成長戦略に宇宙産業を
2013年12月18日
金城タツローの幸福維新より
http://ishin0507.ti-da.net/e5710897.html
中国の無人月探査機が14日、月面着陸しました。
月面着陸は旧ソ連以来37年ぶり、アメリカ、ロシアに次ぐ3カ国目です。
中国政府は今後、宇宙ステーション建設や有人月面着陸を実現させる構想を
立てているとのことですが、宇宙の平和利用だけの目的で莫大な予算を
投下してまでこのプロジェクトを実行しているとは思えません。
これは世界にとって、安全保障上、重大なことであると考えねばなりません。
なぜなら、今回の成果が弾道ミサイルの命中精度が上がったことの証明にも
なりますし、中国の最大の目的は宇宙軍の創設と具体化であると思われるからです。
日本にも月探査計画があり、1990年には月の軌道に到達した3番目の国に
なりました。
JAXAも来年頃にはかぐや後継機を打ち上げ、日本初の月面着陸、2020年
までに有人月探査、2030年までに月面基地の建設を計画しているとのこと
ですが、予算がついておりませんでした。
その結果、中国に追い抜かれてしまったのではないでしょうか。
アベノミクスは第三の矢の「成長戦略」が本当に
経済を押し上げていくものなのかが問われています。
専門家は株価がこれから先、更に上がらないのは、投資家が成長戦略に対し
疑問を呈しているからだと指摘しています。
ですから、今こそ宇宙開発を我が国の基幹産業に位置付けるときではないでしょうか。
新たな輸出産業としても育てていくべきです。
昨年はH-2Aロケット21号機によるアリラン3号の打ち上げに成功し、
海外から初めての商業受注となりました。
三菱重工はカナダのテレサット社から通信放送衛星の打ち上げ輸送サービスの
受注をしています。
また、我が国の屋台骨を支えているのは、中小企業です。
例えば、自動車の場合は、どんなに高級車でも、部品数は10万点くらいですが、
JAXAが開発しているH2Aロケットだと100万点もあります。
スペースシャトルだと250万点です。
モノづくり国家の日本であるからこそ、宇宙開発を基幹産業化していくことで、
中小企業も潤うことに繋がっていくのではないでしょうか。
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