■■■ 日本再生ネットワーク NEWS ■■■
≪2012/05/09(水)≫
★本日のニュースヘッドライン……………
◆まるで一般人、民間フェリーの予約をする自衛隊
◆陸海空3自衛隊 尖閣奪還作戦を策定 「中国が占領」連携対処
≪編集部のコメント≫
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◆まるで一般人、民間フェリーの予約をする自衛隊
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(jbpress 2012/5/8)…後半のみ。全文はリンク先にて。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/35133
国の主導で柔軟な輸送体制を
今のところ、自衛隊が民間フェリーを利用する際は、防衛省・自衛隊とフェ
リー会社が個別に調整することになっている。だが、本来は政府によりなすべ
きことは多い。
先般の北朝鮮ミサイル事案において、陸上自衛隊員は沖縄の石垣・宮古・与
那国島に民間フェリーで移動した。この時、「営業の邪魔をしない」ことが条
件とされ、自衛隊は民間人と同じように必要な日に「予約」をした。強制力は
ないので、もし先に他のお客さんが入っていたら運航できなかったわけだ。
ちなみに、北朝鮮がミサイルを打ち上げたのは4月13日だったが、陸自隊
員がフェリーで帰路に就いたのは4日後の17日であった。これは発射予告が
12~15日の間であったことを踏まえ、それより後の17日にチャーターし
てあったからである。
いつでも帰れるようにフェリーを何日も押さえたりすれば、キャンセル料が
発生してしまう。そんなお金はとても払えないというわけだ。
現状では、フェリー各社の厚意により大きな問題もなく利用できているが、
今後起こり得る様々な状況に鑑み、国が主導してもっと柔軟に自衛隊が使用で
きるようにしなければならないだろう。
そのためには、「官と民の協力のもとで・・・」などという決まり切った文
言だけにとどまらない踏み込んだ施策を期待したい。
端的に言えば、国としてフェリー業界への補助を促進することではないだろ
うか。有事対応のためのコスト負担など、現在はフェリー会社がそれぞれの判
断で行っている。
政府は、フェリー政策も含めた全体的な輸送対策を構築すべきである。これ
は大規模災害のみならず、想定される有事に備えるための喫緊の課題ではない
だろうか。
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◆陸海空3自衛隊 尖閣奪還作戦を策定
「中国が占領」連携対処
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(産経 2012/5/9)
陸海空3自衛隊が昨年11月の統合演習で、沖縄・尖閣諸島が中国に占領さ
れたと想定し、詳細な奪還作戦を策定していたことが8日、分かった。擬装漁
民の不法上陸をきっかけに周辺海域まで中国に占領されるというリアルなシナ
リオで構成され、中国の弾道ミサイルの命中精度向上を踏まえ、陸海空3自衛
隊の「統合運用」による迎撃能力の強化策も検証していた。
対中有事に関し、防衛省は平成22年12月の「防衛計画の大綱」策定直後
にも態勢強化に向けた尖閣占領シナリオを策定。今回はこれをより具体化させ、
対処要領をまとめた。
統合演習は、沖縄近海の特定海域を尖閣諸島に見立てて実施。事態は(1)
平時での不法行動(2)武力攻撃予測事態(3)武力攻撃事態と認定しての着
上陸作戦-の3段階をたどると想定した。
まず中国側は漁民を装った「海上民兵」が尖閣に不法上陸すると想定。これ
をきっかけに中国海軍が尖閣周辺海域に艦艇を派遣、水陸両用・空挺(くうて
い)部隊も展開するとした。中国の戦闘機は九州周辺の日本領空にも波状的に
侵入するとした。
これに対し、自衛隊は(1)陸自部隊の統合輸送・機動展開(2)防空作戦
(3)対艦攻撃(4)自衛隊と米軍の施設防護(5)尖閣での着上陸作戦-の
5つの作戦で応戦する。
具体的には、中国の不法上陸後、中国海・空軍の動向から「国家意思」を確
認した段階で、島嶼(とうしょ)防衛の中核部隊と位置付けられる陸自「西部
方面普通科連隊」(長崎)が佐世保(同)から海自輸送艦で緊急展開。着上陸
作戦により、中国の水陸両用部隊や空挺部隊を尖閣から排除する。
防空作戦・対艦攻撃では、海自佐世保基地の艦艇、空自の築城(ついき)
(福岡)・新田原(にゅうたばる)(宮崎)・那覇(沖縄)3基地の戦闘機を
投入。防空作戦では、中国によるミサイル攻撃に備え、陸自高射特科(砲兵)
部隊だけでなく、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)などによる広域防護
を担う空自高射部隊との連携拡大に重点を置いた。
いずれも自衛隊による単独作戦を想定したが、実際の有事では米軍も参加し、
より強力かつ重層的な作戦が可能になるとみられる。
一方、問題点も浮かび上がった。尖閣占領が民兵上陸に端を発するならば、
海上保安庁や警察が初動対応を担うが、自衛隊との連携強化は進んでいない。
陸自部隊の輸送力強化など機動性を重視した防衛力整備も急務となる。
【用語解説】自衛隊統合演習
昨年11月14~18日の間、約3万5千人が参加した大規模演習。九州南
西・沖縄方面を主な訓練場所として武力攻撃事態での自衛隊の対処を訓練した。
主要訓練事項は「島嶼部の防衛を含む各種行動」と発表している。
転載、させていただいた記事です
http://archive.mag2.com/0000084979/index.html
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こんなんで、いざって時に大丈夫かね。