【トヨタ社長証言】(1)「ごまかし絶対にない」
「米従業員と思い共有」
トヨタ自動車の豊田章男社長は24日、米議会の下院監視・政府改革委員会で行われた大規模リコール(無料の回収・修理)問題に関する公聴会で証言した。豊田社長は、トヨタ車の急加速問題の原因と指摘されている電子制御システムについて「誤作動は見つからず、設計上の問題はないと確信している」と強調した。豊田社長の証言、一問一答は以下の通り。
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タウンズ下院監督・政府改革委員会委員長「公聴会の第2部に入ります。証言していただくのは、トヨタ自動車の豊田章男社長、北米トヨタ自動車の稲葉良●(=目へんに見)社長の2人です。委員会の伝統により、証言の前に宣誓をしたいただきます。お立ちになって、右手を挙げて宣誓してください」
《2人が宣誓する》
タウンズ委員長「まず初めに、公聴会へ出席していただき、誠にありがとうございます。豊田社長には冒頭で5分間、ご説明をお願いします」
豊田社長「トヨタ自動車の豊田章男でございます。私は誰よりも車を愛し、トヨタを愛し、お客さまに愛していただける商品おを提供することを最大の喜びと感じ、その思いを、ディーラー・サプライヤーも含めた20万人の米国の従業員と共有をしてまいりました。しかしながら、この数カ月間、お客さまがトヨタ車の安全性に不安を持ち始めておられることに対し、大いなる責任を感じております。本日は、アメリカのみならず、世界中のお客さまに、いかにトヨタが品質・安全を大切にし、どのように取り組んでいるかを説明させていただきたいと思います。このような素晴らしい機会を与えていただいたタウンズ委員長、アイサ筆頭理事をはじめ、当委員会の皆様方に深く感謝申し上げます」
「私からは、品質管理に関する基本思想、今回のリコールの原因、今後の対応策の3点について説明を申し上げたいと思います。まず、一つ目には、トヨタの品質管理の思想についてであります。私自身も会社としてのトヨタも、絶対に失敗しない全能の存在ではありません。時には、欠陥を発見したり、失敗をしたりすることがあります。そうしたときに、必ず一度そこに立ち止まり、徹底的に原因を追究し、これを修正しさらに改善をする。絶対に問題から逃げたり、気がつかないふりをしたり、ごまかしたりということはトヨタの伝統と誇りにかけて絶対にやらない。そうやって、改善をくりかえすことによってさらに優れた商品を世に送り出す、これこそが創業以来、われわれがもっとも大切にしている基本思想です」
「トヨタでは、ものづくりを実践するため最大の鍵が人づくりであるという信念を持っています。従業員ひとりひとりが、どうすべきかを考え、改善を提案し繰り返す、それによってもっといい車をつくりだす、こうした価値観を共有して実践することができる人材育成をすすめてまいりました。われわれが米国で販売を開始してから50年、生産を開始してから25年がたちましたが、20万人の米国の従業員・ディーラー・サプライヤーともこの価値観を共有できたことが、私の最大の誇りであります」
産経新聞
【トヨタ社長証言】(2)
「全てのトヨタの車には私の名前が入っている。
車が傷つくことは私の体が傷つくこと」 (1/2ページ)
2010.2.25 07:40
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100225/biz1002250742005-n1.htm
【トヨタ社長証言】(3)
自らテストドライバーとして安全確認」 (1/2ページ)
2010.2.25 08:00
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100225/biz1002250802006-n1.htm
; ̄ロ ̄)あまりにも大きなものをしょいすぎて、
その重圧にお一人耐えて、いらっしゃるのでしょうね・・
。