朝、長女が「書き初めで、なんて書いたらええやろう?」と聞いてきました。
いつも、長女の質問は突然です。
焦っているのを悟られないよう、貫禄たっぷりに答えます。
「今年の目標とかいいんちゃう?」
「目標って?」
「どうなりたいかってことやん。強靭とか、天真爛漫とか」
「そんなん、まだ習ってないもん。もっとお正月らしいのを書きたいねん」
なかなか、注文の多い娘です。
「お正月ねぇ。『初』ってつけたら、それらしくなるんちゃう。初春とか、初夢とか」
「それ、教科書にのってたし」
「そしたら、初鰹はどう? 美味しそうやし」
あれ、でも季節が違うのかなと苦戦している私に、夫が助け舟を出してくれました。
「初荷はどうや? 初荷は」
いい年をした大人二人が必死で考えているのに、娘の表情がどんどん渋くなっていきます。結局、書いていたのは、『初詣』でした。
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