「断固たる意思で侵略行為を抑止せよ ]
(8/24【ついき秀学の未来への決断】
「断固たる意思で侵略行為を抑止せよ 」
(第2・第4金曜サンケイビジネスアイ連載)
2012年8月24日
□幸福実現党党首
◆「断固たる意思で侵略行為を抑止せよ」
□幸福実現党党首
--香港の活動家が尖閣諸島・魚釣島に不法上陸した事件は、
強制送還で幕引きになりました
野田佳彦首相が戦没者追悼式典で「不戦の誓い」をした8月15日に、
上陸が行われました。これは今の日本の状況を象徴している出来事だと
思います。先の戦争に懲りて、戦争は一切しないという「平和主義」
があって、これはこれで一つの考えなのですが、そう言っているうち、
自国領土が侵略されつつあるからです。先の大戦で日本は「侵略国家」
だったという主張がありますが、北方領土と竹島を不法占拠され、
今また尖閣もその危機にさらされている戦後日本は、客観的に見て
「被侵略国家」に成り下がっています。
今回の上陸事件では、入管難民法を適用して活動家らを強制送還しま
したが、不法入国であれば罰金なり懲役刑も科すことができるのにしな
かった。事案に悪質さがなければ、それでも構いませんが、今回は宣伝
のためにテレビクルーも一緒に乗せるなど、確信犯的行動です。
領有権主張活動を目的とした不法上陸それ自体が、日本の主権の侵害や
法秩序への挑戦を意味しており、極めて悪質です。国内法にのっとって
強制送還といっても、先方からしたら日本から釈放を勝ち取ったという
ことになります。
「これから何度もやるぞ」という流れが本格化するでしょう。
政府は「できるだけ穏便に」と考えたのかもしれませんが、大きな目で
見れば不適切だったと言わざるを得ません。活動家が巡視船にレンガ
を投げつけていて、公務執行妨害容疑で刑事手続きを進めることも
可能だったとみられるだけに、政府は海保が撮影したビデオを公開し、
説明責任を果たすべきです。
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http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120824/mca1208240501003-n2.htm
<フジサンケイビジネスアイ 寄稿コラム>
※6月から第2・第4金曜日の掲載となります。
過去の掲載記事はこちら
http://www.sankeibiz.jp/story/topics/sty13119-t.htm
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