いこのべ堂 営業記

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はたして人類は月に行ったのか?

2004年08月28日 22時53分41秒 | 映画と読書
「人類の月面着陸は無かったろう論」副島隆彦著。

書店でやたらと目についたので買ってしまいました。
アポロ11号で人類が初めて月面着陸した1969年は私の生年。
地球人類全体がアポロフィーバーで高校時代の同級には長男なのに十一郎君なんてのもいたっけ。

その月面着陸が実は嘘だったのでは?という話、UFO絡みのトンデモ本では良く目にしますが、この本はマジメそうだったので手にしました。

著者の主張点は主に以下の4つ。

1.NASAが公開している月面歩行の映像は本物か?誰がどうやって撮ったのか。

2.35年も前に月面着陸を6度も成功させたのだから、もう一度行ってみせてくれ。

3.何故月面を精密に写さないのか?アポロ計画の痕跡が見つかるはず。

4.現在でもロケットの軟着陸、再発射は技術的にできない。これもやって見せてくれ。

これらの疑問点には全くもって同感です。
しかし、着陸したことの証拠の証明責任はNASAにあり、我々着陸反対派は疑問を投げかければ良いだけだというこの本の論理には「?」です。

著者自らが文系を自認しており、(人間を文系、理系と分けるのも好きではありませんが)、感情的で科学的論拠が薄いのも致命的。
それを補完すべく自分のサイトに寄せられた"弟子"からのメールを転載するだけなのも能が無い。
また、同じ話題が何度も繰り返され、特に著者に対する謎の圧力団体の話がうざったい。
もう少し整理すればもっと良い著作になったのにと残念です。

ちなみにJAXA(日本宇宙航空研究開発機構)のアポロ疑惑に関する反論はこちら-> 人類は月に行っていない?

私自身は月着陸は捏造で実際は無かったと思っています。

いずれネス湖のネッシーや英国のミステリーサークルのように実は「やらせ」だったと証言する人が出て来るのでしょうか。
十一郎君の名前の由来の運命や如何に。



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