【トランプ氏、中加墨を関税で脅す 日経平均も一時下落】
米国のドナルド・トランプ次期大統領は、自身のSNS上で、来年1月の就任初日に
麻薬や移民対策として、メキシコとカナダからの全ての輸入品に
一律25%の関税を課すと投稿した。
また、中国からの輸入品には既存の関税に上乗せして10%の追加関税を課すとしている。
トランプ氏は「フェンタニルを始めとする麻薬と、違法移民の米国侵攻が
止むまで関税は残る」と強調した。
トランプ氏は選挙戦で、中国からの全ての輸入品に60%の関税をかけると発言。
また、他にも自国産業を守るための関税導入など保護主義的な貿易政策を
公約に含めた。
米国は現在、カナダとメキシコとの間に北米自由貿易協定(NAFTA)という
関税協定を結んでいる。関税が実際に導入されれば、メキシコの工場拠点で
商品を製造し、米国市場向けに輸出している日本企業にも影響を与える恐れがある。
こうした懸念を背景に、26日の日経平均株価は、一時前日終値より約760円安い
3万8020円まで下落。その後取り戻したが、終値も338円安の3万8442円だった。
【米中貿易戦争の停戦? もしトラでマスク氏が果たす役割は】
🗨️「トランプ氏が再選された場合、マスク氏が米中のテクノロジー、
貿易分野の課題の重要な調整役になることが想像できる」
米ブルームバーグ通信が実業家でインターコネクテッド・キャピタル
創設者のケビン・シュー氏の言葉として伝えた。
5日に投開票される米大統領選で、共和党のドナルド・トランプ候補が
政権に返り咲いた場合に、米実業家イーロン・マスク氏が要職に起用
されるとの話が持ち上がっている。この場合、米国と中国との経済関係に
影響を与えるとの観測もある。
元国防総省職員で、アメリカン・エンタープライズ研究所の
デレク・シソルス上級研究員は、「マスク氏は中国で特別な扱いを受けており、
中国政府はトランプ氏が返り咲いた場合に、マスク氏を通してトランプ政権に
何らかの影響を与えようとするだろう」と話す。
マスク氏の保有するテスラ社の自動車の半分は中国で製造されており、
中国はビジネス面で大きな利益を与えているからだという。
だが同通信は、マスク氏の対中姿勢は、他のトランプ氏に近い人々の意見とは
違うと指摘する。マスク氏は台湾は中国の統制下に置かれるべきで、
中国からの電気自動車輸入への関税は撤廃すべきだと主張している。
これはトランプ氏のいう「全ての中国からの輸入品に60%の追加関税を課す」
とする脅し文句とは正反対のものだ。
これまでにマスク氏は、トランプ陣営に1億1800万ドル(約180億円)の
寄付を行っている。トランプ氏は、自身が再選されたらマスク氏を
「影響力ある職位につける」と発言している。
>トランプ氏、中加墨を関税で脅す 日経平均も一時下落🇲🇽を漢字で書くと「墨西哥」って事を初めて知ったのでスプートニクは勉強になるねえ。調べちゃったもん。
— crazy-bic (@crazybic1) November 26, 2024