兵庫県の西宮市大谷記念美術館で開催中の「2018イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」に行ってきました。
5枚1組の作品を用意すれば、プロ・アマ問わず参加できる、世界でも最大級のコンクール。
選出された作品はどれも発想力、独創力、構成力に優れ、丁寧に練り上げられた世界観に圧倒されます。同じようなタッチやテーマ、構図、色遣いの作品はなく、それぞれが個性を放つ作品ばかり。
どのイラストものびのびと描かれていて、不思議な物語の世界にグイグイ引き込まれていきます。
今年19歳になる次女は、お腹の中にいたときから、ほぼ毎年見に来ています。子どもたちが小さな頃は、三姉妹揃って見に来ていました。
2007年8月(11年前)
2008年8月(10年前)
大好きなボローニャ絵本原画展、わが家の楽しみ方をご紹介します。
◆ストーリーを楽しむ
今年、入選を果たしたのは、25か国77作家の作品。5枚の絵にはすべてタイトルが書かれています。
アニュアル(入選作品カタログ)には5枚すべて掲載されていない作品も多く、1枚ずつのタイトルも掲載されていないので、ぜひ会場で5枚のイラストとそれぞれのタイトルを楽しんでみてはいかがでしょうか。
◆子どもと一緒に楽しむ
美術館の多くは静まり返っているイメージがありますが、大人も子どもも会話を楽しみながら鑑賞しているのが、ボローニャ展の魅力。物語について、子どもたちと想像力をふくらませながら見ると、楽しいですよ。
◆映像を楽しむ
2階の一番奥の会場では、今回入選された方のインタビュー映像を見ることができます。イラストレーターの方なら、この映像を見ると「自分も頑張ってみよう」「応募したい」「絵本を売り込みに行きたい」という気持ちをかき立てられるかもしれません。
◆絵本を楽しむ
2階には、これまで入選された日本人作家の絵本も数多く並んでいます。ソファーにゆっくり腰かけ、ほっとひと息つける空間です。
◆お土産を楽しむ
美術館のショップでは、入選作が掲載されたアニュアル(作品集)や、これまで入選した作家さんの絵本、ポストカード、クリアファイルを購入できます。ポストカードはお手頃価格な
◆庭園を楽しむ
西宮市大谷記念美術館を訪れた際は、庭園も散歩してみてください。よく手入れされた庭では、季節の木々や草花を楽しむことができます。
美術館の入り口横から、庭園へ…。
都会の中とは思えない静かな光景。「海!」と次女。惜しいぞ、次女。
岡本太郎の彫刻は、時を経てもフォトジェニックですね。
【大谷美術館の公式ホームページはこちらです】