次女の保育所の修了式が終わった夜、結婚記念日のお祝いも兼ねて、夫がケーキを買ってきてくれました。一緒に「これ、岩崎書店から来てたで」と机の上にパサっと置かれたのは、一枚の封筒。
あっ、ああっ!! これは! 封を開けなくてもわかります。福島正実SF記念賞の発表。岩崎書店の公式ホームページを見て、落選したことはわかっていましたが、中身が気になります。でも、ケーキを早く切らないと、すでに次女ははしっこの部分を取って食べているし…。
急いでケーキを切り分け、夫の夜食の用意をして、封を開きます。今回応募したのは今まで書いたなかで一番好きな作品。一次選考にでも残っていないかと期待しましたが、自分名前はありませんでした。
ガックリしながら、家族が寝たあと、選考経過と選評をじっくり読みました。すると、落ちた理由がハッキリとわかりました。これほどまでにハッキリとわかったのは初めてです。自分に足りないもの、何を勉強すればいいかも見えてきました。これを埋めるには、まだまだ時間がかかるかも…。
昨年、一昨年とがむしゃらに走ってきましたが、今年はペースを落とし、ゆっくり作品と向き合おうと思います。