「報道されないトモダチ作戦」
本日は沖縄第3区支部長の金城タツロー氏より、
米軍の活躍と地元紙の報道について3回に分けて
メッセージをお届け致します。
本日は「報道されないトモダチ作戦」と題し、
1回目のメッセージをお届け致します。
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【金城タツロー氏寄稿】
東日本大震災の被災地の皆様に心からのお見舞いを
申し上げるとともに、お亡くなりになられた方々の
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
今、米軍は「トモダチ作戦」と名付けられた災害支援活動に、
かつてない2万人規模の兵士を派遣し、高い機動力を
駆使して救援活動を展開しています。
地震発生後、米軍は太平洋を航行していた
原子力空母ロナルド・レーガンを仙台沖に直行させ、
直ちにヘリで捜索・救命活動に乗り出しました。
そして自衛隊では着陸困難な陸地への着陸、緊急物資の輸送、
救助活動、果ては小学校の体育館の掃除まで支援活動が
及んでいます。
しかし、沖縄では米軍の活動はほとんど報道されていない
ばかりか、批判的な報道が目立っています。
こうした報道に対して、4月7日、
産経新聞は「沖縄、米軍への共感じわり 地元紙は
『普天間問題に利用』主張」という見出しで、
沖縄の地元紙2紙への批判記事を掲載しました。
私が沖縄県知事選挙に向け活動していた頃、
愛媛の経営者の方が、遠く沖縄で唯一「日米同盟堅持」
「普天間飛行場の県内移設」を主張していた私への
エールとして半月分の『産経新聞』を段ボールに詰めて
送ってくださりました。
「沖縄の新聞は偏向しすぎていて、これでは正論を言っても
理解されない。せめて、県民が本土新聞を読んでいれば、
もっと公平な立場で知事選候補者の政策を比較することが
できる」とのご配慮からでした。
ちなみに総世帯数約46万の沖縄では沖縄タイムス、
琉球新報の2紙がほぼ99%のシェアを誇っています。
その他の本土の新聞は読売450部、朝日1,304部、毎日320部、
日経6,845部、産経227部
(朝刊ベース、日本ABC協会2010年上半期調べ)となっており、
寡占状態にあります。
その方が心配された通り、選挙告示翌日の新聞に、
私の顔写真とわずかな政策が掲載されましたが、
それ以降は毎日毎日、普天間基地の県外移設を主張する
2候補の一騎打ちというコンセプトのもと記事が組まれました。
私の写真も政策も全く掲載されず、まるで候補者が二人しか
いないかのような様相を呈しておりました。
ある有権者の方は「こんなのは選挙じゃない」と憤っていました。
沖縄県本部の本部長、幹事長、広報局長も何度も新聞社へ
足を運び、「金城も立候補しているのに、全く掲載しないのは
フェアじゃない。どうか掲載してい頂けませんでしょうか」
と哀願するも「お宅を掲載すれば、わが社の見識が疑われる」
とまで言い放つ態度にはあきれてしまいました。
かように「見識高き」沖縄の地元二紙は、米軍の
東日本大震災災害支援に国民の称讃や感謝の声が絶えない
今の時期に、米軍の沖縄での評価が高まることを危惧した
ためか、被災者や使命感で命がけの災害支援活動を
展開している米軍に対して批判キャンペーンを始めました。
(つづく)
金城 タツロー
HP: http://ishin0507.ti-da.net/
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