「地方参政権問題」の背後に
民主党と「民団」の蜜月関係
(週刊文春 2010年1月21日号掲載)
2010年1月16日(土)配信@niftyニュース
今月十八日の通常国会召集を前に、民主党の小沢一郎幹事長
が頭を悩ませている問題が二つある。一つは東京地検特捜部
の捜査が迫る自身の政治資金問題。もう一つは昨年十二月の
韓国訪問で李明博大統領らに「来年の通常国会で実現したい」
と大見得を切った在日韓国人ら永住外国人への地方参政権付与
問題だ。
展開次第では政治生命を失いかねない金銭スキャンダル
の深刻さは言うまでもないが、政府・与党内に根強い反対論
がある地方参政権問題も、小沢氏がごり押しすれば、これ
まで黙って従ってきた民主党内から造反者が相次ぎ、深刻な
事態を招く可能性がある。
民主党関係者が解説する。
「二年前にもこの問題で党内が割れています。小沢氏側近の
川上義博参院議員らが、地方選挙権付与法案を昨年の通常
国会に提出しようと推進派議連を立ち上げたところ、反対派
の渡辺周衆院議員(現総務副大臣)ら約三十人の保守系議員
が、小沢氏と距離を置く渡部恒三氏を代表世話人に担いで
勉強会を結成し、にらみ合いになったのです」
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/bn-20100116-01/1.htm
当時、小沢氏は、渡部氏を委員長とする諮問機関「永住外国
人地方選挙権検討委員会」をつくり、これに結論を委ねると
いう線で矛(ほこ)を収めた。反対派の意見も一部取り入れ
た法案をまとめればいい、と小沢氏は簡単に考えていたよう
だが、反対派は竹島問題などを例に「地方議会が特定の勢力
に牛耳られ、国益を損なう恐れがある」と一歩も引かず、
結局、検討委は意見集約できないまま休眠状態に。最近の
小沢氏の積極発言は、これへのリベンジ宣言と受け止められている。
なぜ小沢氏はそこまで執念を燃やすのか。側近議員の一人
は「昨年の衆院選勝利には、民団(在日本大韓民国民団)が
ポスター張りから演説会場でのビラ配り、電話作戦まで、
組織を挙げて手弁当で民主党候補を応援してくれたことも
大きかった。しかし、ここで彼らとの約束を果たさなければ、
夏の参院選で応援してもらえなくなるという危機感がある」
と語る。
小沢氏は鳩山由紀夫首相に、政府法案として提出するよう
働き掛けている。「内閣主導なら造反しにくい」との読み
だが、前門の虎に後門の狼。国民新党の亀井静香代表
(金融担当相)が「俺は反対だ。閣議にかけられてもサイン
しない」と公言しており、首相は二の足を踏んでいる。
剛腕幹事長にとって、参院選前の最大の難関となりそうだ。
堂々と外国の団体に応援してもらってるのに、
なんで問題になんねえんだよ・・・2チャンネルからのご意見