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日本人に死刑執行=6人目、覚せい剤売買で―中国 時事通信
7月17日(金)9時15分配信
【北京時事】覚せい剤を売買したとして中国広東省で死刑判決が確定していた60代の日本人男性に対して6月下旬、刑が執行されていたことが分かった。
中国での日本人の死刑執行は、2010年4月に4人、14年7月に1人それぞれ麻薬犯罪で行われており、今回が6人目。
日中関係筋が17日明らかにした。死刑を執行された男性は10年、広東省で覚せい剤約3キロを売買したとしてほかの日本人と共に拘束され、13年に死刑判決が確定した。
6月中旬に裁判所から広東省広州の日本総領事館に刑執行の事前連絡があり、北京の日本大使館は中国外務省に「高い関心」を伝えた。薬物犯罪に厳罰で臨む中国政府は外国人も例外扱いしておらず、中国国内で同犯罪に絡んで拘束・服役している日本人は今回の男性を除き43人。
中国が日本人男性の死刑執行
中国から日本へ覚せい剤を密輸しようとした罪で、中国で死刑判決が確定していた50代の男性に対して7月25日、死刑が執行された。中国で日本人の死刑が執行されたのは、2010年に4人に対して執行されて以来で、日中国交正常化以降は5人目。男性は、知人の日本人の男と共謀して、中国・大連から覚せい剤を日本に密輸しようとしたとして、身柄を拘束された。覚せい剤の取扱量が数キロに及んだことから、2012年12月に死刑判決が下され、13年8月に上訴が棄却されて刑が確定。家族の面会が許可され24日、家族が死刑囚に面会したという。中国で麻薬関係で身柄を拘束されている日本人は44人、このうち刑が確定している人は33人で、死刑が確定しているのは2人、執行猶予つきの死刑判決が確定している人は6人となっている。中国は殺人などの暴力犯罪以外に、麻薬や汚職にも死刑が適用されることがあり、2013年だけで数千人に対して死刑が執行された可能性があるという。