理想国家日本の条件 自立国家日本 日本の誇りを取り戻そう! 桜 咲久也

マスコミで報道されないような
情報と日記です(^▽^)/
世界と日本の危機を伝える・・

「子ども・子育て支援新制度」のゆくえ

2014年08月19日 18時00分00秒 | リバティ 学園 幸福実現党 関連  

「子ども・子育て支援新制度」のゆくえ

  
 

[HRPニュースファイル1097]

http://hrp-newsfile.jp/2014/1646/

 文/愛知県本部副代表(兼)青年局長 中根 ひろみ氏



 ◆子ども・子育て支援新制度

平成24年8月、自公民3党合意を踏まえ、子ども・子育て関連3法(【1】子ども・子育て支援法 

【2】認定子ども園法の一部改正法 【3】児童福祉法の一部改正等関係法律の整備法)が成立しました。

そして、いよいよ来年4月から、「子ども・子育て支援新制度」が本格的にスタートするということで、

今年は全国各地で説明会が行なわれ、私も参加しました。

説明会に参加している理事長や園長は、まず何が変わるのかを理解することから始まりますが、

正直なところ最たる関心事項は「公定価格はどうなるのか」ということです。

保育業界は、国からの予算なしには成り立たない業界になっていると、私自身、認可外保育施設の

立ち上げに携わった後に、社会福祉法人の保育園園長を務める中で実感しているところです。



 ◆公定価格と保育業界

「公定価格」とは、政府が経済統制を目的として決定する価格です。自園もこれにより決まった

予算をもとに保育運営を行っています。

保育業界における公定価格の骨格に関しては、内容が複雑なためここでは触れませんが、公定価格は、

社会主義国家の計画経済の下で行われるものが代表的です。

今の保育業界は、規制緩和により株式の参入が行われるなど「自由経済」の兆しが見えつつありますが、

根本的には経済統制のもとに存在し、民間の自由な経済活動が制限されています。



 ◆保育所の成り立ち

初めて児童福祉法が制定されたのは、戦後、昭和22年で、保育に欠ける児童を保育することを

目的とした児童福祉施設である「保育所」が国の制度として誕生しました。

その後、ベビーブームによる出生数の増加に対応し、保育所の量的拡充が課題となったことに加え、

高度経済成長の時代には、既婚女性の就業者数が増加したことから、保育所の整備促進が必要とされました。

しかし、現在はその逆で、不景気の影響で、子育てに専念したくても働かざるをえない既婚女性が増加

したことから、保育にかける児童が増えている状況です。

 待機児童の問題は、園を増やしたり、認定こども園など制度を複雑にしなくても、景気を悪化させる

「消費税の増税」をやめ、経済を成長させることで、多くの保護者の悩みが解決します。



 ◆新制度のための予算

ところで、「子ども・子育て支援制度」は、幼児期の学校教育、保育、地域の子ども・子育て支援の

「質の向上」と「量の拡充」を図ることが目的ではありますが、この新制度を実施するための予算が

どこからくるのか、ご存知でしょうか。

「社会全体による費用負担」つまり「消費税引き上げによる増収分から、毎年7,000億円程度が

充てられる」ということになっています(実際には、0.7兆円程度を含めて、1兆円超程度の追加財源が必要)。

しかし、消費税率8%への引き上げの影響を受けた4~6月期の実質GDP(国内総生産)は、

年率換算で6.8%のマイナスとなりました。



 ◆子どもたちの未来のために

幸福実現党は、「社会保障と税の一体改革」の先にあるのは、国民の富を「税金」として大量に吸い上げ、

「富の再配分」を行う「社会主義国家」であると、警鐘を鳴らし続けてきました。

「社会保障と税の一体改革」と称し、それが財政を圧迫し、更なる増税が要求され、経済が徐々に疲弊し、

働かざるを得ない保護者で溢れ、家計も心もゆとりがなく、虐待にも繋がりかねません・・・

これは国民にとっても、子ども達の未来にとっても幸福なこととはいえません。

「量の拡充」のためにできることは、前述の通り「消費税の増税」をやめ、待機児童を減らすことです。

「質の向上」に関しては、規制を緩和し民間に委ねてゆけば、競争原理の中でより質の高い

保育サービスを受けることができます。

「子ども・子育て支援新制度」は、「消費税の10%への増税」と共に、今後、見直しが必要であると考えます。


--------
◎幸福実現党公式サイト http://hr-party.jp/
◎HRPニュースファイルサイト(バックナンバーがご覧いただけます)
http://hrp-newsfile.jp/






最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。