【創作びより】

【創作ブログ】3年生に聞いてみた


朝、テレビを見ていたら、ん!と思うことばがふたつ、飛びこんできた。
ひとつは、ベネチア映画祭で、栄誉金獅子賞を贈られた宮崎駿監督のことば。
「大人の中に眠る子供の心をめざめさせたい」
そうかぁ、この方はこのスタンスで創っておられるのかぁ。
うちの子供達は、宮崎監督の作品が出るたび、次から次と夢中になる。そのハマり方はあきれるほどすごい。
どこにその秘密が隠されているのかと常々思ってたけど、ヒントを頂いたような気がした。
ふたつめは、『チャーリーとチョコレート工場』に出演しているジョニー・デップのことば。
「自分がいなくなっても、子供が自分の作品を見て、誇りに思ってくれるような作品を残したい」
かっこいいーっ!!あまりのかっこよさに、わたしも絶対絶対マネしようと思った。子供が誇りに思ってくれるような作品。子供だけじゃなく、孫までも……。
ぬおーっ!!とやる気がわいてきた。
改めて、応募要項を見直す。 「小学3、4年生から読めて…」とある。
3年生・・・。チラッと横を見る。マンガばっかり読んでる3年生がそばにいる。この際だから、聞いてみよう。
「あのな、もし、お話を読むとしたら、どんなお話が読みたい?」
マンガを裏返しに置いて、立ち上がる娘。
「えっとぉ、私はぁ…」
両手を組んで、夢見るように語りはじめる。
「おかしやさんとかパンやさんがだーいすきやからぁ、どうぶつがパンをつくるひととか、レジをするひとでぇ、てんちょうさんは、こども。だからな、いろーんなたのしいパンをつくるどうぶつたちのパンやさんのおはなしがよみたいねーん」
わ、悪いけど、ぜーったいムリ。今回の賞は、そんなあまったるいネタではムリ…と思いながら、ほこさきを変えて聞いてみた。
「宇宙のおはなしとか、わかる?」
「宇宙のおはなし? そんなん、きらい」
み、身も蓋もない。ただ、長女のお友達に聞いても、同じような答えが返ってくるかもしれない。
なんせ、3年生で一番貸し出しの多い本は、まじょ子シリーズ。ちょっと前まで大ブームだったのが、たまごっち。いま爆発的に流行っているのが、オシャレ魔女ラブandベリー。カードをスキャンして、ファッションセンスを競い合うゲーム。
このあたりの子供達が楽しんでくれるものを書こうと思ったら、かなり頭をほぐさないといけないかもしれない。どうぶつたちのパンやさんはムリだけど…、お気楽~で、たのし~ものを書いてみよう!!


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