有毒粉ミルク事件、失職した高級幹部は昇進=中国
有毒粉ミルク事件、
失職した高級幹部は昇進=中国
【大紀元日本12月30日】中国で昨年8月に発覚した、有毒物質メラミンが混入された粉ミルクが大規模な範囲で健康被害を出した事件で、当時責任を取って辞任した「国家質量監督検験検疫総局」の李長江前局長がこのほど、最高指導部の副部長クラス(日本の副大臣にあたる)のポストに任命されたことが明らかになった。事件の責任者が再び昇進して現場復帰したことに、被害者らは怒りを隠せない。 昨年8月、中国の有名ブランド「三鹿グループ」の粉ミルクに、たんぱく質の含有量を水増しするために、腎臓障害を引き起こす有毒物質メラミンが混入されていることが判明。一方、「国家質量監督検験検疫総局」は同銘柄の粉ミルクを優良商品と認定していた。大勢の乳幼児が同粉ミルクの摂取により腎臓結石を患い、死亡例も多く確認されている。 事件発覚後、当時「国家質量監督検験検疫総局」の局長だった李長江氏は、責任を取って辞任したが、中国共産党中央委員の座は剥奪されず、「高級幹部」としての待遇はそのまま。15ヶ月後、今年65歳を迎えた李長江氏は、最高指導部の副部長クラスに昇進し、現場復帰したことが、国内紙「新華日報」で伝えられた。 李長江氏のほか、同事件で失職したが復帰・昇進したのは、「記録処分」となった質監総局食品生産監督局の鮑俊凱前副局長や、河北省農業庁の劉大群前庁長など。鮑前副局長は昨年12月に、安徽省の出入境検験検疫局長に異動となり、官僚の序列では局長級に昇進した。劉大群前庁長は昨年11月に同省ケイ台市の共産党委員会副書記になり、今年1月に同市市長に就任した。 一方、被害を受けた乳幼児の親たちへの損害賠償は、いまだに成立しておらず、当局から圧力を受けている人もいるという。被害者グループ「結石宝宝」の発起人の一人、趙連海さんは11月中旬に当局に連行され、今月17日に逮捕されている。 取材に応じた被害者の親は、「中国では、被害を受けた方はしかるべき損害賠償を受けられず、加害者はしかるべき責任の追及を受けない。これが、有毒食品事件が後を絶たない原因だ」と無念そうに語った。 (翻訳編集・叶子) (09/12/30 08:21)
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当時責任を取って辞任した「国家質量監督検験検疫総局」の李長江前局長がこのほど、最高指導部の副部長クラス(日本の副大臣にあたる)のポストに任命された。
最高指導部, 罪にならず。。罪を犯しても返り咲く!
何だ、日本と変わらないか!
小沢まわり、責任を取って辞職もしない。。。
中国共産主義より悪いでしょ。。
有毒物質メラミンが混入された粉ミルクが大規模な範囲で健康被害を出した事件で、事件の責任者が再び昇進して現場復帰したことに、被害者らは怒りを隠せない。