アジアと呼応する中東?~イランの不審な動き~
彦川 だいし 氏、ブログ転載
2011-12-30 00:31:45
年の瀬も迫ってまいりました。
マスメディアの目は金正日総書記の葬儀に向けられて
いますが、北朝鮮と核開発で共同歩調をとっていると
疑惑をもたれているイランが、活動を活発化させています。
具体的には、24日にイラン海軍がホルムズ海峡で
軍事演習を実施。27日に副大統領がイランへの経済制裁
実施の際にはホルムズ海峡の封鎖を持って報復するという
メッセージを欧米に対して発信。
28日には、イランの海軍司令官が「イラン海軍にとって
海峡封鎖は、水一杯を飲むよりもたやすい」と発言。
金正日総書記の葬儀が行われているこの時期に、イラン
海軍があえて軍事演習を行い、欧米に対する挑発を行って
いる事の意味を考えるべきでしょう。
イランが挑発を繰り返す事で、国際社会による北朝鮮への
改革圧力が散漫になる可能性があります。
北朝鮮の核や拉致問題を解決するチャンスは、来年を
逃せば二度とやってこないと考えられます。
野田首相はインドとの間で海上安全保障の強化を確認
しましたが、中東の安定にも積極的にコミットする姿勢
を見せるべきでしょう。
また、イランによるホルムズ海峡の封鎖は、原油など
エネルギー消費量が急増している中国にとってもリスク
となるわけですから、イランに軍事的冒険を起こさせない
"仲間"に入るよう、中国に対して圧力をかけるべきです
http://ameblo.jp/sekai-to-otomodachi/
以上
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「イランと北朝鮮がミサイル技術交換」国連報告書、イランは否定
2011年05月18日
http://www.afpbb.com/article/politics/2800781/7229971
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