戸市の職員の人達の他、神戸市水素クラスター及び兵庫の中小企業4社（うち1社は大企業かな）が参加。日本側の挨拶やプレゼンテーションは全て私が通訳した。挨拶はともかく、クラスターや企業のプレゼンテーションについては何の資料ももらっていなかったので、自分でHPに入って少し知識を仕入れておいた。

一部のプレゼンテーションはかなり技術的だったが、まあ何とか経験と仏語力で切り抜けた。本当はこの種のプレゼンテーションをする場合、事前に資料を通訳者に渡すのが普通である。何もなしにいきなりやるのはかなり異例だと思う。

さて翌日はKHIの液化水素事業と液化水素ターミナルの見学で、20人ぐらいのフランス企業の人達と一緒にポートピアホテルからバスに乗車。前日の私はブルーで統一していたが、この日は赤で統一。この赤いジャンパーは仏エーグルブランドで、もう10年も着ている。マフラーもフランス製。ネクタイは昔もらったイタリア製のもの。

KHIの人達は神戸空港に隣接した会議室でフランスの一行を待っていた。貸会議室のようだ。神戸空港に来るのも何年ぶりだろう。天気が良いと気持ち良いものだ。

KHIのプレゼンテーション、これも資料がなかったのだが、前日の夜にメールで入って来た。PCを持っていなかったので、スマートフォンで四苦八苦して何とか見ることができ、お蔭で事なきを得た。プレゼンテーションの後はそのすぐそばにある液化水素荷役ターミナルの見学。といっても離れた場所から説明を聞くだけだった。