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北朝鮮が宗教活動などで8~12万人拘束 米朝首脳会談で提起へ 米国務省が年次報告書
2018/05/30 09:19
【ワシントン=加納宏幸】米国務省は29日、各国の信教の自由に関する2017年版報告書を発表した。
北朝鮮で宗教活動に携わった人が処刑や拷問の対象になるなど「苛酷な状態」に置かれており、
政治活動や宗教活動で政治犯収容所に拘束されているのは約8万~12万人に上るとの推計を示した。
ブラウンバック国際信教の自由担当大使は記者会見で、トランプ大統領が信教の自由の問題で行動を取るとし、
米朝首脳会談が開かれれば、トランプ氏が「取り上げる」と述べた。ポンペオ国務長官も記者会見で
「世界における信教の自由の尊重はトランプ政権の優先課題」と強調した。
報告書は中国では習近平国家主席への権力集中が進んだ昨年10月の党大会前から宗教活動への
締め付けが強まり、現在も継続中であると指摘した。
米政府は北朝鮮や中国について、イランやサウジアラビアとともに、信教の自由を著しく侵害している
「特定懸念国」の10カ国に含めている。
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