「沖縄から見た普天間問題」2
本日は、参院選沖縄選挙区で活躍された金城竜郎(きんじょうたつろう)氏より「沖縄から見た普天間問題」と題し、2回目のメッセージをお届け致します。
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【金城竜郎氏寄稿】
参院選投票日の2日前、私は普天間基地移設が予定されている名護市辺野古区で最後の街宣をさせて頂きました。
2回目の演説は村の反対側。今度は一番低い所から高台に向かって話をさせて頂きました。
気が付けば、じっと私の演説を立ったまま聴いてくださっている年配の方がいらっしゃいました。
ひたすら正論を訴えて来た私は「何かお気に触ることがあれば申し訳ございませんでした」と言って近付いていくと、「なかなか良いこと言うじゃないか。がんばりなさい!」とおっしゃってくださいました。
民主党政権が5月28日に日米共同声明で合意した、普天間飛行場の移設先である名護市辺野古区。
鳩山前首相が、辺野古の代替施設の位置、配置及び工法に関する専門家による検討を速やかに完了させる約束をした8月末の期限が迫る8月中旬、私は辺野古地区や普天間地区等を訪れ、地元の方々の生のお声をお伺いして参りました。
沖縄県民である私が改めて取材を行ったのは「本当の沖縄県民の民意、地元の民意とは一体何か?」を考え直したかったからです。
「日米同盟の未来」を決する沖縄県知事選も近づいていますが、私は、マスコミが報じる「作られた『民意』」ではなく、真実の「民意」に迫り、全国・全世界の皆様にそのありのままの真実をお伝えする義務を感じたからです。
ご承知の通り、鳩山前首相は昨年の総選挙の際、普天間基地は「最低でも県外」と騙り、それが沖縄の民主党候補者の公約となって、民主党は大勝しました。
民主党政権成立後も、鳩山前首相の思わせぶりな態度とも相まって「県外移設」のムードが醸成され、地元の左翼マスコミ主導で「辺野古移設反対」の流れが形成されて来ました。
しかし、130万沖縄県民の内、一体どれほどの方々が、辺野古や普天間住民の方々の今までのご苦労や今のお気持ちを知っていらっしゃるでしょうか?
辺野古住民の「苦渋の決断の末の移設容認」や普天間住民の「速やかな移設」を願う「民意」はほとんど報道されず、大規模集会等を開いて「県外・国外移設」を強く訴えているプロ市民の主張だけが果たして「沖縄の民意」なのでしょうか?
まずは、地元の方々の思いを知ることが必要ではないか。そう思い、多くの方々のお声に耳を傾けて参りました。(つづく)
金城 たつろう氏
HP: http://www.kinjou-tatsurou.hr-party.com/
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