平松 茂雄 専任講師
国家基本問題研究所評議員
元防衛研究所研究室長
前杏林大学社会学部教授
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平松 茂雄 専任講師
国家基本問題研究所評議員 | ||
元防衛研究所研究室長 | |||
前杏林大学社会学部教授 |
【正論】中国軍事専門家・平松茂雄
北の核ミサイルは「政治兵器」 (1/3ページ)
産経:≪弾頭も衛星も同ロケット≫
筆者は核兵器やミサイルの専門家でないが、今回の北朝鮮のミサイル
発射実験に関するわが国のマスコミの報道や解説を読んでいて、
腑(ふ)に落ちないところがいくつかある。
一つは、核ミサイル開発と宇宙開発、具体的には、核弾頭と衛星の関係や
ロケットとミサイルの関係について、ミサイル開発は軍事目的だから危険だが、
衛星は平和利用だから問題ないとの見方である。筆者の理解では、
同じロケットに核弾頭を搭載すれば弾道ミサイルになるが、衛星を打ち上げるのも
じロケットである。
中国は同じロケットで核弾頭と衛星を打ち上げている。例えば1970年、
初めて人工衛星を打ち上げたロケット「長征1号」は中距離弾道ミサイル(IRBM)を
発射するロケットである。これにより日本はじめ中国周辺諸国はその射程内に入った。
蛇足ながら、当時も今も日本にはそのような認識はほとんどない。
それから10年後の1980年に、中国は南太平洋のフィジー諸島近海に
大陸間弾道ミサイルを発射した。この時は核弾頭ではなく、実験機材を装備した
カプセルを搭載した。80年代以降中国の宇宙開発は本格化するが、
衛星を打ち上げるのは、長征1号を衛星の目的に合わせて改良した
十数種類のロケットである。
90年代に入ると、中国の宇宙開発は宇宙ステーション=宇宙軍事基地の
設置に向けて進展し、今世紀に入って有人宇宙船を3回打ち上げた。
この有人宇宙船を打ち上げたロケット「長征2F号」は米国に届く大陸間弾道ミサイルを
発射するロケットである。大きくて重い有人宇宙船を打ち上げて、自在に軌道を
修正したばかりか、予定の場所に帰還させた。核弾頭は小さくて軽いから、
中国の大陸間弾道ミサイルの精度は相当の水準に達しているとみられる。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090420/plc0904200334001-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090420/plc0904200334001-n3.htm
核と防衛、もっと国民に議論されていくべきだし、
日本のマスコミも、そう仕向けるべきなんだ。
国民からの受信料で運営されて居るのに
国民の危機には役に立たないで、
北の核にも「大丈夫」ばかり言ってた。NHK。
もう自国を貶めるようなことはしないde!
国を憂い立ち上がり、抗議行動を、起こす民間人が
あちこちで増えてくるかもしれない・・・・
抗議行動=右翼=よくないレッテル・・誰が植えつけた??
こんなことに気持ちが退いててはいけないんじゃないか・・・と自分は思う。
桜咲久也