http://tocana.jp/2018/08/post_17779_entry.html より 2018.08.13
ブラジル政府が極秘UFO情報を大公開中! 軍が認定したUFO大量出現事件の詳細判明「20機以上がうじゃうじゃ…」
昨今、アメリカをはじめとした各国政府によるUFO情報公開が進んでいる。
そのような世界的なトレンドに先駆け、情報公開やUFO目撃情報の公的な記録を進めてきた国の一つが南米ブラジルである。
画像は「Disclose.tv」より引用
■ブラジルのUFO情報公開
オルタナティブメディア「Disclose.tv」の今月7日付の記事によると、ブラジルでは空軍の収集した
多数のUFO目撃情報が公開されているという。国立公文書館を介して公開された資料によると、
1952~2016年までに南米大陸全体で743件ものUFO目撃情報があったというから驚きだ。
ブラジルでは2004年に情報公開を求める現地UFOマニアのキャンペーンが始まり、2007年から順次、
空軍による情報開示が行われているという。すでに700件以上もの目撃情報が公開されているが、
ブラジル政府は2010年、空軍に対してUFO目撃情報を公式に記録するよう命令を出しており、
今後も多くの情報が開示されると期待されている。
さて、すでに公開された資料の中には、ブラジル史上でも有名なUFO目撃事件に関する文書が
含まれていたという。それは1986年にサンパウロ上空にUFOが現れ、空軍もその存在を公式に認めたという事件である。
■The Official UFO Night
1986年5月19日、午後7時30分。サンパウロ州サン・ジョゼ・ドス・カンポスの上空にUFOが現れた。
サンパウロやブラジリアの複数のレーダーも空に浮かぶ8つの飛行物体を確認し、午後10時23分頃、
リオデジャネイロのサンタクルス空軍基地からF-5戦闘が発進し、現場へと急行した。
また、アナポリスのレーダーでもUFOが確認され、ミラージュIII戦闘機が発進した。
画像は「YouTube」より引用
午後11時15分、F-5のパイロットたちはレーダーが捉えたUFOの1機を目視で確認した。
前方12マイル(19.3メートル)を飛行する物体は白く発光し、左から右へ移動したのち、高度を上げた。
さらに色が白から赤、緑、青と次々に変化していったという。戦闘機は太平洋上を200マイル(321キロメートル)ほど追跡した。
また同じ頃、ミラージュIIIのパイロットたちも、信じられないほど速く飛行する物体を目撃している。
その速度は音速の15倍を超えていたという。地上のレーダーは戦闘機の近くに13個ものUFOを捉えている。
戦闘機はUFOの後方に付こうとしたがなかなかうまくいかず、翌日午前1時45分頃、UFOは姿を消してしまった。
UFOに囲まれる戦闘機のイメージ。画像は「YouTube」より引用
19日夜から20日未明にかけ、地上のレーダー50台が少なくとも20個のUFOを捉えたという。
この異常事態に航空機の飛行には制限がかかっていた。当時上空にいた民間機のパイロットたちも
UFOを目撃している。UFOは高速で飛行しながら90度方向を変えるなど、地球上の飛行機では
不可能な動きを見せていた上、音も全く出していなかったという。
この前代未聞の事態に、当然のことながらブラジルは大騒ぎとなった。在ブラジルの米国大使館も、
この事件について本国に報告を送っていたとされる。後に空軍はUFOの出現を公式に認め、この事件は
「The Official UFO Night」と呼ばれるようになった。
The Official UFO night in Brazil - 1986 (ENG subs)
動画は「YouTube」より引用
空軍は事件そのものについては認めたものの、その調査結果については長く公開してこなかった。
しかし、近年の情報公開でこの事件に関する機密書類の一部も公開され、目撃者の戦闘機パイロットや
地上管制官の証言などが明らかになった。
UFOの正体を大気圏に落下してきたスペースデブリ(宇宙ゴミ)とする説や光や熱の誤認説も存在したが、
報告書はそれらの説を否定しているという。また、事件の際に撮影されたビデオが存在するようだが、
そちらはまだ情報公開の対象にはなっていない。情報開示は進んでいるとはいえ、まだまだ隠蔽されている情報は多いようだ。
各国政府が進めるUFO情報公開。トカナでは今後も世界各国のディスクロージャープロジェクトの行方を追っていく。
(編集部)
参考:「Disclose.tv」、「BBC」、「3xSTRANGE」、ほか