2020年1月13日(月)、ようやく、20歳の成人式を迎えることができました。
自閉症のノエルを育てている間、小さな頃は、(この子は成人を迎えることができるのだろうか……)と正直、半信半疑でした。
それが、こうして、晴れの日を迎えられたこと、数えきれない方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
成人式というと、まずは、朝から区民センターでの集まりがありますが、長女カノン(23歳)のときは、30分以上前に会場に到着したにも関わらず、人数が多すぎて、会場に入ることができませんでした。
仕方なく、モニターで会場の様子を見ていたわけですが、ノエルがその状況だと、間違いなく、暴れます(笑)
家族会議をした結果、小学校の集まりから、参加することに。
長女のときは、区民センターからの流れで、みんなで小学校に行き、タイムカプセルを掘り起こしていたので、なんか、そんな感じかなぁと思いながら、お世話になった鯰江小学校へ。
裏門から入ると、野球チームの人たちしかおらず……、もしかして、今年は小学校での集まりはないのかなぁと思いながら、懐かしい図書室の前を通り過ぎ……、
なまず大王の前で、はい、ポーズ!
しまった! 小学校でのイベントは何もないのかも……と思っていると、正門の前に、晴れ着姿の女子たちが!
「担任の先生方も来られていますよ」
「どこにですか?」
「体育館です」
行ってみると、なんと! 講堂で、「新成人のつどい」の準備が整い、同級生たちが集まっていました。
どこに行くにもアルバムを肌見放さず持ち、眠るときも枕もとにアルバムを置いているノエル。
全員の顔と名前をしっかりと覚えているので、本物の同級生と出逢うことができ、さぞ、うれしかったと思います。
そわそわと、落ち着きません。
12時37分、式が始まりました。
第一部は、来賓の方のご挨拶や、当時の校長先生のお話。
なまずえダンサーズのちびっ子たちもお祝いに駆けつけてくれました。
校長先生が話しておられるというのに、ノエル、席を立って、ウロウロし始めました。
大好きな男の子を発見したようです! メガネもかけていなくて、雰囲気がガラリと変わっているのに、わかったんだぁとビックリ。
第2部は歓談タイム。ノエル、サンドイッチやお菓子を食べまくっています(^o^;
そして、一人ずつ、マイクを回しながら、近況報告。
「大学で心理学を学んでいます」
「救急救命士として、救急車に乗っています」
「プラスチック関係の会社で事務をしています」
「毎日2時間かけて、滋賀の大学に通っています」
「大学に通いながら、ダンスをしています」
「バンドをしています」
「USJで裏方の仕事をしています」
「京阪電車で働いています」
「大学で英語を勉強していて、今年、留学します」
「来月から、オーストラリアに行きます」
「結婚して、子どもがいます」
「今年の春から、彼女と同棲します」
卒業して8年。みんなの成長ぶりにすごく驚かされ、こんなにステキな若者が支えてくれている日本って、いい国だなぁと思いました。
ノエルもマイクを持ち、何を言うのかとヒヤヒヤしていると……、
「東京ディズニーランドと東京ディズニーシーにいっぱい行きました」
と話していました。8歳のときに行ったきりですが、また、連れて行ってあげないと(^_^;)
14時に終了かと思いきや、みんなで記念撮影。
14時に終了かと思いきや、みんなで記念撮影。
ノエルは大好きな森野先生のおとなりに。
手にはアルバムを持ったまま(笑)
大好きな小見さんも、すぐそばに。
女の子たち、みんな、とってもきれいです。
男の子たちは、とっても凛々しい。
次に会えるのは、いつでしょうか……。
残念ながら、晴れ着を用意してあげることはできませんでしたが、なんとか頑張って、今年中には、記念撮影に行きたいと思っています。
普段着でしたが、参加できて、よかったです\(^o^)/