小沢裁判の闇を明らかにした渾身の著書
こぶな将人氏、ブログ転載
小沢裁ぐ転載判の闇を明らかにした渾身の著書
[2012年07月09日(Mon)]
森ゆう子、という参議院議員は、私が民主党在籍時代から知られている方
でした。ある意味「猛女」の一人ではあります。確か、安倍内閣の強行採決に
反対して、議長さんの机の上にハイヒールを履いたまま上った画像を
見た記憶があります。
ちなみに、当時は自民党には元プロレスラーの大仁田氏がいて、
こちらは議長を守る立場だったようです。
さて、私には、そうしたイメージがあった森議員ですが、今回の一連の
小沢事件について書いた「検察の罠」を読んで、ここまで赤裸々な検察批判
をした方はいなかったのではないか、と思い、また小沢事件について何が
問題なのか、検察が行ってきたことがいかにひどいことであるのかが
わかりました。そして最後に、消費税増税反対についても熱く述べています。
以前、私も小沢事件について、検察審査会のメンバーがなぜか二回とも
平均年齢「34.11歳」だったことに疑問を表明したのですが、森議員は
この著書の中で明確に「検察が誘導しやすい年齢を意図した」と書いています。
確かに、平均年齢が34歳だと、まだまだ社会的な経験も浅く、検察側の
「説明」に対して容易に説得されてしまう可能性が高いです。
そして今回の事件の特徴としては、この検察審査会に提出された報告書の中で
「捏造された事があきらかになった書類」が含まれており、その書類が
今回の小沢一郎氏起訴の重要な証拠とされたようなのです。
明らかに、ウソをでっち上げて、裁判にもちこまれたということが真相の
ようです。
この著書により、私も小沢事件のおおよその全貌を理解することができました。
正直、これが民主主義国家、法治国家といえる日本の実態と思いたく
ありません。この著書の中で、小沢氏自身が「おそらく自分が政権の座に座る
ことにより、官僚機構が崩壊するかもしれないという恐怖心から自分の政治生命
を奪いにきたのだろう」と述べていますが、大変説得力のあることばでした。
官僚は、特に財務官僚、検察の官僚は自分たちが日本の中心を握っている、
と思っているのがヒシヒシと伝わってきます。
幸福実現党的な見方をすると、90年代後半、新進党立党時の小沢氏は、
間違いなく日本をボロボロにしてしまう可能性をもって、徹底的な批判を
繰り広げてまいりました。多くの国民の中では、当時の豪腕ぶりを見て、
アレルギーを感じてしまう方もいるかもしれません。
それが、マスコミの小沢バッシングとあいまって、現在の状況を作って
いると思います。
ただ、今回の裁判について、この著書を読む限り、小沢氏は完全に官僚の罠に
はまってしまったようです。今回の離党により50人程度のグループになりそう
ですが、残念ながら政治的な勢力として、大きな力を発揮するには至らないでしょう。
おそらく、小沢さんの人徳ゆえに、森ゆう子氏の著作も迫力のあるものになって
いると思います。個人的な思いは以前のブログに書きましたので控えますが、
もうそろそろ小沢さんもご自分の天命を悟られることを期待いたします。
http://blog.canpan.info/kobuna/archive/1088
転載、させていただいた記事です
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