安重根記念館が開館
テロリストを英雄視するのは自滅への道
2014.01.20 Liverty Webより
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7240
中国のハルビン駅に19日、安重根記念館が開館した。
昨年の中韓首脳会談で、安重根の石碑建立を持ちかけた
韓国の朴槿惠大統領に対する、中国側の「返事」だ。
「石碑」建立の呼びかけに対して、中国は「記念館」で答えた。
これを「格上げされた」と韓国メディアは喜んで報じた。
ハルビン駅は1909年に、安重根が日韓併合に消極的だった
伊藤博文・初代韓国統監を暗殺した現場で、記念館からはその場所が見える。
2013年に韓国で開催されたサッカー東アジア杯の日韓戦でも、
観客席から安重根の肖像を描いた巨大な垂れ幕が掲げられるなど、
安重根は独立運動家の英雄として讃えられている。
しかし、安重根は決して英雄などではない。日本の初代総理大臣の
伊藤博文を暗殺した安重根は当時、国際的にも今で言うテロリストと
みなされた。そのため、朝鮮半島の李王朝は「日本に併合されても
仕方がない未開の国」とされ、日韓併合を国際社会が承認した。
つまり、安重根は朝鮮半島の独立を妨げた張本人なのだ。
そんな国際的テロリストを讃える記念館などを建設するのは、極めて
悪質な国際マナー違反だ。例えば、アフガニスタンがビン・ラディン記念館を
建てたりしたらアメリカは黙っていないだろう。
だが韓国はこれを機に、中国と反日で手を組み、北朝鮮の暴発から韓国を
守ってもらい、経済面でも協力関係を深められると思っているのだろうが、
そんなに甘くはない。
大川隆法・幸福の科学総裁が2013年10月に、
朴大統領の父の朴正煕・元韓国大統領の霊を呼び出したところ、
朴正煕の霊は次のように語った。
「今の選択は、『北朝鮮にやられるか、中国に吸収されるか』、
どちらかしかない方針をとっていると思うね」「中国から見たら、
『北朝鮮』と『韓国』の両方を自分の属国にして、全部押さえてしまえば、
これは『日本に対する防波堤』としては、かなり強力な防波堤ができる。
中国自らは被害を受けずに、韓半島を使って日本と戦うことだって
できるわけですからね」
中国は韓国を利用はしても、対等な外交関係を結んで韓国を守る気などない。
今の中国の拡張主義を見て、それが分からない朴大統領は認識不足と
言わざるをえない。北朝鮮が暴発して、あっさりと中国に見捨てられた時、
日本や米国に助けを求めても、すでに日本人の対韓感情は厳しいものに
なっているだろう。(居)
【関連書籍】
幸福の科学出版 『韓国 朴正煕元大統領の霊言』 大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1051
【関連記事】
2013年11月20日付本欄
韓国による安重根像の建設巡り日韓応酬 未来志向の日韓関係を
http://the-liberty.com/article.php?item_id=6944
2013年6月29日付本欄
韓国・朴大統領 中国に安重根の碑の設置を要請 テロリストを奉る
「亡国のアイデンティティ」
http://the-liberty.com/article.php?item_id=6257
安重根記念館 韓国の反日工作は執拗すぎる
(1月21日付・読売社説)
安重根記念館歴史問題で、日本に対する圧力を加えようとする
中国と韓国の連携が一段と強まった。憂慮すべき事態である。
中国黒竜江省ハルビン駅に、「安重根義士記念館」が開館した。
安重根は、朝鮮独立運動家で、初代韓国統監の伊藤博文を暗殺した人物だ。
韓国では、日本支配に抵抗した英雄とされる。
朴槿恵・韓国大統領が昨年6月、習近平・中国国家主席に、
暗殺現場のハルビン駅に記念碑の設置を求めた。
それに、中国側が記念館の設立で応えたものだ。
朴氏には、日本の歴史問題で、中国と共闘する狙いがあったのだろう。
韓国外交省は、開館を歓迎し、安重根が
「韓中両国民から尊敬されている」と強調した。
しかし、日本の立場や国民感情を無視して作られた記念館は、
到底受け入れがたい。
日本政府はこれまで再三、両国に懸念を伝えていた。
開館に際して、韓国と中国に対し、外交ルートで抗議したのは当然だ。
菅官房長官は、安重根について、「我が国の初代首相を殺害し、
死刑判決を受けたテロリストだ」とし、この件での中韓連携は
「地域の平和と協力の関係の構築に資するものではない」と述べた。
朴氏の意向を受け入れ、記念館を設立した中国も問題である。
多民族国家の中国にとって、安重根を称揚することは、
少数民族である朝鮮族の国境を超えた
民族意識を刺激しかねない危険をはらんでいる。
それでも、中国が記念館開設に踏み切ったのは、反日をテコに、
韓国を外交的に取り込もうという打算が働いたのだろう。
日米韓の外交・安全保障上の連帯にくさびを打ち込む狙いがうかがえる。
一方、安重根記念館以外でも、韓国は、歴史認識に関する一方的な
主張を強めている。
国際機関や第三国で、日本の立場を損ねていることは看過できない。
韓国政府は、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)による世界記憶遺産に、
いわゆる元従軍慰安婦らの証言記録を登録するための準備を始めた。
フランスで行われる国際漫画祭では、
慰安婦問題をテーマとする作品を展示すると決めた。
米国では、韓国系団体が、教科書に「日本海」に加えて、
韓国での呼称「東海」を併記するように求める運動を展開している。
日本政府は、韓国の執拗しつような外交工作に対抗して、
正確な事実関係を丁寧にかつ粘り強く、世界に対して主張していくしかない。
(2014年1月21日01時14分 読売新聞)
(´~`;)
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救いにくる国は、なかなか無いので、それが日本でない場合でもこういう方を肯定するということですからね。
直接的に救済に入る国が、なくなるかな。
あるいは、救済に立ちあがる国が出てきても、なぜ助けにきたのか疑念にかられ、大論争になる可能性もありますね。