【台湾】馬総統が就任式初出席へ
ローマ法王庁、中台に波紋
産経新聞 3月16日(土)7時55分配信
【台北=吉村剛史】台湾の外交部(外務省に相当)は15日、ローマ法王に
選出されたフランシスコ1世の19日の就任式典に馬英九総統夫妻が出席する
と発表した。法王の就任式に総統が出席するのは史上初めて。
ローマ法王庁(バチカン)は中国と断交し台湾と外交関係を維持しており、
発表には対中牽制の狙いもあるとみられる。
史亜平・外交部常務次長(外務次官)が会見で明らかにした。馬総統の
バチカン訪問は2008年の就任以来初めて。馬総統と周美青夫人、史次長ら
5人が17日深夜、チャーター便で台北を出発。ローマに直行して19日の
式典に参加する。フランシスコ1世との会見も調整中という。
総統で、過去にバチカンを訪問したのは、独立志向が強く、中国と対立関係
にあった民主進歩党の陳水扁氏だけだ。在任中の2005年、当時の
ヨハネ・パウロ2世の葬儀に参列した。
史次長は訪問について「通常の外交活動だ」とし、選出結果が判明する前
から準備を進めてきたと説明。訪問が中国を刺激し、反発を招くとの懸念に
ついては、「コメントする立場にない」としている。
中国当局、新法王に警告 台湾総統は就任ミサ出席へ -
(大紀元)
【大紀元日本3月16日】バチカンと中国はいまだに緊張状態にある。
14日に新ローマ法王が選出された。これを受けて中国当局は
「台湾と外交を絶ち、内政干渉をやめる」ようローマ法王庁に警告した。
共産党が独裁政権に立った1949年以後も、中国との関係悪化に係わらず
バチカンは台湾と外交関係を維持している。台湾総統はバチカンとの関係を
保つために19日に開かれる就任ミサに出席する予定だ。
中国外務省の華春瑩報道官は14日の定例記者会見で、バチカンに対し
「台湾とのすべての外交を断絶し、中華人民共和国が中国を代表する唯一の
合法的な政府で、台湾はその領土の一部であることを認めるべきだ。
宗教事務を名目に内政干渉をしてはいけない」と述べた。
さらに新法王選出後の執政について「柔軟な態度で中国との関係改善のための
条件をつくることを希望する」と話した。
一方で、台湾総統府は15日、欧州で唯一バチカンと外交関係を結ぶ
台湾の馬英九総統が19日に開かれる就任ミサに出席するためバチカンを
訪れると発表した。
今後もバチカンとの関係を保つことを目的としていると見られる。
アルゼンチン出身のフランシスコ1世(ベルゴリオ枢機卿、76歳)は、
選挙会議2日目の最終投票で、選出に必要な投票総数の3分の2を大きく
上回る票を獲得し、新ローマ法王に決定した。ローマ法王はカトリックの
最高指導者であると同時に、バチカン市国の元首も兼ねる。
バチカンと中国の関係悪化は複数挙げられる。
共産党の強硬支配を拒否する中国国内キリスト教徒への宗教弾圧や、ローマ法王
のみが定めるはずの司教や聖職者を、共産党が認めるキリスト教会
「中国天主教愛国会」が無断に任命すること、台湾との外交に圧力をかける
ことなど。
ロイター通信によると今年7月、ローマ法王が選定し、なおかつ
中国天主教愛国会から脱退した中国人司教ディアス=マー氏は、上海の自宅で
軟禁状態にあるという。
また法王庁は、中国天主教愛国会が独自に司教に選出したジョセフ・フー氏を
認めないとしており、同氏はこれを不満を抱いているという。
(翻訳編集・ 佐渡 道世)
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中国を国連から追い出し、台湾を国連で国家認定しよう。
それでも文句をいうなら、国際社会から完全孤立させよう。
の状態を維持しているということですね。
中国を除いた常任理事国の承諾を得ても難しいということですね。だったら中国を追い出すか、日本が抜けるかしかないのかな。どうだろうね?
日本が国家として存在するためには報復を行うための怖さも持つべきです。
後に、アメリカも参加しなければいけないようなものです。
これは必ず国産にしなければなりません。