今年のセンター試験には、宗教に関する出題が出た
2011.01.16
1月15日、16日に行われたセンター試験で、世界史Bの第2問は
「世界史上の宗教をめぐる問題について述べた文章を読んで問いに
答えよ」という出題だった。 キリスト教史などの設問のほかに
中国宗教史の出題が目を引いた。宗教に関心のある方は、たとえば
次のような出題をチェックしてみては(質問形態など若干、
編集部が手を加えました)。
中国史上の宗教は、教義や戒律、経典などの面から、一般に儒教・
仏教・道教などに分類される。いずれの宗教も、孔子廟・仏寺・
道観などの礼拝施設(中略=編集部)を通じ、時には各宗教の要素が
混在した形で、人々の社会生活に浸透していった。歴代の王朝は、
これらの教義や教団の人材を、積極的に自らの体制へと取り込んだが、
その正当性を揺るがす教団に対しては、「邪教」「妖徒」として
熾烈な弾圧を加えた。
下線部の宗教(=「仏教」のこと)について述べた文として
正しいものを、次の①~④のうちから一つ選べ。
①唐の仏僧である義浄は、インドに赴いた。
②インドの仏教とイスラーム文化が融合して、ガンダーラ美術が生まれた。
③大乗仏教という名称は、上座部仏教の側が与えた蔑称である。
④チベットに建造されたトプカプ宮殿は、
ダライ=ラマの宮殿であった。
下線部(=最後の1文、「その正当性を揺るがす~弾圧を加えた」)
に関連して、東アジアにおける宗教と政治権力との緊張関係に
ついて述べた文として正しいものを、次の①~④のうちから一つ選べ。
①殷代に、仏教は弾圧を受けた。
②明の徐光啓は、キリスト教を排撃した。
③清代に、白蓮教徒は反乱を起こした。
④前漢の武帝は、焚書坑儒を行った。
正解:最初は①、次は③
(ア)
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=1052
より
(o^-')b グッ!!
(ToT) 知らんし
(o^-')b グッ