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成長戦略の代償に、赤字中小企業への課税!? 税収は国家経営の成果のはずだ

2014年06月30日 00時00分00秒 | リバティ 学園 幸福実現党 関連  

成長戦略の代償に、赤字中小企業への課税!?

税収は国家経営の成果のはずだ

2014.06.28

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/37/dd574f2ab2a8828a53975f10a17529ff.jpg

http://the-liberty.com/article.php?item_id=8074

政府はこのほど、「アベノミクス」第3の矢の一環として、新たな成長戦略「日本再興戦略」、

「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針)を閣議決定した。

 

成長戦略の中心として位置づけられたのが、「法人減税」。日本では、企業の所得に対する

税負担である「実効税率」は東京で35.64%と、世界的にも高水準だ。「骨太の方針」では、

実効税率の引き下げについて、「数年で20%台を目指し、来年度から引き下げを開始する」と

明示した。法人税減税は企業の国際競争力を高め、節税対策での赤字計上を

いとわない企業を減らす上でも、必要な措置だろう。

 

しかし問題なのは、「法人税引き下げ分の財源を確保する」として、中小企業への

課税強化が検討されていることだ

 

政府税制調査会は、今回の成長戦略を受け、法人税改革への提言を示す見通しだという。

その中には、「外形標準課税」という、赤字企業でも賃金などの総額に応じて払わされる税を、

中小企業に適用するという案が盛り込まれる。

 

当然、中小企業からは強い反発があり、年末に向けて激しい議論が交わされることになるだろう。

 

4月に行われた消費税率引き上げの結果、中小企業の4割が商品や取引の値段を、上げずに

据え置いている(中小企業家同友会全国協議会が行ったアンケート)。つまり、増税分を利益や

賃金などを削る形で負担しているのだ。さらに消費税が10%にまで引き上げられると、中小企業に

とってますます厳しい経営環境となる。ここで赤字を計上している中小企業に、

追い討ちをかけるように課税を強化すれば、倒産も増えるだろう。

 

そもそも現在、約7割の企業が赤字であり、法人税を払えていない。税収が足りない根本原因は、

「税率」が低いからではなく、企業が儲かっていないからだ。財源を確保しようとするなら、

それらの企業を黒字化させ、胸を張って税金を払ってもらうのが筋だ。

 

今回の課税強化案は、法人税を減税するにあたり、経済成長による税収といった“不確実"なものを

当てにするのではなく、「恒常財源」を確保すべきだとの意見から出てきた。しかし、そうした発想が、

増税、景気悪化、税収減の悪循環に陥っている原因だ。政府の赤字は、政府の国家経営の成績だという

考えをとらなければ、経済成長していくことは難しいだろう。

アベノミクスが、本当の意味で首尾一貫し、成功することを望みたい。(光)

 

 

【関連記事】

2014年6月7日付本欄 安倍首相が法人税減税の時期明言 成長志向型の税構造に期待

http://the-liberty.com/article.php?item_id=7959

 2014年5月30日付本欄 法人減税でも財源確保?それより放っておけない「赤字7割」

http://the-liberty.com/article.php?item_id=7928

 2014年3月号記事 アベノミクスは共産主義化した? (Webバージョン) - 編集長コラム

http://the-liberty.com/article.php?item_id=7258

【関連書籍】

幸福の科学出版 『自由の革命』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1162



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
確信犯 (Unknown)
2014-06-30 00:33:23
真綿で首を絞めるようにジワジワと国富を減少させていますね。
役人はわざとやってるんじゃないですか?
燃料も消費税も上がったのだから、法人税と社会保険料はセットで下げないと大半の企業はもちませんよ。
返信する
Unknown (泣き虫ウンモ)
2014-06-30 03:53:50
財務省の頭が、70年代入省組から後少しで80年代に変わろうとしている。
希望のようなものがあるのか無いのか、知りたいですね。
経済学の進展の歴史と関係があるのかな。
返信する

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