原発全停止
曽我周作氏、ブログ転載 2012-05-07
非常に憂慮した事態が現実になりました。
原発が全停止しました。
私のように、この事態を憂慮する人、喜ぶ人、様々でしょうが、
当然原発に「リスク」が付きまとうのは承知しています。
政府は再稼働させようとしていますが、一向に決断できません。
しかし、今全停止させて、夏までに再稼働できなかった場合、
この夏にでも突然の大規模停電などが起きたらどうするのでしょうか。
それによって命を失う人がでるかもしれません。
また計画停電をして、交通事故が多発するかもしれませんし、
計画停電などされたら産業は、そこから逃げ出すしかありません。
特にハイテク産業などは頭を抱えているのではないでしょうか。
しかも、日本には逃げ場などありません。
どこに行っても電力不安。
しかも、電力料金は、ただでさえ高いのに、さらに
その料金が跳ね上がります。
どうするつもりでしょうか?
原発全停止のリスクはまだあります。
今、イランとイスラエルの戦争の懸念が高まっています。
もしも、ホルムズ海峡が一時的にでも封鎖されたら
どうしますか。
日本に輸入される原油の大半は、そこを5時間に一度通過する
タンカーによって日本に運ばれてきます。
それが止まったらどうなりますか。
今後も発展途上国の成長に合わせて、
原油の需要もさらに高まるでしょう。
原油の需給が逼迫することも考えられます。
どうしますか。
日本の原発は世界では一番安全であると世界は思ったからこそ、
震災後の原発事故の後に、
海外から日本の原発を売ってほしいと言われるわけです。
脱原発を訴えるデモの集団に、ハングル文字を掲げる
「日本人ではない人」がいるのをyoutubeでみらました。
韓国は原発80基を海外に売り込むことが国策で進められて
いるようですが、
それに対して抗議しましたか?
もし、それに抗議していないとすれば、
日本で脱原発を煽り、日本人技術者を引き抜き、海外で
儲けようとしているようにしか思えません。
日本人で、脱原発のデモに参加している方も、
この事実をどう思いますか?
私は、当然安全対策は今後も行うべきで、国民に対しても、
どのような安全対策を行っていくか、すでに進めているかを
伝えるべきであると思いますが、
その対策を進めながら、一定の基準を満たす原発は
再稼働させるべきでると思います。
菅元首相の煽り立てた「脱原発」の責任は、現政権に
とってもらうべきです。
今、福井県の大飯原発の再稼働で揺れていますが、
再稼働に反対姿勢を見せていた橋下大阪市長が「再稼働なむなし」
という趣旨の発言をしはじめました。
私は以前から彼の発言を注意深く聞いていれば、いずれ
その方向の事を言うだろうと予想していました。
おそらく、本格的に夏が近づくにつれて、再稼働させる
方向の発言が多くなるような気がします。
しかし、そもそもエネルギー政策は国の問題でしょう。
以前から言い続けている地域主権の問題になるのは、
こういうところなのです。
いずれにせよ、最終決断は内閣総理大臣である
野田首相がしなければならないのです。
それと、最後に、福島の人々に対して、絶対に差別的な扱いなど
なされないよう、政府は最大限の注意を払い、努力
すべきだと思います。
最後に、渡部昇一先生の御著書から、引用させていただきます。
「マラーはショウジョウバエのオスの生殖細胞にX線を
当てることによって変異、つまり奇形が生ずること、そして
それには遺伝性があることを確認することに成功したという
論文を発表した。
(中略)
その後の研究で、現在の日本人に最も関係のある発見は、
DNAが絶えず傷つけられていること、そしてその傷がガンなどの
原因になることである。
特に活性酸素や自然に存在する放射線などにより、人体では
一日に百万件くらいDNAの傷が修復されているという。
そうでなかったら人体はたちまちガンだらけ、病気だらけになるはずである。
しかしならない。
というのは人体にはDNAの損傷を修復する酵素があるからである。
修復し損ねたところがガンなどになるわけだが、通常は
すべて修復されるので、われわれは無事に生きているわけだ。
ところが、例外的にDNAに修復酵素を欠く動物がある。
それがマラーが実験に使ったショウジョウバエの
オスの精子だったのだ。
(中略)
しかも、DNAに与えられた傷を修復する酵素は、低線量の
放射線被曝によって活性化するというのだ。
これはラジウム温泉の説明にもなり得るし、宇宙飛行士が
毎時四五マイクロシーベルト、すなわち半年で
十八万マイクロシーベルトの放射線を浴びながらも、
帰還後に検査すると内臓の状態を示す数値はむしろより良くなって
いるデータの説明にもなる。
また、女性宇宙飛行士が、
帰還後に子供を産んでも奇形児が生まれたケースが
ないことにも納得できる。」
(渡部昇一著『原発は明るい未来の道筋をつくる!』より)
転載、させていただいた記事です
http://ameblo.jp/water-heaven23/entry-11244257648.html
。
社会正義上、頬被りして逃げおおせるラインを遥かに超えた犯罪行為である。
政府当局もマスコミと一体だからたしなめることもしない(元々能が無いけど)。
ニュースに関しては既に「新華社ネットワーク〇〇テレビ」であり「人民日報××新聞版」なんだなぁ。露骨にプロパガンダの洗脳装置です。
この夏、熱中症で亡くなったとしても、それは昼間のピーク時に電力料金を上げた電力会社のせいじゃない。原発停止に導いたマスコミと当局として原発停止という「合法的テロ」を成功させた民主党のせいです。
火力発電所の中に、旧式の廃炉に近い状態のものを稼動させているのがかなりあり、突然の故障→日本国内大停電になる恐れがあります。
液化天然ガスを燃料に使う火力発電所増設が検討されてますが、ガスの炎が高温の関係で発電所装置の寿命が短い。燃料費が石油に比べ割高で将来の需要増から高騰する可能性がある。大量のC02を排出する。ガスの管理保管や発電所のメンテナンスが面倒などの欠点があります。
現時点では原子力発電が最もコストが安くかつ安定して大電力の供給ができます。
日本政府は早急に原子力発電を再稼動するべきです。