理想国家日本の条件 自立国家日本 日本の誇りを取り戻そう! 桜 咲久也

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円高生かし内需主導型の経済成長を

2011年09月12日 00時00分01秒 | リバティ 学園 幸福実現党 関連  

サンケイビズ

ー円高生かし内需主導型の経済成長を

 

【ついき秀学のMirai Vision】
円高生かし内需主導型の経済成長を 2011.9.9


□幸福実現党党首

 欧米の公的債務問題などを背景にした円高が続いています。
急激な円高は輸出企業の業績を悪化させ、一時的な景気下振れの圧力
となることから、円高対策を求める声が大きくなっています。

 一方、9月2日に米労働省が発表した8月の雇用統計では、
非農業部門の雇用者数(季節調整済み)が前月比増減ゼロで、
2010年9月(2万9000人減)以来の低水準に落ち込みました。
直近の雇用統計などに示される米景況感の悪化と、これを受けての
米連邦準備制度理事会(FRB)に対する一層の金融緩和圧力の高まりから、
ドル安円高の流れは目先もしばらく続きそうです。

 ◆いたずらな円高悲観論を排す

 以前にも指摘した通り、急激な円高の要因の一つは、日銀の金融緩和が
不十分で日本がデフレ状態にあることに求められます。
したがって、日銀は国債の直接引き受けを含む、大胆な金融緩和策を行う
必要があります。

 とはいえ、欧州の債務危機がユーロ体制の矛盾を露わにしながら長期化
する一方、米国も雇用回復の鈍化と住宅市場の低迷が続き、かつてのように
世界経済を牽引(けんいん)する力を失っています。そうした中、相対的に
金融システムが安定しており、製造業に強みを有する日本の通貨が、
消去法的であっても「安全資産」として買われるのは、今後も避けられない
トレンドと考えられます。

1973年の変動相場制への移行以来、日本経済は幾度も大幅な円高を経験
しましたが、その都度これを乗り越えてきました。円高になると決まった
ように悲観論が喧伝されますが、最近でも韓国紙が「日本では奇妙なことに、
世界的な金融危機が発生するたびに円高傾向がもたらされる。普段は日本を
蔑んでいる世界の国々も、危機が起きると『やっぱり日本だ』という羨望の
まなざしで見るようになる」と、日本経済の強さを冷静に指摘しています。

 そもそも09年のわが国の輸出依存度は既に11.4%と、主要国では
米国に次いで低く、輸出産業だけにフォーカスした円高悲観論は一面的な見方
と言えます。輸出面でのデメリットも、時間の経過と共に原材料の輸入面での
メリットで埋め合わされていくものです。結局、通貨高は、その国の資産が
外貨建てで高く評価されることであり、国民経済の強さと安定性が買われて
いる面があることを素直に受け止めるべきでしょう。

 ◆あるいは「円の基軸通貨化」も

 円高が日本経済の強さの表れであり、長期的に不可避の流れであるとすれば、
政府や企業も円高を生かす形での成長を積極的に考えなくてはなりません。

 企業としては、円高で海外でのM&Aが行い易くなり、海外の需要を取り
込んでの成長を図れるようになります。円高を生かした海外資産の取得促進と
いう意味で、政府が8月24日に発表した「円高対応緊急資金制度」は一定の
評価ができます。同制度は、為替介入で積み上がったドル資金
(外国為替資金特別会計)から1000億ドル(約7.6兆円)の資金枠を設定
し、日本企業が海外の企業や資源権益を買収する原資にするというもので、
詳細な条件は不明なものの、産業界からは歓迎の声も上がっています。
ただ、同制度が1年間の時限措置では、効果は限定的となりそうです。

マクロ経済的な観点では、円高で有利になった輸入を増やして消費型経済を
盛り上げ、内需主導の経済成長を目指すべきです。具体的な政策の一つと
しては、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加など、自由貿易の
推進が挙げられます。TPPと言えば、すぐ農畜産物の関税撤廃の是非が想起
されますが、農畜産物以外にも例えば衣料品や革靴などに関税がかけられて
おり、これらが撤廃されれば、海外ブランドの製品なども値下がりして買い
易くなり、消費が大いに活性化されます。

 また、消費のみならず国内での設備投資や公共投資も促す必要があります。
その際、円の強さをベースに海外で円建て債券を発行して資金調達することも
できるでしょう。加えて、貿易決済も円建て化を進めれば、輸出企業の為替変動
リスクもなくなります。かくして円の国際化が進み、あるいは「円の基軸通貨化」
も視野に入るようになるのです。

                   ◇

【プロフィル】ついき秀学

 ついき・しゅうがく 1971年、大阪府生まれ。東京大学法学部第3類
(政治コース)を卒業後、宗教法人幸福の科学に入局。財務局長、専務理事
などを歴任。2009年、幸福実現党に入党。10年7月、幸福実現党党首
に就任。妻と2男の4人家族。趣味は読書と散歩。


http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110909/mca1109090501005-n1.htm

 




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