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「福島第1原発の処理水はどうすれば良いのか。あとは何が必要なのか。」江夏正敏の「闘魂一喝!」

2020年04月22日 01時33分08秒 | リバティ 学園 幸福実現党 関連  

幸福実現党  
江夏正敏の闘魂メルマガ vol.154
2020年4月21日発行
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江夏正敏 幸福実現党
幹事長(兼)政務調査会長のオフィシャルブログ
http://enatsu-masatoshi.com/
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1、江夏正敏の「闘魂一喝!」
「福島第1原発の処理水はどうすれば良いのか。あとは何が必要なのか。」
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新型コロナで世界は大変な状況ですが、今日のメルマガは福島第1原発の処理水の問題を取り上げます。
実は、日々、たまり続ける処理水をどうするかという判断を、今年の夏ぐらいまでに下さなければならないのです。
ほぼ、結論は見えているのですが、あとは決断のみと言えるでしょう。
ということで、福島の処理水の概要と方向性を述べてみたいと思います。

●福島第1原発の処理水とは。
処理水とは、東日本大震災の際、1~3号機の原子炉が炉心溶融し、溶け落ちた核燃料に、流入した地下水などが触れることで発生した汚染水を、
多核種除去設備(ALPS)で浄化処理した水のことを言います。

●たまり続ける処理水のタイムリミット。
この処理水が1日170キロリットルずつ増え続けており、今年の2月20日現在で約120万トン貯蔵されています。
直径10メートル超のタンク約1000基に達しており、敷地の問題もあって、2022年夏にはタンクが満杯になると予想されています。
2年後の夏がタイムリミットとすると、様々な対処に2年ぐらいの準備期間が要すると言われているので、この処理水の処分方法の決断を今年の夏ぐらいまでにしなければなりません。

経済産業省の有識者小委員会の提言。
2020年1月31日、経済産業省の有識者小委員会は、この処理水の報告書案を示しました。その結果、「海洋放出」と「水蒸気放出」の2案が現実的な選択肢としました。
その上で、特に海洋放出は国内の原発で実績があるため「より確実に処分できる」と明記しました。
ハッキリと言うと「海洋放出」が良いということです。

●国際原子力委員会(IAEA)も容認。
国際原子力委員会(IAEA)は、これまでも処理水の海洋放出を提言してきました。
グロッシ事務局長は2月27日に都内で記者会見を行い、「『海洋放出』は新しい手法ではない」と指摘し、
「放射性物質の濃度を、国際基準を下回る水準に薄めて処理水を放出すれば、環境にニュートラル(中立)だ」と話しています。
また、水産物への影響の声に対し「科学的な観点では問題ない。海洋放出は世界で実施されている」とも述べました。
さらに、日本側の要請があれば「処理水が国際的な基準を下回っているかどうかモニタリングすることも可能だ」と説明しました。
ということで、IAEAは科学的に問題ないと言っています。
ちなみに原子力規制委員会の更田委員長も「科学的に排水基準を下回れば、海に流しても安全上の問題はない」と表明しています。

●各国も海に排水している。
実は、放射性トリチウムを含む排水は、国内外の原発で海などに放出されています。
例えばフランスのラグーア原子力施設、カナダのブルース原発、韓国の古里原発などで輩出しています。
原子力委員会の更田委員長は「福島第1原発のトリチウムは海外と比べても、量的に極めて多いわけではない」と述べています。

●トリチウムとは。
ここで、トリチウムについて説明します。処理水に含まれる放射性物質のうち、トリチウムだけは技術的に取り除くことができません。
ただ、他の放射性物質と比べてトリチウムは健康への影響は小さく、希釈した処理水を環境中に放出しても、自然界に元々ある放射性物質の影響のわずか1000分の1以下に満たないのです。
ですから、処理水は危険なものではないのです。さらに言えば、トリチウムそのものは宇宙線が空気にぶつかった際に発生するなど、自然界でも生成されるもので、特殊なものではありません。

●法律や規制上も問題ない。
ロンドン条約という廃棄物などの投棄による海洋汚染を防止するものがあります。
この条約ではトリチウム水は、1リットルあたり6万ベクレルに薄めれば、海に放出しても構わないとしています。
もちろん福島の処理水はクリアしています。

●海洋放出の方法。
海洋放出は、沖合5~10キロまで廃水パイプを敷設し、人の生活圏から十分に離れ、潮流とも混じりやすい場所に排水口を設け、海水に流す方法です。
太平洋の巨大な海水量からみれば120万トンの処理水は誤差にもカウントされないレベルです。

●実は日本でも既に排出している。
実は既に、日本でもかなりの量のトリチウムを海に放出しています。東海再処理工場や、六ケ所再処理工場からです。
報道によると、既に福島第1からもトリチウムを放出しているようです。
建屋を遮水壁で囲んで、その中にサブドレンという井戸を41カ所掘って、大量の水をくみ上げています。
それをいったん貯蔵して、水の中にまじっているセシウムやトリチウムの濃度を管理して、トリチウムは1リットル当たり1500ベクレルに希釈して海に放出しているのです。
ですから、既に海洋放出をしているのに、なぜサイト内の貯蔵タンクの処理水にかぎって放出できないのか。誰も説明できません。

●東海や六ケ所ではどうしたか。
東海や六ケ所の再処理工場では、海洋放出する放射性物質について、漁業者をはじめ地元の関係者とじっくりと話し合い、
健康への影響はないこと、法的、技術的にも問題がないことをきちんと説明して、納得してもらったようです。

●問題をややこしくした韓国政府。
この処理水の問題を、韓国政府はデマを発信して複雑化しました。
この処理水の「海洋放出」について、韓国政府は「隣国として海洋放出の潜在的な環境への影響に深刻な憂慮がある」とする文書を国際原子力機関(IAEA)に送付したのです。
しかし、その韓国自身が韓国国内にある月城原発から大量のトリチウムを含む汚染水を日本海に放出しているのです。
正直、韓国には何らかの落とし前が必要でしょう。

●風評被害対策を。
地元の漁業関係者は東日本大震災以来、努力されて漁業再生をされてきました。
科学的に海洋放出は問題ないとはわかりつつも、風評被害が出て、また漁業関係者の努力が元の木阿弥となり、生活基盤が脅かされることは何とかしなければならないでしょう。
ただ、地元の漁師さんの中には、絶対反対の方もいらっしゃる一方、
「海洋放出にはもちろん反対だが、結果的にそうなってしまうことも覚悟している。そうなったとしても、放出後の漁業者の暮らしをどう補償するのか、
福島の漁業の再生、風評被害払拭にどう取り組むのか、国には具体的な対応を示してほしい」(2020年2月1日日経新聞地方面)というご意見をお持ちの方もいらっしゃいます。

●政府が決めきれない?
政府はじめ関係者は、世間に「漁業者が反対しているから放出ができない」という間違ったイメージを植え付けてはダメです。
しっかりと方向性を明示するのが政治や役所の役割だと思います。どうも各部署が逃げている感じがします。
原子力規制委員会や放射線の専門家が「安全だ」ということを明確に宣言し、一歩も引かずに言い続けること。
東電はもちろんのことですが、東電だけに責任を押し付けてはだめです。なぜなら、原発推進はオイルショック以来の国策だったからです。
経済産業省、農林水産省、厚生労働省、そして環境省がタッグを組んで、しっかりと国内外に正確な情報を届くようにすることです。
特に自民党、安倍政権が原子力にはほとんど触れないことに責任政党としての自覚があるのかを問いたくなります。
最後は政治の覚悟に尽きるということで、今回のメルマガを終えることに致します。
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2、編集後記
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コロナで世界は大変です。
その解決法は、実は「人間の心」にあるのですが、
政治的解決になると、まだまだ見えないところがあります。
生命を守り、生活も維持する。この難しい問題に対して、
これからも発信していきたいと思います。
是非、私のyoutubeも見ていただければと思います。
毎日発信しておりますので、よろしくお願いします。
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◆ 江夏正敏(えなつまさとし)プロフィール 
1967年10月20日生まれ。
福岡県出身。東筑高校、大阪大学工学部を経て、宗教法人幸福の科学に奉職。
広報局長、人事局長、未来ユートピア政治研究会代表、政務本部参謀総長、
HS政経塾・塾長等を歴任。
幸福実現党幹事長・総務会長を経て、現在、幹事長(兼)政務調査会長。
http://enatsu-masatoshi.com/profile
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◆ 発行元 ◆
江夏正敏(幸福実現党・幹事長(兼)政務調査会長)
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2 コメント

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動画 (通りすがり)
2021-11-19 03:17:24
マルチアーク技術の動画

水の中で炎が燃える? 不思議な現象と脅威のエネルギー

https://www.youtube.com/watch?v=kciYvpxv8y8
返信する
マルチアーク技術のススメ (Unknown)
2021-04-13 22:06:12
処理水にマルチアーク技術を追加して処理すると放射能物質を無害化でき、水質浄化や海中の様々な生物を賦活させる
「活性水」にもなり、周辺海域が豊富な漁場へと変化する。
返信する

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