朝、夫が出かけしなに、「これ、面白いでぇ、めちゃくちゃハマるで」といって、1冊の本を置いていった。『江原啓之への質問状』(徳間書店)。フリーライターの女性が、スピリチュアル・カウンセラーの江原さんに、様々な質問を投げかける1冊。先週、本屋さんで買って、夫がいつ読み終わるかと楽しみにしていた。まさか、締め切りの日に渡されるなんて…。パソコンの台の上に載せておくも、ついつい気になって、読んでしまった。
なかでも、「天職」と「適職」について、すっごく面白いことが書いてあった。江原さんがいう「適職」とは、お金を稼ぐための仕事。「天職」とは、自分のたましいための仕事。「天職」だけではなかなか食べていけないので、生活するためには「適職」が必要で、この両方をバランスよく持っていることが大切なんだとか。
「天職」かどうかを見極めるには、お金にはならないけれど、それをすることで人に喜んでもらえるか、たましいが満たされる喜びがあるかを考える。たとえば、子育てや料理が好きな人にとっては、家事も立派な天職。
なんだか、今まで気負ってたものがストンと落ちた気がした。ずっと心のどこかで、書くことを生活の糧にできれば…と思っていたところがある。それで焦っていたのも正直なところ。でも、そっか、「天職」と「適職」は別なんだと思うと、スッキリ割り切れた。
最近就いた仕事を「適職」として、童話を書くことは「天職」にできればいいなぁと思えるようになった。「天職」は、趣味から始めていいのだとか。本当の「天職」であれば、趣味と違って途中で飽きないと書いてあった。
そう思うと、急に気が楽になって、もっと人を楽しませるようなものを、喜んでもらえるようなものを書こうと肩の力が抜けていった。童話に対する思いも、かなり変わってきた。とにかく楽しもうと思えた。
しかし…、極端なわたしは、肩の力を抜き過ぎた。3時すぎに作品が仕上がり、いざプリントアウトしようとしたら、A4の紙がない! 紙だけは腐るほどあると思ってたのに!! 夫の部屋を探すも、B4もA3も見つからない。あわてて、自転車を飛ばして、スーパーへ買いに行く。子供たちを迎えに行ったあと、応募用紙や封筒に大急ぎで書きこみ、家を飛び出したのは、5時10分前! うぅっ、今年初の応募で、またやってしまった…。
まぁ、いいか。今年は、天職と思って、気楽にいこう。
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