歳費削減よりも定数削減を
2012年1月16日(月)
加藤文康氏、ブログ転載
野田首相は、内閣改造で岡田克也氏を副総理に迎え、
消費税増税一直線路線です。
そんな岡田副総理ですが、増税に対する国民の理解を
得るためでしょうが、早速、国会議員の歳費を、
国家公務員給与の7.8%引き下げ案を前提に、7.8%超削減する
法案を24日召集の通常国会に議員立法で法案を提出する
考えを表明しました。
議員個々人として何とも反対しづらい雰囲気があり、
法案は一気に可決しそうです。
しかし、給与とは、基本的に仕事の成果に対する報酬であります。
国家の命運を託された国会議員の給料を、国家公務員の
給与と連動して引き下げようとするのは、やはり
大衆迎合型の安易な発想ではないでしょうか。
議員個人の努力才能次第で、無限の付加価値と国益を
生み出せるはずの国会議員の職務の本質を見誤って
いるように思えません。
そもそも、国家財政が緊迫し、国会議員関連の歳出を
削減したいというのなら、
まずは大胆な定数削減を行うべきです。
私は一昨年の参議院選挙で、参議院廃止による立法機能の
効率化を訴えましたが、これは当然ながら歳出削減効果も
見込んだ上での提案でした。
何事もリーダー自らの率先垂範が大切、という岡田氏の
主張はそのとおりだと思います。
ならば、ここは国会議員の定数を相当数、思い切って削減し、
その上で、厳しい選挙を勝ち抜いてきた精鋭の議員には、
今まで以上の歳費や必要経費を支給し、納税者の納得の
得られるような、より付加価値のある仕事を要求するほうが、
長い目でみて国益に適っていると思います。
今日は特に寒かったですね 皆様、風邪などひかれませんように。
http://katofumiyasu.blog45.fc2.com/blog-entry-443.html
。