『超救助犬リープ』と、災害救助・レスキュー関係情報
転載、させていただいた記事です
災害救助犬やレスキューロボットの活動に対する興味が嵩じたあげく、『超救助犬リープ』という
ジュヴナイルを書いて「第25回 日本動物児童文学大賞」を受賞した、石黒久人のブログ。
しばらくサボっていましたけど、再開。http://blog.livedoor.jp/super_rescue_dog/
レスキューロボットコンテストとは
レスキューロボットコンテストは、大規模都市災害における救命救助活動を題材としたロボットコンテストです。
多くの方々に防災や災害対応ついて関心を持っていただいたり、次世代の研究者・技術者を育てたり
多くの方々に防災や災害対応ついて関心を持っていただいたり、次世代の研究者・技術者を育てたり
することを主な目的として開催しています。
阪神・淡路大震災の後、ロボットやメカトロニクスの研究者が集まり、救命救助機器の技術的な
阪神・淡路大震災の後、ロボットやメカトロニクスの研究者が集まり、救命救助機器の技術的な
課題を調査・研究しましたが、その際に救命救助の活動や機器に関する啓発や広報も重要であることを
痛感しました。 そこで、レスキューシステムの拡充という大きな目標に向けて継続性と求心力を得るための
一つの手段として、1999年にこのコンテストを提案しました。 その後、ロボフェスタの公認競技として
認可され、実行委員会を設立、2001年以降毎年開催してきました。
本コンテストは現段階では本物の「レスキューロボット」の「コンテスト」ではありません。
本コンテストは現段階では本物の「レスキューロボット」の「コンテスト」ではありません。
しかしこれは単なる「レスキューごっこ」でもありません。 1/6(*)の模型を使ってはいますが、
このコンテストには、レスキューロボットを実現するためのエッセンス
(遠隔操縦技術、対象物をやさしく扱う技術、複数のロボットの協調技術等)がいくつも詰まっています。
2014年07月05日04:42
夏休みにおすすめの本
石黒久人著
本作は、救助犬リープと犬訓練士“担当”さんとの深い愛情が表現された心温まる物語です。
人と犬との信頼関係に加え、リープの視線で展開される物語も軽快で、読者対象となる
小学校高学年のお子さんたちにも、とても読みやすい文体です。
それに加えて、著者がアニメを意識して書いたという災害現場の描写も、ビジュアルが 明確に
それに加えて、著者がアニメを意識して書いたという災害現場の描写も、ビジュアルが 明確に
大迫力で迫ってくるリアルな描写が特徴です。
救助犬のほかに警察犬、盲導犬、聴導犬など職業犬というと一見似たように見えてしまいます。
しかし、実は犬の性格によって、役割によって適性があることも作品を通じて知らせてくれます。
なかでも本書の主人公の救助犬について、いかに災害救助という危険と隣り合わせの中で、
危険を厭わず活躍する存在であるのか、救助犬について理解を深めるストーリーとなりました。
訓練現場の密着取材したことによって、災害救助犬育成者からも圧倒的な支持を得ております。
さらに、救助の中で奪われてしまういのちと主人公のリープの思いがつながっていくところ。
そのいのちの永遠性を説くファンタジックな描写は、
大人も泣ける奇跡と感動の魂を揺さぶるストーリーとなっています。
絵本作家の第一人者葉祥明氏も、その描写に大絶賛。
「この物語は災害救助犬活動の真の姿を通して、人と人、人と動物の間に愛と信頼ある限り、
その絆は生と死を超えて永遠である、ということを感動と共に教えてくれる」と推薦文を寄こしていただけました。
普通の救助犬とはちょっと違う運命を持ち、主人公のリープがなぜ『超救助犬』と呼ばれるように
なったのか、災害救助のカテゴリーを超えた奇跡の物語です。
災害救助というという社会性もあり、夏休みの課題図書として最適な作品です。
石黒久人さんについて
石黒久人 (いしくろ ひさと)
1961 年3 月27 日生まれ。山梨県勝沼町出身。
小説・脚本を中心に、オピニオン誌等のライターを務める。幼少の頃、『鉄腕アトム』『サンダー
バード』『シャーロック・ホームズ』等から「おはなし」の魅力に取り憑かれ、作家を志す。
1961 年3 月27 日生まれ。山梨県勝沼町出身。
小説・脚本を中心に、オピニオン誌等のライターを務める。幼少の頃、『鉄腕アトム』『サンダー
バード』『シャーロック・ホームズ』等から「おはなし」の魅力に取り憑かれ、作家を志す。
1995 年、阪神大震災の時には、直後から災害現場での炊き出し、支援物資輸送にボランティアとして参加。
その後、神戸で行われた「レスキューロボット」のイベントで災害救助犬のことを知り、取材を重ねる。
2012 年 『貧乏神バスターズ・インク』が「ユートピア文学賞2012」にて佳作を受賞。
2013 年 『超救助犬リープ』が「第25 回 日本動物児童文学賞」にて大賞を受賞。
表紙イラスト、本編挿絵「あも~れ・たか」さん
。
犬は友達!
どんどん、売れてほしいね。