元首相を描く異色の小説 「反田中」の石原慎太郎氏が出版
作家で元都知事の石原慎太郎氏(83)が、田中角栄元首相(1918~93年)に成り代わって一人称で語る小説「天才」(幻冬舎)を22日、出版。若手衆院議員時代の石原さんは「反田中」の急先鋒だった。ロッキード事件や日中国交回復など毀誉褒貶が激しい角栄氏の波乱の生涯をたどりつつ、その内面描写にも挑んだ異色の小説が話題を呼びそうだ。
石原氏は後書きで、交通インフラの整備や資源外交、テレビメディアの「造成」など、角栄氏の政治的業績の大きさを挙げ、「先見性に満ちた発想の正確性」を現在の日本のありようが証明していると断言。執筆動機を「政治に関わった者としての歴史に対する責任」と説明した。
物語は、角栄氏が「俺」という一人称で人生を回想する設定。故郷・新潟での少年期に「根回しの大切さ」や「金という化け物」への身の処し方を学んだ逸話が語られる。ロッキード事件での逮捕は「不条理」として、米国の策謀をにおわせている。
石原慎太郎氏が田中角栄元首相の"霊言本"『天才』を執筆?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10796 2016.01.23
元東京都知事で作家の石原慎太郎氏が22日、田中角栄元首相に成り代わり、一人称でその人生を回想する小説『天才』(幻冬舎)を出版した。注目すべきは、書籍の帯や同日付の日経新聞に掲載された広告に、「衝撃の霊言!」というキャッチコピーが付けられていることだ。
かつて、石原氏は田中角栄のことを「金権政治家」として批判していたが、同書では「未曽有の天才」と高く評価。「ロッキード事件により無慈悲に奪われてしまった田中角栄と言う天才の人生は、この国にとってかけがえのないものだったと改めて知ることは、決して意味のないことではない」と出版の意義を力説している。
あとがきによると、執筆の動機は森元孝・早稲田大学教授から「田中角栄のことを一人称で書いたらどうですか」という提案を受けたこと。その後、石原氏は、田中角栄に関する数多くの本を読みあさる中で、さまざまな"啓示"を受けたという。
若い世代の人々は、石原氏を「政治家」と認識している人も多いだろう。だが、元々は作家であり、1955年、一橋大学在学中に執筆した『太陽の季節』で芥川賞を受賞。その後も、多くの作品を世に出し、作品が映画化されるなどした。
一時代を築くほどの作家であるならば、作品をつくるときに、さまざまなインスピレーションを受けたり霊的な支援を受けたりすることもあるだろう。その意味では、今回の『天才』も単に空想の産物とは言えないかもしれない。
霊言には高い悟りと霊格が必要
ただ、厳密に言うと、「霊言」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象を意味し、関連した本を数多く読んで執筆したとしても、それは「霊言」ではない。霊言は、霊界からこの世へメッセージを伝える方法として、人類の歴史の中で連綿と行われてきた。世界宗教と言われる仏教、キリスト教、イスラム教も、実は「霊言」から始まっている。たとえばイスラム教を興したムハンマドは、洞窟の中で瞑想しているとき、首を絞められる感覚に襲われ、神の言葉を詠まされた。それを記録した『コーラン』は「霊言本」と言える。 現在、霊言を通じて、「あの世の証明」を行っているのが大川隆法・幸福の科学総裁である。これまでに600人を超える歴史上の人物の霊や政治家などの守護霊を呼び出し、350冊以上の本を発刊している。「これほど多様な霊言をこのスピードで出すことが可能」という事実からも、現在進行形で霊界の証明を行っているといえる。
巷にはイタコなどの霊能者を名乗る者は数多く存在するが、明確に霊人を特定してその本心を聞き出せるのは、高度な悟りを開いた者に特有のものだ。霊言の最中にも総裁自身の意識ははっきりとしており、外国人の霊であっても呼び出し、総裁の言語中枢で同時通訳することができる。霊人の声を地上に降ろす「霊言」という新しい概念が、多くの人に違和感なく受け入れられることは、日本が唯物論国家を脱して、霊性の時代に入っていく一つの兆候と言えるだろう。
(小林真由美)
【関連書籍】
幸福の科学出版 『守護霊インタビュー石原慎太郎の本音炸裂』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=798
幸福の科学出版 『救国の秘策-公開霊言 高杉晋作・田中角栄- 』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=66
幸福の科学出版 『景気回復法』-公開霊言 高橋是清・田中角栄・土光敏夫- 』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=83
【関連記事】
2014年 1月15日付本欄 「タイトルだけ大賞」に霊言17冊がノミネート 今年は"REIGENブーム"が席巻する?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7222
2015年2月号 「霊言学」のすすめ - 500人超の霊言を研究する - Part1
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8928
2013年10月号 大川隆法著作シリーズ1300冊の歩き方2 - 本誌編集長が聞く1300冊の衝撃
http://the-liberty.com/article.php?item_id=6539
「幻冬舎社長 見城徹の守護霊霊言『成功しなきゃ、仕事じゃない!!』」
政治家の転生(日本)
慈眼大師…南光坊天海、智楽院とも呼ばれる。大僧正徳川家康の側近として、江戸幕府初期の朝廷政策・宗教政策に深く関与した。
。